三陽ミュージアムでは、4月23日まで「ハッピーイースターフェア」を開催中です。館内花壇もこの時期に合わせ、タマゴやウサギのモチーフがたくさん登場しています。
 ちなみに、来週火曜(4月25日)からは、館内はアジサイがいっぱいの花壇に模様替えします。そちらもどうぞお楽しみに!

 屋外花壇のアイスランドポピーが、いちばんきれいな時期を迎えています。どうぞお越しの際はお楽しみください。
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[アトリウムフラワーガーデン]
 23日の日曜日まではイースターがテーマの花壇、25日からはアジサイの花壇となります。
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 現在のデザインも週末までで見納めです!ご覧になったり、記念撮影はお早めにどうぞ!

【クンシラン】 ヒガンバナ科 クリヴィア属
 南アフリカ原産の植物で、50cmほどの花茎の先に15~20ほどの花が集まった花序をつけます。主に鉢植えで楽しみ、栽培の際は強い日差しと、冬の寒さに気をつければ、育てやすい植物です。橙色の花が基本ですが、黄花や白花の品種もあります。現在、アトリウムで展示しています。たくさん並べると見ごたえがあります。
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[うさぎの花屋]
 アトリウム奥の常設展示、うさぎの花屋も模様替え。今回は春の花を使いつつ、大人っぽさを感じる装飾です。
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 小窓から顔を出して、記念撮影できますよ!



[中庭]
【フォッサギラ マヨール】 マンサク科 フォッサギラ属
 北アメリカ原産の低木で、成長すると高さ3mほどになる落葉低木です。この春に新しく中庭に植栽しました。花は雄しべがよく目立ち、小さなブラシのようです。葉よりも先に花が咲き、目を引きます。
 あまり主張の強くない花のため、他の花々との相性も良いです。
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 中庭の通路沿い、レストラン側で見られます。大きくなるのが楽しみです。



[温室]
【キフゲットウ】 ショウガ科 アルピニア属
 名前の「キフ」は「黄斑」、つまり葉に黄色いまだら模様があるという意味です。春から初夏、温室で花が咲きます。枝先から伸びる花序は30cmくらいあり、花だけでなくつぼみもかわいらしく、ラグビーボールのような形でつやがあり、先端が赤くなります。
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 あずまやの脇の株が開花し始めました。2階の橋の上からも花が見えます。



[キッチンガーデン]
 キッチンガーデンでは、ヒメリンゴ(クラブアップル)や、足元に咲くカモミールが見頃となっています。中央の花壇は夏野菜の植え付けの準備中。 壁沿いの花々をお楽しみください。
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[ふるさとの道]
【サトザクラ "御衣黄(ぎょいこう)"】 バラ科 サクラ属
 緑色の花が咲くサトザクラ(八重桜)の品種です。花の色が色だけに、木としては周りの新緑に紛れてあまり目立たないのですが、よく見ると独特な花が面白いので、ぜひ咲いている間にご覧ください。
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 写真の右側の木です。花に比べて葉は少し赤みがあります。



[ローズガーデン]
 バラは新芽のシーズン、八重桜やフジが咲き始めています。草花なども見ごろのものがありますので、いくつかご紹介しましょう。 
【ラミウム】 シソ科 ラミウム属
 日本に自生する「オドリコソウ」や「ホトケノザ」に近い仲間で、カラーリーフやグラウンドカバーとして、園芸でもよく用います。ローズガーデンで今咲いているのは「ラミウム ガレオブドロン(Lamium galeobdolon)」種の斑入りの園芸品種です。夏以降は日陰になる場所ですが、元気いっぱいに黄色い花が咲いています。
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【セリンセ "プライド オブ ジブラルタル"】 ムラサキ科 セリンセ属
 枝先に下向きに咲く筒状の花は紫色、それを包む苞の部分にも青みの強い色がつき、なんともユニークな花です。南ヨーロッパが原産の1年草で、こぼれ種が育ち、次の年も咲くことがあります。
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 「バラのコテージ」のエリアで見られます。

 そこからほど近いウッディテラス(大きな休憩舎)の奥では、白い小花が見ごろです。
【アリウム トリクエトルム】 ユリ科 アリウム属
 ネギと近縁の植物で、この種類は地中海地方が原産。同じ属の花々には、ネギ坊主のように丸くまとまった花をつけるものが多いのですが、この種類はベル型で垂れ下がる花です。ひとつずつの花の大きさは2cmくらいで、小型です。草丈40cmほど。同じローズガーデンの芝生の中の花壇でも見られます。
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【カメリア "エリナ カスケード"】 ツバキ科 ツバキ属
 中国のツバキの仲間を元にした園芸品種で、当館のものは1mほどの高さです。日本のツバキの仲間と比べるとかなり小さい花が、茎から垂れ下がるように咲きます。品種名に「カスケード」(段になって流れ落ちる滝)とつくように、枝垂れ性が特徴です。
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 小さくてもツバキらしい花です。
 
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 八重桜の下で咲いています。