三陽ミュージアムでは、現在温室の「ヒスイカズラ」の花が見頃を迎えています。屋外では、カワヅザクラにかわってオオシマザクラや、コヒガンザクラなどほかの種類のサクラ、その他の花木が見頃になってきており、花壇のポピーやビオラなどの花々も、日増しに色鮮やかになるように感じられます。
 建物の中も外もどんどん春らしく移り変わる三陽ミュージアムをどうぞお楽しみください。

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 温室のヒスイカズラです。現在たくさんの花がご覧いただけます。


[アトリウムフラワーガーデン]
 中央の白い教会を中心に、春の花々が咲き誇る花壇を展示しています。チューリップに囲まれたタマゴ型のオブジェや、教会の中には入ることができます。記念撮影もぜひお楽しみください!
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 花壇には、元気をもらえるようなカラフルな花がいっぱいです。

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 教会の中にも花壇があります。ベンチに座って眺められるようになっています。



[中庭]
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 写真の奥、温室の窓越しにはヒスイカズラの花がよく見えます。

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 晴れている日は温室内から見ると逆光になる時間帯も多いので、こちらの窓越しに見るのもおすすめです。

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 花壇では色とりどりの花が咲き競っています。



[キッチンガーデン]
 普段は目にすることの少ない、野菜の花が見られますよ!
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 今回はこちらのコーナーからご紹介します。

【ブロッコリー】 アブラナ科 アブラナ属
 本来は、未熟な蕾を食用にしている、八百屋さんではおなじみの野菜です。そのまま育て続けると、花茎が縦に伸びて薄黄色の花がぎっしりと咲きます。1本でブーケのようです。
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【ソラマメ】 マメ科 ソラマメ属
 ソラマメはマメ科の野菜で、5月頃に若い種子を収穫し、食用にします。現在、白い地に黒い模様の入る花が、キッチンガーデンで見られます。
 漢字では「蚕豆」と書きますが、これは、さやが小さいときに蚕の形をしている、また、蚕がまゆを作るころに実るため、などのいわれがあります。
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 キッチンガーデンのものは草丈40cmほどです。



[前庭]
 バス通り側の斜面では、ユキヤナギが満開で、スイセンと一緒に楽しめます。
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 ユキヤナギの奥にはソメイヨシノもありますが、当館のものはまだ1~2輪が開いた程度です。

 ユキヤナギの斜面のトレリス(柵)をはさんで反対側には、芝生の広場がありますが、ここからひとつご紹介しましょう。

【アーモンド】 バラ科 サクラ属
 植えてから3年経ち、細い枝1本だけだったアーモンドも徐々に大きく成長しています。花は桃の花によく似ていますが、径が4cmほどあり、やや大きめです。花は薄桃色ですが、花の中心部は赤色が濃く、優美な花です。
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【ハーデンベルギア】 マメ科 ハーデンベルギア属
 オーストラリアが原産の常緑のつる植物で、早春に花を咲かせます。藤のような小さな房になった花で、別名「コマチフジ(小町藤)」の名前でも流通します。紫のほかに、白、薄紫などの花色もあります。
 ほかの花にさきがけて、柵を覆うように咲くのは見事ですが、耐寒性はやや弱いので、育てるときには注意が必要です。
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 前庭で見頃です。

 さて、建物に近い場所の向かって右側では、満開になったサクラが見頃になっています。
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 写真の右奥の煙突の下、白い花が咲いている木です。

【オオシマザクラ】 バラ科 サクラ属
 伊豆七島、伊豆半島、房総半島などに分布するサクラのひとつで、芳香のある白い花が特徴です。葉は塩漬けにして、桜餅を包むのに使います。
 咲き進むと、花の中央部が赤くなってきます。
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 花と一緒に葉が出始めるのも特徴です。



[ローズガーデン]
【サンシュユ】 ミズキ科 ミズキ属
 原産は朝鮮半島で、江戸時代に薬用植物として渡来しました。6~7mになる落葉高木で、早春には黄色い花、5月ごろには赤い実が楽しめます。切花や庭木、盆栽用として利用します。
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 ローズガーデンのウッディーテラスの脇で咲いています。