三陽ミュージアムでは、12月25日までフェア「フローラルクリスマス」を開催しております。クリスマスの音楽が流れる館内で、ポインセチアやシクラメンなどの、この時期の花々であふれたクリスマスの花壇をお楽しみください。本日12月23日と、明日12月24日には、夕方から、館内をろうそくで彩るイベント「キャンドルナイト」を開催します。こちらでは、ろうそくのやわらかい光で照らされた、昼間とはまた表情の違う花壇をご覧いただけます。
冬になり、屋外の花壇では晩秋から冬にかけて咲く宿根草や、寒咲きの菜の花、ビオラなどがご覧いただけます。たくさんの皆様のお越しをお待ちしております。
[年末年始の開館日について]
年末は12月28日まで、年始は1月4日からの開館です。12月26日(通常の休館日)、12月29日~1月3日までは休館いたします。
それでは、今回も見ごろの花をご紹介します。
[アトリウムフラワーガーデン]
アトリウムの花壇は、「星に導かれて」というテーマで、天使のお告げからイエス・キリスト誕生までの物語の場面を花壇にしています。花壇の中央には、ドイツでクリスマスに飾る木工芸品「クリスマスピラミッド」がそびえます。
入り口の花壇は、ルネサンス期の画家「フラ・アンジェリコ」が描いた受胎告知の絵を再現した花壇です。植栽してある花は、淡い色が基調になっています。
【ピナス ピネア】 マツ科 マツ属
和名は「イタリアカサマツ」、地中海地方などが原産のマツです。老木になると樹形が傘状になり、それが名前の由来となっています。また、実が食用になり、古くから栽培されてきた種類です。今回花壇で植栽しているものは葉の色が美しい若木ですが、これが傘の形まで育つには30年以上かかります。
アトリウムの奥の多肉植物の町でもクリスマスの飾り付けをしています。
[植物企画展]
アトリウムの中庭側で、植物企画展の「ポインセチア&クリスマスフラワー展」を開催しております。
ポインセチアやクリスマスにちなんだ花、飾りと、この時期の花としてシクラメンの展示も行っています。
【シクラメン “セレナーディア ライラックフリル”】 サクラソウ科 シクラメン属
今年新発売になった品種で、淡い藤色の八重咲きの花が魅力です。やや小さめの花が株いっぱいに開きます。
[キッチンガーデン]
アトリウム2階から外に出たところにあるキッチンガーデンでは、屋上に作った人工地盤の花壇で、季節の野菜やハーブ、果樹を栽培しています。現在は、冬野菜が元気に生育しています。
【ブロッコリー】 アブラナ科 アブラナ属
原産地は地中海沿岸地方といわれ、花蕾(からい:つぼみのこと)を食用にします。イタリアに15世紀末に伝わり、その頃はまだカリフラワーとの区別がありませんでした。19世紀になって、現在のような形の品種が育成され、日本で普及したのは第2次世界大戦後です。食用部分はつぼみなので、そのままにしておくと伸び、薄黄色の花が咲きます。
[ふるさとの道]
前庭花壇から建物に向いて右端にある、通用路沿いの花壇では、早咲きのスイセンが咲き始めています。
【スイセン】 スイセン科 スイセン属
地中海地方原産の香りのあるスイセンで、ニホンズイセンと同じ房咲きタイプです。もともと11月~3月ごろに咲く種類で、当館でも早くも満開になっています。
【ビオラ】 スミレ科 スミレ属
冬の花として欠かせないパンジーやビオラは、ヨーロッパに自生するスミレの仲間「Viola tricolor」を親に、1800年代ごろから他の原種との交配や品種改良を重ねて生みだされました。花の大きいものをパンジー、小輪でたくさん咲くものをビオラと呼んで区別していますが、現在ではそれらの交配種も登場して、形や大きさ、色、花数などが様々です。冬から春まで、長い間開花します。咲いた後の花がらをとってやると、長く楽しめます。
[ローズガーデン]
ハーブの小庭では、オレンジ色の花が見られます。
【レオノチスセージ】 シソ科 レオノチス属
南アフリカ原産の植物で、秋に、茎を取り囲むようにオレンジ色の3cmほどの花をつけます。花は短い毛が密生するのが特徴です。成長すると草丈2mほどになりますが、当館では夏~秋ごろに切り戻し、それほど丈が高くならないようにしています。また、耐寒性はそれほど強くないようですが、当館では戸外でも、保温せずに越冬します。
セージと名前につきますが、ハーブのセージ(サルビア)の仲間ではありません。
さて、次は、海浜植物を植えてある「ハマナスの丘」エリアからご紹介します。
【イソギク】 キク科 キク属
関東地方南部から静岡県にかけての海岸に分布します。葉の裏に密に銀色の毛が生えており、葉の縁取り部分も細く白色に見えるため、花がない時期でもカラーリーフとして楽しめます。花は、「花びら」の部分のない黄色い花が群れ咲きます。現在ローズガーデンで花が見られます。
パルコース(運動広場)に近いエリアでは、低木の花が見ごろです。
【マホニア コンフューサ“青流”】 メギ科 マホニア属
「ナリヒラヒイラギナンテン」とも呼ばれる、細葉のタイプのヒイラギナンテンの仲間で、現在花が見られます。上の遠目で見た写真では後ろにある丈の高い「マホニア“チャリティー”」が目立ちますが、それよりも手前で、少し低い位置でこんもりと茂っています。
葉の形が独特で、強健で育てやすいことから、人気の低木です。
黄色い花が縦にまとまって咲きます。ひとつずつはかわいらしい花です。
冬になり、屋外の花壇では晩秋から冬にかけて咲く宿根草や、寒咲きの菜の花、ビオラなどがご覧いただけます。たくさんの皆様のお越しをお待ちしております。
[年末年始の開館日について]
年末は12月28日まで、年始は1月4日からの開館です。12月26日(通常の休館日)、12月29日~1月3日までは休館いたします。
それでは、今回も見ごろの花をご紹介します。
[アトリウムフラワーガーデン]
アトリウムの花壇は、「星に導かれて」というテーマで、天使のお告げからイエス・キリスト誕生までの物語の場面を花壇にしています。花壇の中央には、ドイツでクリスマスに飾る木工芸品「クリスマスピラミッド」がそびえます。
入り口の花壇は、ルネサンス期の画家「フラ・アンジェリコ」が描いた受胎告知の絵を再現した花壇です。植栽してある花は、淡い色が基調になっています。
【ピナス ピネア】 マツ科 マツ属
和名は「イタリアカサマツ」、地中海地方などが原産のマツです。老木になると樹形が傘状になり、それが名前の由来となっています。また、実が食用になり、古くから栽培されてきた種類です。今回花壇で植栽しているものは葉の色が美しい若木ですが、これが傘の形まで育つには30年以上かかります。
アトリウムの奥の多肉植物の町でもクリスマスの飾り付けをしています。
[植物企画展]
アトリウムの中庭側で、植物企画展の「ポインセチア&クリスマスフラワー展」を開催しております。
ポインセチアやクリスマスにちなんだ花、飾りと、この時期の花としてシクラメンの展示も行っています。
【シクラメン “セレナーディア ライラックフリル”】 サクラソウ科 シクラメン属
今年新発売になった品種で、淡い藤色の八重咲きの花が魅力です。やや小さめの花が株いっぱいに開きます。
[キッチンガーデン]
アトリウム2階から外に出たところにあるキッチンガーデンでは、屋上に作った人工地盤の花壇で、季節の野菜やハーブ、果樹を栽培しています。現在は、冬野菜が元気に生育しています。
【ブロッコリー】 アブラナ科 アブラナ属
原産地は地中海沿岸地方といわれ、花蕾(からい:つぼみのこと)を食用にします。イタリアに15世紀末に伝わり、その頃はまだカリフラワーとの区別がありませんでした。19世紀になって、現在のような形の品種が育成され、日本で普及したのは第2次世界大戦後です。食用部分はつぼみなので、そのままにしておくと伸び、薄黄色の花が咲きます。
[ふるさとの道]
前庭花壇から建物に向いて右端にある、通用路沿いの花壇では、早咲きのスイセンが咲き始めています。
【スイセン】 スイセン科 スイセン属
地中海地方原産の香りのあるスイセンで、ニホンズイセンと同じ房咲きタイプです。もともと11月~3月ごろに咲く種類で、当館でも早くも満開になっています。
【ビオラ】 スミレ科 スミレ属
冬の花として欠かせないパンジーやビオラは、ヨーロッパに自生するスミレの仲間「Viola tricolor」を親に、1800年代ごろから他の原種との交配や品種改良を重ねて生みだされました。花の大きいものをパンジー、小輪でたくさん咲くものをビオラと呼んで区別していますが、現在ではそれらの交配種も登場して、形や大きさ、色、花数などが様々です。冬から春まで、長い間開花します。咲いた後の花がらをとってやると、長く楽しめます。
[ローズガーデン]
ハーブの小庭では、オレンジ色の花が見られます。
【レオノチスセージ】 シソ科 レオノチス属
南アフリカ原産の植物で、秋に、茎を取り囲むようにオレンジ色の3cmほどの花をつけます。花は短い毛が密生するのが特徴です。成長すると草丈2mほどになりますが、当館では夏~秋ごろに切り戻し、それほど丈が高くならないようにしています。また、耐寒性はそれほど強くないようですが、当館では戸外でも、保温せずに越冬します。
セージと名前につきますが、ハーブのセージ(サルビア)の仲間ではありません。
さて、次は、海浜植物を植えてある「ハマナスの丘」エリアからご紹介します。
【イソギク】 キク科 キク属
関東地方南部から静岡県にかけての海岸に分布します。葉の裏に密に銀色の毛が生えており、葉の縁取り部分も細く白色に見えるため、花がない時期でもカラーリーフとして楽しめます。花は、「花びら」の部分のない黄色い花が群れ咲きます。現在ローズガーデンで花が見られます。
パルコース(運動広場)に近いエリアでは、低木の花が見ごろです。
【マホニア コンフューサ“青流”】 メギ科 マホニア属
「ナリヒラヒイラギナンテン」とも呼ばれる、細葉のタイプのヒイラギナンテンの仲間で、現在花が見られます。上の遠目で見た写真では後ろにある丈の高い「マホニア“チャリティー”」が目立ちますが、それよりも手前で、少し低い位置でこんもりと茂っています。
葉の形が独特で、強健で育てやすいことから、人気の低木です。
黄色い花が縦にまとまって咲きます。ひとつずつはかわいらしい花です。
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