三陽ミュージアムでは、現在「菜の花まつり」を開催しております。前庭にある冬咲きの菜の花の花壇では、風で倒れてしまっているものの、菜の花が元気に咲いています。菜の花は2月のはじめまで楽しめます。
 館内、アトリウムの花壇は、「スノーマンがやってきた!ホワイトビューティフルガーデン」というテーマです。大きな雪だるま、小さな雪だるまと、一足早く春の花々があふれる花壇をお楽しみください。
 館内ではこのほか、植物企画展の「新春の縁起のよい植物展」をアトリウムで1月31日まで、「菜の花と菜っ葉展」をキッチンガーデンで2月7日まで開催中です。

 それでは今回は、去年より1か月以上も早く開花した温室の人気の花から、見頃の花をご紹介しましょう。



[温室]
【ヒスイカズラ】 マメ科 ストロンギロドン属
 フィリピンが原産、マメ科のつる植物です。ヒスイと名前につくように、翡翠色をした藤の花のような、房になった花が垂れ下がって咲きます。他にない独特な色が当館でも人気で、開花を確認するお問い合わせを何件もいただくような花ですが、去年は3月中旬にようやく開いた花が、今年はもう開花しました。温室内で育てているため、なぜ開花が早くなったり遅くなったりするのかはよく分かりませんが、美しい花がはやくから見られるのはうれしいものです。写真にも写っていますが、花茎を次々に垂らして開花するので、例年2か月ほどは咲き続けます。
 タイミングによってつぼみばかりの時もありますので、確実に花が見たいという場合はお電話などでご確認ください。 
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 温室の池のところにあります。左側に垂れているのが新しいつぼみです。

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 温室内からだと逆光になりますが、中庭からガラス越しにもよく見えます。

【ウコンラッパバナ】 ナス科 ソランドラ属
 こちらも年明けごろから次々に開花する大きな花です。大人の手のひらほどある名前のとおりラッパ型の花は、花びらの先端が5つに割れて反り返ります。花の中央からのびる5本の紫褐色の線も特徴的です。
 花は咲きはじめからだんだん黄色が濃くなります。花の寿命は短く、開いて2日ほどで落ちます。

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 この花は開いてからかなり時間が経っていると思われます。こちらもヒスイカズラと同じく、中庭からガラス越しにとてもよく見えます。

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[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムではたくさんの雪だるまと、サクラソウの仲間(プリムラ)やチューリップなど、華やかな春の花々でいっぱいの花壇を展示しています。
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[植物企画展]
 アトリウムの中庭側で、「新春の縁起の良い植物展」を開催しています。
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 身近なものからあまり見ないものまで、縁起が良いとされる植物がたくさん集めてあります。



[光庭]
 アトリウムから出入りできる光庭は、ハンギングバスケットや寄せ植えの花々が楽しめる小さな中庭です。庭の中央、シンボルツリーのエゴノキがある植えますに、クリスマスローズやプリムラなどの花を植えています。
【スノードロップ】 ユリ科 ガランツス属
 ヨーロッパからコーカサスにかけて分布する、秋から春に咲く球根植物です。花の名前は直訳すると「雪の雫」、名前のとおり白い雫型の花が垂れ下がって咲き、かわいらしいです。和名では「待雪草(まつゆきそう)」といいます。学名のガランツスはギリシャ語の「牛乳」と「花」から。花の色にちなみます。
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 写真中央の小さな花です。寒い時間に閉じている花弁は昼間になると開きます。

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 カラーリーフやカラフルなプリムラが植わっていて、にぎやかな花壇です。

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 スノードロップは、前庭の宿根草花壇や脇庭の花壇でも見られます。小さい花ですが、ぜひ探してみてくださいね!



[キッチンガーデン]
[植物企画展]
 屋上のキッチンガーデンでは、冬の野菜が元気に生育中です。冬野菜に多いアブラナ科の、「菜っ葉」といわれる植物について解説をつけた「これも菜の花?! 菜の花と菜っ葉展」を開催しています。
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 身近な野菜でも、菜の花が咲くとは知らなかったものもあるので面白いです。



[前庭]
 前庭では、倒れつつも元気な菜の花が見られます。脇芽が次々に花を咲かせています。
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[ローズガーデン]
【ラベンダー デンタータ】 シソ科 ラヴァンドゥラ属
 地中海沿岸地方が原産のラベンダーの仲間で、四季咲き性があり、冬に咲くことで知られます。草丈は90cmほどになり、基部が木質化します。葉に鋸歯があるのが特徴で、学名の「dentata」もそこに由来します。耐寒性はそれほど強くないそうですが、当館では屋外でもよく育っています。少し枝が暴れる性質なので、切り戻しなどで整えてやるとよさそうです。切り花でも楽しめます。
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 葉に切れ込みが入るのが大きな特徴です。 

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 ローズガーデンのハーブの小庭や、温室脇の斜面などで見られます。

【マホニア “チャリティー”】 メギ科 マホニア属
 マホニアの仲間はヒイラギナンテンという名前でもよく流通する低木です。東アジアや北・中央アメリカに110種ほどが分布します。日本でも公園樹や庭植え用としてよく栽培されます。名前に「ヒイラギ」とつくように、ヒイラギに似たかたいトゲがある葉ですが、ヒイラギとは違って羽状複葉になります。この「チャリティー」は中国、台湾に分布する種類を交配した園芸品種です。1月~2月に黄色い花が咲きます。花のあとには白く粉をふいたような、青紫色の実がなり、そちらも美しいです。
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 枝のいちばん上にたくさんの花序(花の集まり)を出します。花は小さいです。

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 花の拡大です。よく見ると大変かわいらしいつくりの花です。

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 ローズガーデンのウッディテラス脇、桜の木などがある花壇でたくさん咲いています。