三陽ミュージアムでは、現在「菜の花まつり」を開催中です。
 雪が降らなかったかわりに大雨になった当館では、強風もあって菜の花が少し倒れましたが、まだまだ元気に咲いています。屋上のキッチンガーデンでは、植物企画展「菜の花と菜っ葉展」を開催していますので、合わせてお楽しみください。

 それでは今回は、アトリウムの花々から、見ごろの花をご紹介しましょう。



[アトリウムフラワーガーデン]
 季節を先取りして、春の花々が美しく咲くアトリウムでは、「スノーマンがやってきた!ホワイトビューティフルガーデン」というテーマで、雪だるまがいっぱいの花壇をお楽しみいただけます。花壇で一番目立つのが、なんといっても写真の大きな雪だるま!
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 かまくらのように、中に入ることができますので、記念撮影をどうぞ!

【プリムラ マラコイデス】 サクラソウ科 プリムラ属
 プリムラは日本に自生するサクラソウの仲間で、冬から春に花を咲かせるので、この時期よく店頭でも見かけます。この「マラコイデス」は、葉の裏や茎、つぼみが白粉をふいたようになる特徴から、和名を「ケショウザクラ」といいます。花は段になって咲き、ひとつずつの径は1cmほど。草丈は品種にもよりますが、30~50cm程度です。中国原産で、寒さに強いので屋外の寄せ植えなどにも利用できます。園芸品種が多くあります。
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 雪だるまの近くで見られます。

【プリムラ オブコニカ】 サクラソウ科 プリムラ属
 これもサクラソウの仲間です。原産は中国で、高さ20~30cmほどに伸びた花茎の先端を取り囲むように花をつけます。花の径は2cmほどで、上でご紹介したマラコイデスよりは大きな花です。耐寒性がないので、室内植物として扱います。たくさんの花色があり、楽しめます。また、プリミンという物質を分泌する場合があり、人によっては葉をさわるとかぶれるので、取扱いに注意がいります。最近では、このプリミンを少なくなるように改良した品種も登場しています。
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【プリムラ シネンシス】 サクラソウ科 プリムラ属
 本来の学名は「Primula praenitens(プリムラ プラエニテンス)」といいますが、園芸上では異名の「シネンシス」という名前で扱われることがほとんどです。中国原産のサクラソウの仲間で、葉には切れ込みが入り、の裏面と茎が赤色を帯びます。花の径は2cmほど。花数は少なめです。上の写真では、
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 花びらに細かく切れ込みが入る品種です。上の写真では右側、針葉樹の下あたりで見られます。


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 こちらはアトリウム入り口の花壇。雪化粧したように、真っ白な花々が集まっています。

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 植わっているのはランやチューリップ、エリカや、春咲きのアジサイです。

【プリムラ “ガーデンプリムラ アラカルト”】 サクラソウ科 プリムラ属
 プリムラの交配種で、寒さや暑さにも強く、外の花壇で冬越し、夏越しができます。もちろん寄せ植えなどにも使えます。次の年には株が大きく育ちます。花の形はプリムラ・ポリアンサによく似ていますが、花茎が20~30cmほどに伸び、その先に花をつけます。花の径は2cmほど。色は黄色、白、ピンクなどがあり、カラフルでかわいらしい品種です。
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 入り口を入ってすぐの花壇で見られます。



[植物企画展]
 アトリウムの中庭側では、引き続き「新春の縁起の良い植物展」を開催中です。
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 センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)、オモト(万年青)、キチジョウソウ(吉祥草)など、縁起が良いといわれる植物を集めて展示しています。



[温室]
【アンスリウム “トリコロール”】 サトイモ科 アンスリウム属
 アンスリウムはサトイモ科の植物で、室内用の観葉植物としてよく流通します。苞が美しく、切り花にも利用します。園芸品種では苞や花の色がさまざまですが、現在温室では数種類が咲いていて、特に温室2階のベンチの後ろで咲いているこの「トリコロール」という品種が面白い色だったのでご紹介します。
 水彩で色を付けたような赤と白の苞、花が赤いのも特徴的です。
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 温室2階のベンチの後ろで見られます。ほかにもたくさん咲いています。



[ベランダガーデン]
 アトリウム2階の外側にあるベランダガーデンは、ベランダでも楽しめるような、花の寄せ植えを中心に展示しています。使っている花が珍しいものばかりではないので、植物や色の組み合わせ方など、どうぞご自宅で寄せ植えや花壇をつくるときの参考にしてみてください。
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 今の季節の寄せ植えでは、ストックやビオラ、キンセンカ、ハボタンなどが活躍中です。



[キッチンガーデン]
[植物企画展] 
 ベランダガーデンからさらに階段を上ったところにあるキッチンガーデンでは、植物企画展の「菜の花と菜っ葉展」を開催しています。
 菜の花と、菜の花が咲く野菜を名札や説明板でご紹介しています。
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【紫キャベツ】 アブラナ科 アブラナ属
 一般的なキャベツより厚みのある赤紫色の葉が特徴です。紫の色素は「アントシアニン」という物質で、酸を加えると赤く変色します。ちなみにキャベツもアブラナ属で、黄色い菜の花が咲く「菜っ葉」のひとつです。もちろんこの紫キャベツも、育てていくと菜の花を咲かせます。
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[前庭]
 菜の花は風でやや倒れつつも、元気にしています。
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 前庭ではほかに、ビオラやストックなどが元気です。
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