三陽ミュージアムでは、ここのところの寒さで、満開に近くなったカワヅザクラの見ごろが続いています。ここ1週間ほどはお天気がすぐれず、寒い日が続きましたが、花がきれいに咲き続けるには良い気候のようです。
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 前庭の両側に植わっているカワヅザクラは、ほぼ満開。だんだん葉っぱも見えてきましたが、まだまだ美しい花が見られます。


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 通用路脇では、カワヅザクラの他にヒカンザクラも満開です。また、白い花のオオシマザクラも咲き始めました(オオシマザクラは写真では道のつきあたり、煙突の下あたりにあります)。

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 鐘型の花のヒカンザクラは、花は開ききらずほっそりしていますが、たくさん咲くとボリュームがあります。

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 こちらはオオシマザクラ。他の種類と同じく、例年より開花が早いです。葉を塩漬けにして、桜餅に使ったりする種類です。

 
 花の門から続く通路沿いでも、カワヅザクラがよく咲いています。
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 濃いピンクの桜の手前に咲くこの白い花は「ベニバスモモ」。花は白く、葉は銅葉のスモモです。
 カワヅザクラよりも少し遅れて開きます。

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 こちらがカワヅザクラ。8~9分咲きというところでしょうか。葉は出始めていますが、まだつぼみも見えますね。

 
 カワヅザクラは気温が上がると一気に咲きすすむため、暖かい日が続くとすぐ終わってしまう場合もあります。火曜あたりからは気温が上がる予報ですから、見頃の状態を見るなら、来週の前半がおすすめです。
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 もうすぐ花壇や寄せ植えも、春の花々に植え替えの予定です。

 このほか、前庭その他で見られる花を少しご紹介します。

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 こちらは前庭の柵にからんで咲いている、つる植物の花。名前を「ハーデンベルギア」といいます。オーストラリアが原産で、耐寒性がさほど強いわけではないようですが、当館では庭植えでも毎年元気に咲いています。

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 こちらは、じつは桃に近い植物「アーモンド」。花びらのふちが淡く紅色になり、とってもかわいいです。見たことはありますか?ブログ担当は、去年初めて花を見ました。去年植えつけたばかりでまだ小さい木ですが、前庭にあります。つぼみもたくさんあるのでこれからが花のシーズンです。

 
 脇庭やローズガーデンでは、クリスマスローズ、スイセンなどが見られます。
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 脇庭です。クリスマスローズは、うつむいて咲くのが魅力的です。木の下などによく似合います。

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 ローズガーデンでは、スノーフレークも咲き始めました。スズランのような形から、スズランスイセンとも呼ばれます。

 いろいろな種類の花が咲き始める季節になりました。まだ花の少ない時期に思えますが、よく見るといろいろな花が咲いていますので、ぜひじっくりと外の花壇もお楽しみください!