三陽ミュージアムでは、現在「フローラルクリスマス」を開催しております。クリスマスの飾りつけもいよいよ24日(日)まででおしまいです。この機会に、花でいっぱいのクリスマス空間をご覧くださいませ。

 なお、館内では土・日曜日の夕方にキャンドルを点灯しています。16時ごろ、薄暗くなってから点灯を始めますので、ぜひお楽しみください。

 外の花壇では、ビオラやパンジーのほかに、冬咲きの菜の花が咲き始めました。宿根草の花壇などはどうしても寂しくなってくる季節ですが、散策するとエリカやギョリュウバイ、ヒイラギナンテンなど、冬に咲く低木の花々がご覧いただけますので、この時期に咲く花を探してみてください。



[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムの花壇は、「フラワーアンティークチャペル」というテーマで展示を行っています。乗って写真が撮れる、木製のトナカイが引くソリや、トナカイの飾り、白い木の教会など、クリスマスらしく素敵な展示です。
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 花壇では、ポインセチアやシクラメン、クリスマスベゴニアなど、この季節らしい植物が、クリスマスの飾りと一緒に楽しめます。
 


[植物企画展]
 アトリウム中庭側の窓際で、植物企画展の「ポインセチア&クリスマスフラワー展」を開催しています。
 ポインセチアのたくさんの園芸品種や、クリスマスにちなんだ名前の植物、植物を使った飾りなど、解説とともにご覧いただけます。
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 ポインセチアだけでも20種ほどを展示中です。色あい、苞の形など、同じポインセチアでもさまざまです。見比べてお楽しみいただけます。

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 クリスマスの飾りなども紹介しているこのコーナーから、品種名にクリスマスとつく植物をひとつご紹介しましょう。

【エリカ "クリスマスパレード"】 ツツジ科 エリカ属
 エリカの交雑種「エリカ・ヒエマリス(Erica × hiemalis)」の園芸品種とされるエリカです。株は横には広がらず、コンパクトにまとまります。針葉樹のように、細くとがった葉が茎を囲むようにつきます。横向きに、3cmほどの細長い筒型の花をつけます。花色は桃色です。細かい毛が生えており、柔らかそうな印象です。
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[中庭]
【ビオラ "バニーイヤーズ"】 スミレ科 スミレ属
 品種名のとおり、上の花弁が細長く、ウサギの耳のような形になるビオラです。丸みのある花が多いビオラの中では特殊な形で、近くで見ると面白いです。
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 園路沿いで見られます。
 このほかにも中庭では、プリムラ、ストック、ハボタン、キンギョソウなどなど、冬の寒さに負けない花々や、前回ご紹介した「ハイカンツバキ」などが見頃です。

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 花壇のハボタンとプリムラです。内側のハボタンは草丈が高いため、足元にプリムラが植わっているような形になり、立体的にも楽しめる植栽です。

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 温室内で咲き始めた花が、中庭からよく見えます。「ドンベヤ」と「ウコンラッパバナ」、どちらも冬に咲く花々です。



[温室]
【メディニラ アラタ】 ノボタン科 メディニラ属
 メディニラはノボタン科の低木です。この「アラタ」種(Medinilla alata)は、図鑑にも詳細が載っておらず、最近になって日本に導入された花かと思います。当館では、数年前に植えた小さな株ですが、花をつけました。花序(花のあつまり)は15cmほどの長さで、垂れ下がります。ひとつずつの花の直径は2cmほどで、白色、透明感があります。
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 温室1階、階段のそばの通路沿いで咲いています。これから咲き進むのが楽しみですね!



[キッチンガーデン]
 キッチンガーデンでは、普段目にすることのない野菜の花が見られます。
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 こちらの花ですが、さて何の花でしょう。

 葉っぱはこちら
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 答えは、「リーフレタス」です! 
 レタスはキク科の植物で、花もキク科らしい花なのでした。なかなか見られないと思いますので、お越しの際にはぜひ見てください。
 
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 写真では右奥の青い囲いの中に植えてあります。 



[前庭]
 前庭では、冬咲きの菜の花が咲き始めています。
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 冬でも元気に咲く菜の花、見頃は1月になりそうです。

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 早咲きのスイセンや、晩秋から冬にかけて咲く「レオノチスセージ」も近くの花壇で見られます。

【ギョリュウバイ】 フトモモ科 レプトスペルマム属
 オーストラリアやニュージーランドが原産の常緑の低木で、それほど耐寒性は強くないようですが、当館では庭植えでそのまま越冬し、通常、晩秋から春に開花します。八重咲きの園芸品種が「ギョリュウバイ」の名前で流通します。株いっぱいに小さな花をつけるので、株全体が色づいたようになり、冬になって花が少なくなった時期に、特に楽しめます。
 赤、桃、白などの花色がありますが、前庭では桃花と赤花の品種が一緒に植えてあります。
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 前庭のものは2mをこえるような大きさに育っています。