三陽ミュージアムでは、現在「ローズフェア」を開催中です。
今年はバラの開花が例年より早まり、また生育も大変よく、現在見ごろを迎えています。種類によってこれから開くものもあり、まだしばらくの間はバラの美しい姿が楽しめそうです。
【ローズガーデン開放のお知らせ】
5月23日、5月30日は月曜で休館日ですが、バラのきれいな時期ですので通常は閉じているローズガーデン入り口の門を開放し、ローズガーデン内にお入りいただけます。前庭等、屋外花壇でもほかの場所は管理作業などのためお入りいただけませんが、どうぞローズガーデンだけでもご覧ください。
現在、館内アトリウムは「シャビーシックガーデン」がテーマの、フランスの田舎町をイメージした花壇がお楽しみいただけます。
光庭では、植物企画展の「花と香りを楽しむハーブ展」を開催しておりますので、ご来館の際はぜひお立ち寄りください。
[アトリウムフラワーガーデン]
【ハイドランジア "ロイヤルホワイト"】 ユキノシタ科 アジサイ属
日本の昔からのアジサイでいうと、「ガクアジサイ」と同じ、花の外側だけが装飾花(花びらに見えるがく)になるタイプの品種です。装飾花はやや青みを帯びた白、中央の花の部分は青で、とても上品な色が魅力です。
【ポリガラ ミルティフォリア グランディフロラ】 ヒメハギ科 ポリガラ属
原産は南アフリカ、低木状に育つ植物です。花は桃紫色で、枝先にいくつかまとまって咲きます。草丈は、育つと2mほどになります。マメに似た形の花が特徴ですが、マメの仲間ではありません。
南方の植物で耐寒性が強くないため、育てる場合は冬に霜にあたらないよう注意します。
アトリウム中央の花壇でいずれも見られます。
[光庭]
[植物企画展]
光庭では、植物企画展の「花と香りを楽しむハーブ展」を開催しております。ミントやタイムの様々な品種や、そのほかハーブを鉢植えで展示しています。
【ジャーマンカモミール】 キク科 マトリカリア属
カモマイル、カミツレなどとも呼ばれるキク科の植物で、発汗、消炎などの薬効があるとされ、ヨーロッパでは古くから薬草として栽培されました。リンゴに似た優しい香りがあり、花をハーブティーやハーブバスに使います。
花は白く小さく、かわいらしいので、花壇の脇役としても活躍します。当館でも、ローズガーデン入り口の「ハーブの小庭」周辺で、地植えのものも見られます。
こちらはローズーガーデンの入り口のものです。現在花盛りです。
[中庭]
【カルミア "スティールウッド"】 ツツジ科 カルミア属
カルミアは北アメリカが原産のツツジ科の低木で、湿地に自生します。こんぺいとうのようなころんとした形の花がかわいらしい花木で、日本には大正時代に渡来し、庭木や公園木として利用されています。花色は白や桃色、白地に赤い線が入るものなどがあります。中庭で見られるこの品種は、白花です。
つぼみも開いた花もかわいいです!
中庭でよく咲いています。
[温室]
温室では、洋ランやアンスリウム、ハイビスカスなど通年楽しめる熱帯の花々のほか、ヒスイカズラもまだ咲いています。今年は本当によく咲いており、まだつぼみも見えます。
[キッチンガーデン]
【シュンギク】 キク科 シュンギク属
シュンギク(春菊)はキク科の一年草で、日本では冬の鍋物などによく登場しますが、他にも中国、インド、東南アジアなどで食用に使われます。原産地のヨーロッパでは、観賞用にして食用には使いません。
花は黄色やクリーム色で、径が5cmほどはあり、かなり大きく美しいです。畑で育てたら、花が咲くまでたのしむのも良いかもしれません。
キッチンガーデンいちばん奥の壁際で見られます。
[前庭]
ヒナゲシなど、初夏の花が見頃です。
【ブラシノキ】 フトモモ科 カリステモン属
オーストラリアからニューカレドニアにかけてが原産の植物で、花の形から英語では「bottlebrush(瓶洗いのブラシ)」、日本名でもブラシノキといいます。開花は5月ごろで、赤い花のものが多く、当館のものも赤いのですが、白花もあります。日本には明治時代に渡来しました。
前庭のトレリス(柵)沿い、エントランス、温室の裏の斜面などで見られます。
[ローズガーデン]
ローズガーデンは、先週に「バラ開花状況」という記事でもご紹介していますが、今ちょうど見ごろを迎えています。バラだけでなく、シャクヤクやクレマチス、バラに合う草花類もたくさん見られます。今回は、バラと一緒に見ごろを迎えている宿根草をご紹介しましょう。
今年はバラの生育がよく、花も大きめな印象です。
【アスチルベ】 ユキノシタ科 アスチルベ属
日本にも「チダケサシ」「アカショウマ」などの野草が自生しますが、園芸上では属名の「アスチルベ」という名前が一般的です。枝分かれした穂のような花をつけ、品種によって白、桃、赤などの色があります。原種によって草丈がいろいろですが、当館のものはだいたい50cm~80cm程度のもので、バラと同じような時期に咲くので一緒に楽しめます。暑さ、寒さにも強く、育てやすいのでおすすめの宿根草です。
【スイセンノウ】 ナデシコ科 リクニス属
ヨーロッパ原産で日当たりと乾燥を好みます。元の種類は、白い毛が密生した茎葉と紅色の鮮やかな花が特徴ですが、当館のものは園芸品種で、花は白く中央部が桃色になる優しい色味です。草丈は1mほど。条件が合うと、種でも広がるようです。
いずれもローズガーデンの園路沿いで見られます。
バラも草花もとても美しい季節です。ぜひお越しください。
今年はバラの開花が例年より早まり、また生育も大変よく、現在見ごろを迎えています。種類によってこれから開くものもあり、まだしばらくの間はバラの美しい姿が楽しめそうです。
【ローズガーデン開放のお知らせ】
5月23日、5月30日は月曜で休館日ですが、バラのきれいな時期ですので通常は閉じているローズガーデン入り口の門を開放し、ローズガーデン内にお入りいただけます。前庭等、屋外花壇でもほかの場所は管理作業などのためお入りいただけませんが、どうぞローズガーデンだけでもご覧ください。
現在、館内アトリウムは「シャビーシックガーデン」がテーマの、フランスの田舎町をイメージした花壇がお楽しみいただけます。
光庭では、植物企画展の「花と香りを楽しむハーブ展」を開催しておりますので、ご来館の際はぜひお立ち寄りください。
[アトリウムフラワーガーデン]
【ハイドランジア "ロイヤルホワイト"】 ユキノシタ科 アジサイ属
日本の昔からのアジサイでいうと、「ガクアジサイ」と同じ、花の外側だけが装飾花(花びらに見えるがく)になるタイプの品種です。装飾花はやや青みを帯びた白、中央の花の部分は青で、とても上品な色が魅力です。
【ポリガラ ミルティフォリア グランディフロラ】 ヒメハギ科 ポリガラ属
原産は南アフリカ、低木状に育つ植物です。花は桃紫色で、枝先にいくつかまとまって咲きます。草丈は、育つと2mほどになります。マメに似た形の花が特徴ですが、マメの仲間ではありません。
南方の植物で耐寒性が強くないため、育てる場合は冬に霜にあたらないよう注意します。
アトリウム中央の花壇でいずれも見られます。
[光庭]
[植物企画展]
光庭では、植物企画展の「花と香りを楽しむハーブ展」を開催しております。ミントやタイムの様々な品種や、そのほかハーブを鉢植えで展示しています。
【ジャーマンカモミール】 キク科 マトリカリア属
カモマイル、カミツレなどとも呼ばれるキク科の植物で、発汗、消炎などの薬効があるとされ、ヨーロッパでは古くから薬草として栽培されました。リンゴに似た優しい香りがあり、花をハーブティーやハーブバスに使います。
花は白く小さく、かわいらしいので、花壇の脇役としても活躍します。当館でも、ローズガーデン入り口の「ハーブの小庭」周辺で、地植えのものも見られます。
こちらはローズーガーデンの入り口のものです。現在花盛りです。
[中庭]
【カルミア "スティールウッド"】 ツツジ科 カルミア属
カルミアは北アメリカが原産のツツジ科の低木で、湿地に自生します。こんぺいとうのようなころんとした形の花がかわいらしい花木で、日本には大正時代に渡来し、庭木や公園木として利用されています。花色は白や桃色、白地に赤い線が入るものなどがあります。中庭で見られるこの品種は、白花です。
つぼみも開いた花もかわいいです!
中庭でよく咲いています。
[温室]
温室では、洋ランやアンスリウム、ハイビスカスなど通年楽しめる熱帯の花々のほか、ヒスイカズラもまだ咲いています。今年は本当によく咲いており、まだつぼみも見えます。
[キッチンガーデン]
【シュンギク】 キク科 シュンギク属
シュンギク(春菊)はキク科の一年草で、日本では冬の鍋物などによく登場しますが、他にも中国、インド、東南アジアなどで食用に使われます。原産地のヨーロッパでは、観賞用にして食用には使いません。
花は黄色やクリーム色で、径が5cmほどはあり、かなり大きく美しいです。畑で育てたら、花が咲くまでたのしむのも良いかもしれません。
キッチンガーデンいちばん奥の壁際で見られます。
[前庭]
ヒナゲシなど、初夏の花が見頃です。
【ブラシノキ】 フトモモ科 カリステモン属
オーストラリアからニューカレドニアにかけてが原産の植物で、花の形から英語では「bottlebrush(瓶洗いのブラシ)」、日本名でもブラシノキといいます。開花は5月ごろで、赤い花のものが多く、当館のものも赤いのですが、白花もあります。日本には明治時代に渡来しました。
前庭のトレリス(柵)沿い、エントランス、温室の裏の斜面などで見られます。
[ローズガーデン]
ローズガーデンは、先週に「バラ開花状況」という記事でもご紹介していますが、今ちょうど見ごろを迎えています。バラだけでなく、シャクヤクやクレマチス、バラに合う草花類もたくさん見られます。今回は、バラと一緒に見ごろを迎えている宿根草をご紹介しましょう。
今年はバラの生育がよく、花も大きめな印象です。
【アスチルベ】 ユキノシタ科 アスチルベ属
日本にも「チダケサシ」「アカショウマ」などの野草が自生しますが、園芸上では属名の「アスチルベ」という名前が一般的です。枝分かれした穂のような花をつけ、品種によって白、桃、赤などの色があります。原種によって草丈がいろいろですが、当館のものはだいたい50cm~80cm程度のもので、バラと同じような時期に咲くので一緒に楽しめます。暑さ、寒さにも強く、育てやすいのでおすすめの宿根草です。
【スイセンノウ】 ナデシコ科 リクニス属
ヨーロッパ原産で日当たりと乾燥を好みます。元の種類は、白い毛が密生した茎葉と紅色の鮮やかな花が特徴ですが、当館のものは園芸品種で、花は白く中央部が桃色になる優しい色味です。草丈は1mほど。条件が合うと、種でも広がるようです。
いずれもローズガーデンの園路沿いで見られます。
バラも草花もとても美しい季節です。ぜひお越しください。
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