三陽ミュージアムでは、現在「夏の夕涼みフェア」を開催中。普段は17時閉館のところ、9月4日まで19時まで開館時間を延長しています。
 公園に遊びに来たお帰りの際にでも、涼みにお立ち寄りいただければと思いますが、今回はそんな夕方以降に楽しめる、植物たちをご紹介しようと思います。

[中庭]
 中庭で開催中の植物企画展(グリーンカーテン見本展)では、夜に咲く「白花ユウガオ」(ヨルガオ)の花が見られます。
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 写真の中央、ひときわ高くまでのびているつるがユウガオです。アサガオによく似たラッパ型の花ですが、花のサイズはかなり大きいです。つぼみの大きさによっては咲かない日もありますので、ご了承くださいませ。
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 以前当館で育てていた花の、咲いた時の写真です。花には芳香があります。



[温室]
 温室1階、橋の入り口側の上に枝がかぶさるように伸びているのが「オウゴチョウ」です。この木も含め、マメ科の植物は夜になると葉が閉じる性質(就眠運動:しゅうみんうんどう)があります。昼間にふんわり広がっている葉が、夕方になると閉じ、違った姿が見られます。
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 細かい葉が葉脈に沿ってパタリと閉じ、葉の裏の白い色が見えます。

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 温室1階の橋のそばで見られます。

 
 温室の1階奥では、人気のオジギソウも、夕方になると葉を閉じた姿が見られます。同じくマメ科の「就眠運動」です。
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 すべて閉じて細ーくなります。 

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 1階奥、アーチの足元です。


 温室2階にも同じくマメ科で、夜に葉を閉じる植物があります。
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 冬に花を咲かせる「オオベニゴウカン」です。オウゴチョウやオジギソウに比べるとやや閉じるのは遅いですが、枝先の葉から閉じていきます。

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 2階の橋の脇で見られます。


 このほか、温室には夜だけ楽しめる花もあります。
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 1階にある「ヤコウボク」。漢字で書くと「夜香木」、名前のとおり夜に花が開き、香ります。昼間はつぼみです。

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 暗くなってくると、細長い花の先端だけが割れるように開きます。

 
 2階の出入り口のすぐそばにある「ヤエサンユウカ」も香りのある花です。
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 こちらは昼間でも花が開いていますが、夜の方がよく香ります。

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 温室2階で見られます。
 
 
 夕方からの三陽ミュージアムもどうぞお楽しみください!