三陽ミュージアムでは、秋の草花が咲き始めています。前庭花壇ではコスモスが咲き始めたほか、噴水前の花壇も模様替えしました。館内花壇でも、前回の記事でご紹介しましたが、秋の草花が見られます。
 まだ暑い日が続いていますが、草花は日に日に移り変わっていますので、散策をお楽しみください。

 前回は館内の草花を中心にご紹介しましたので、今回は外花壇の様子もお伝えします。

[前庭]
【観賞用ピーマン “雫”】 ナス科 トウガラシ属
 品種名のとおり、しずく型の実が鈴なりになり、とてもかわいらしい観賞用のピーマンで、実の大きさは3cmほど。実は食べられません。熟す前の白い色から、真っ赤に変化する様子も楽しめます。
 当館では、寄せ植えの中に入って活躍中です。
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 前庭にある寄せ植えが秋らしく模様替え中。来週から屋上のベランダガーデンでは「コリウス展」が始まりますが、一足先にコリウスが登場しています。


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 前庭ではコスモスも咲き始めています。
 写真の花壇とは別の場所ですが、今年は前庭の花壇で「コスモス展」を行う予定です。そちらの花壇でも、八重咲きの種類など、いくつかは咲きはじめています。


【センニンソウ】 キンポウゲ科 センニンソウ属
 日本の山野に自生する、夏咲きのクレマチスのひとつです。以前に脇庭の「ボタンヅル」をご紹介しましたが(記事はこちら)、よく似た花の咲くこのセンニンソウの方が、花の径はやや大きく3~4cmほどです。花のあと、秋にできる種には綿毛がつき、その様子も面白いです。
 現在、アトリウムの花壇でも植栽しています。 
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 前庭のものは、花の門を入ってすぐの園路沿いで咲いています。

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 こちらはアトリウムで植栽しているもの。屋外のものに比べ、葉が明るい色です。

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 アトリウムのセンニンソウは、ベンチとハンモックのある花壇で見られます。



[アトリウムフラワーガーデン]
【ジュズサンゴ “ローズ”】 ヤマゴボウ科 リヴィナ属
 北アメリカ南部から、南アメリカに分布する植物で、小さな丸い実が美しいので、観賞用に栽培します。実の色がさまざまな園芸品種があり、現在アトリウムで植栽しているのは紅色の実の品種です。草丈は低く、20cm程度です。 実は径が1mmほどと大変小さいですが、いくつかがまとまってつくのでかわいらしいです。
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[中庭]
【カリオプテリス “スノーフェアリー”】 クマツヅラ科 カリオプテリス属
 カリオプテリスはクマツヅラ科の低木、または宿根草で、日本国内に自生する種類に「ダンギク」と「カリガネソウ」があります。園芸植物としてもよく流通しますが、この「スノーフェアリー」は、「カリガネソウ」の斑入りの園芸品種です。白い斑入りの葉だけでも美しいのですが、現在花が見られます。青く小さな花で、中から長い雄しべが飛び出す独特な形です。
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【センニチコウ “ファイヤーワークス”】 ヒユ科 ゴンフレナ属
 品種名のとおり、花火のような、鮮やかなピンク色の花がかわいらしいセンニチコウの園芸品種です。花はよく見ると5つのかたまりに分かれています。
 草丈がとても高くなり、何もしないでいると1mほどの草丈になります。伸びすぎると株が倒れたりするので、小面積の花壇や寄せ植えなどでは、短めに切りもどしつつ管理すると良いです。
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【ヘレニウム “ロトゴールド”】 キク科 ヘレニウム属
 キク科の宿根草で、原産はアメリカ大陸です。夏から秋にかけて咲く花が美しく、花壇用、切り花用に利用できます。この「ロトゴールド」は、株によって色に幅のある品種で、黄色だけの花や、黄色に赤い模様が入るものなどが楽しめます。草丈は120cmほどで、株の上の方でよく分枝します。初夏のうちに切りもどすと低く咲かせることもできます。
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 中庭で見られます。



[温室]
 温室では小さい花ですが、バナナの花が開花中です。
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 1階のいちばん奥で咲いています。小さいながらも実が大きくなり始めています。

【オドントネマ】 キツネノマゴ科 オドントネマ属
 メキシコ原産の植物で、太い茎は木質化します。枝先に、赤く細長い花が集まった花序をつけます。いくつかずつが開き、満開にならない代わりに、開花が長く続きます。暖地であれば戸外で越冬することもできるようですが、温室の方がよく育ちます。
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[ローズガーデン]
【パンパスグラス】 イネ科 コルタデリア属
 南アメリカが原産の大型の植物で、秋に出る穂が美しいので、観賞用に栽培します。草丈は大きく育つと3mにもなります。穂が大きく美しく、この時期の庭では主役になれるような植物です。穂はドライフラワーにして楽しむこともできます。
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 ローズガーデンで見られます。