三陽ミュージアムでは、モモ、ヒメリンゴなど春の花木や、キンセンカやポピー、スイセンなどの春の花々が見ごろになっています。
 館内、アトリウムの花壇は模様替えがありました。新しいテーマは「ワールドスプリングガーデン ~イングリッシュガーデンにあこがれて~」です。春から初夏の花々をたくさん使った庭をご覧いただけます。

 どうぞ、春らんまんの三陽ミュージアムをお楽しみください!
 
 180406_01
 現在の前庭花壇です。アイスランドポピーが見ごろになっています。

 180406_02



[アトリウムフラワーガーデン]
 「イングリッシュガーデンにあこがれて」のテーマで、花々が主役の花壇を展示しています。
 春から初夏の花々をお楽しみいただけます。
 180406_05
 入口入ってすぐの花壇です。ダリアの花がよく目立ちます。

【セリンセ マヨール】 ムラサキ科 セリンセ属
 セリンセはヨーロッパ、地中海沿岸の一年草です。根元から分枝して50㎝ほどの高さになります。うつむいたよううに紫色の下向きの花を咲かせ、ロウ質の花や葉の色がユニークです。寄せ植えなどでも活躍します。
 180406_06

 
 180406_07
 館内の花壇はカラフルで、世界各地が原産の花々が見られます。

 180406_08
 シャクナゲやアジサイなど、低木類の花も花壇を彩っています。

【スカビオサ "アメジストピンク"】 マツムシソウ科 スカビオサ属
 スカビオサは日本に自生するマツムシソウの仲間です。主に、ヨーロッパ原産の「セイヨウマツムシソウ」の園芸品種がよく出回ります。品種によって花の大きさ、花茎の長さなどに違いがあり、花色も紫、桃、白、赤など様々です。花壇用、切り花用に使います。この「アメジストピンク」は、花の径が6㎝ほどと大型で、草丈も高いタイプです。花の作りが繊細で美しいです。
 180406_09

 180406_03
 こちらがアトリウム中央の花壇。白いコテージと、大きな木、イギリス産の石「コッツウォルズストーン」を使った石積み、石畳がポイントです。
 
 180406_04
 青色のデルフィニウムや、この写真のルピナスなど、縦に伸びる形の花が、この花壇のポイントになっています。


 180406_10
 アトリウムの一番奥の花壇にはクンシランが登場しました。濃い緑色の葉と、オレンジ色の花の対比が美しいです。
 


[温室]
 温室では、ヒスイカズラが開花中です。また、ゲットウやキフゲットウが、間もなく見ごろになりそうです。
 180406_11
 小さめの房が多いのですが、開花が続いています。

 

[キッチンガーデン]
【ヒメリンゴ】 バラ科 マルス属
 観賞用のリンゴの仲間で、庭園木に利用します。4月頃の花と、秋に熟す実の両方が観賞に向きます。実は直径3cmほどで、柄が長く、いくつかがまとまって実ります。
 現在は花が咲いています。つぼみはピンク色、花は白。少しだけ芽吹いた若葉も合わせて、とても爽やかな印象の花です。
 180406_12
 
 180406_13
 キッチンガーデンの壁沿いで見られます。



[ローズガーデン]
 さて、屋外花壇の様子も少しご紹介しましょう。ローズガーデンは、現在、チューリップ、スイセンなどの球根類や、花木類が見ごろとなっております。バラも芽吹き始め、花の咲くシーズンが今から楽しみです。
 180406_14
 スイセンやスノーフレークの花が花壇の主役です。

 180406_15
 こちらの花壇からは、花壇の背面に咲く花木をご紹介しましょう。

【ベニバナトキワマンサク】 マンサク科 トキワマンサク属
 5mほどになる常緑低木で、学名は「Loropetalum chinense(ロロペタルム キネンセ)」といいます。赤花のものは変種で、総称で「ベニバナトキワマンサク」や「アカバナトキワマンサク」と呼ばれ、花や葉の色が異なる園芸品種があります。学名の「ロロペタルム」は、ギリシア語の「革ひも」と「花弁」に由来し、花弁の形にちなみます。
 180406_16
 
 180406_17
 花が美しく、強健で育てやすいため、生垣で見かけることも多くなりました。

 180406_18 
 次は、芝生の広場からご紹介しましょう。

【ハナモモ "照手桃"】 バラ科 サクラ属
 花を観賞するタイプのモモをハナモモと呼びますが、その中でも樹形がほうき型になるタイプで、八重咲きの園芸品種です。濃い色の八重咲きの花が枝を覆うように咲き、遠目に見てもよく目立ちます。
 180406_19

 180406_20