三陽ミュージアムでは、外の季節よりひと足早く、館内で春の花々が見ごろになっています。外の花壇や温室でもこの時期ならではの花々が見られますので、どうぞお楽しみください。
 
[アトリウムフラワーガーデン]
 館内アトリウムは、「早春の庭」というテーマの花壇を展示中です。春の花々でいっぱいの花壇で、ウサギや卵など、イースターのモチーフもちりばめられています。
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 こちらの花壇にはウサギのオブジェがたくさんあります。

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 中央の花壇には、卵のカラの大きなオブジェが。中に入って、記念撮影できます!

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 ムスカリやフリージア、写真には写っていませんがマーガレットなど、まだまだ屋外では咲かない花を植栽しています。

【ハーデンベルギア】 マメ科 ハーデンベルギア属
 この時期に鉢花でよく出回るハーデンベルギアは、別名「コマチフジ」といい、マメ科の常緑性のつる植物です。原産はオーストラリア。小さな花が集まった10㎝ほどの花序をたくさんつけます。紫、白、淡いピンク色などの花色があります。耐寒性はそれほど強くありませんが、当館では外の庭でも冬越しします。
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 こちらが前庭のもの。去年の台風で被害を受け、例年より花数は少なそうですが、現在つぼみがついています。

[植物企画展]
 アトリウムの中庭側で、「縁起の良い植物展」を1月27日まで開催しています。
 千両、万両、南天、万年青(おもと)など、おめでたいいわれがある植物を集めた展示です。ご来館の際はお立ち寄りください!
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[光庭]
 光庭では、中央のシンボルツリーの下で冬の花が咲いています。
【ヘレボルス ニゲル】 キンポウゲ科 ヘレボルス属
 ヨーロッパ原産。クリスマスの時期に咲くことから「クリスマスローズ」と呼ばれるようになった植物です。「ローズ」とつきますがバラの仲間ではなく、キンポウゲ科です。
 「クリスマスローズ」は本来は本種だけを指す名前でしたが、日本ではヘレボルス属全体の総称として使われます。よく流通するガーデンハイブリッドと呼ばれる交配種は、屋外では2~3月頃に咲きます。
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 光庭のエゴノキの下で見られます。



[温室]
 ラッパバナ、ドンベヤ、オオベニゴウカンなど、この時期の花々が楽しめます。
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 まずは中庭から温室の窓越しに見られる花です。

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 こちらでは、ピンク色の「ドンベヤ ウォリキー」と、黄色の「ウコンラッパバナ」が見頃です。

【ウコンラッパバナ】 ナス科 ソランドラ属
 大人の手のひらほどもある、大きなラッパ型の花で、黄色の花にえんじ色のすじが入ります。咲き始めはクリーム色のように薄い色、時間がたつにつれて濃い黄色になっていきます。花は3日ほどで落ちます。
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 大きく存在感のある花です。この花は咲いてからだいぶ時間が経っています。

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 温室の中、2階の橋の脇では、引き続き赤いフワフワの花、「オオベニゴウカン」がよく咲いています。今年は花数が多いです。



[キッチンガーデン]
【ロマネスコ】 アブラナ科 アブラナ属
 ロマネスコはカリフラワーの園芸品種です。円錐形の、渦を巻いたような形がたくさん集まったような、インパクトのある見た目をしています。食べ方はブロッコリーやカリフラワーと一緒です。 
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 ロマネスコの他にも、ケール、紫キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーなどの冬野菜が元気に育っています。



[前庭]
 前庭ではビオラとカンザキハナナ(菜の花)が見ごろになっています。
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 満開の菜の花。ここだけ春が先に来たようです。

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 それ以外にも、見頃の花がありますのでご紹介しましょう。

【ギョリュウバイ】 フトモモ科 レプトスペルマム属
 ギョリュウバイはニュージーランドやタスマニアに分布する低木です。もともとは一重ですが、品種改良で八重のものが登場しました。当館の花も八重咲きの園芸品種です。ひとつが直径1.5cmほどの小さな花ですが、枝を覆うようにたくさんの花をつけるので、木全体が花の色になります。開花期は冬から春のあいだで、長く咲き続けます。
 薬効があることで有名な「マヌカハニー」の「マヌカ」の木は、このギョリュウバイの仲間です。
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[ローズガーデン]
 ローズガーデンでも、冬を代表するような花が咲き始めています。
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 こちらの桜の木がある一角なのですが、地面に咲く小さな花です。

【スノードロップ】 ヒガンバナ科 ガランツス属
 冬の寒い時期に咲く花で、和名は「待雪草」。属名の由来は「乳」と「花」を組み合わせたもので、花の色から来ています。花茎は10cm程度で、垂れ下るように花がつきます。暖かい日中は花を開き、夜になると花を閉じます。暖かい空気を花の中に閉じ込めて、花粉などを保護していると考えられるそうです。
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