三陽ミュージアムでは、前庭ではチューリップやアイスランドポピー、ノースポールやキンギョソウなど春の花々がきれいに咲咲きそろってきました。
イースターのイベントは終わりましたが、4月の終わりごろまでは、館内の花壇のテーマは「エッグガーデン」。卵のオブジェや、絵画の描かれた大きな卵などが飾られた花壇をご覧いただけます。
館内では、今年は「原種系」のチューリップを集めた植物企画展、チューリップ展も行っておりますので、どうぞお立ち寄りください。
●外庭閉鎖区域のお知らせ
中庭の改修工事に伴い、工事用車両の通行などで安全確保が難しいため、脇庭からローズガーデンまでのエリアを閉鎖しております。ご通行の際は、海浜公園の園路をご利用ください。
当館にお越しの際は、前庭側の2か所の入り口が開いていますので、そちらをご利用ください。
中庭は、4月25日にオープンしますので、それに合わせて外の庭も見られるようになります。
[アトリウムフラワーガーデン]
アトリウムは卵のオブジェなどが置かれた「エッグガーデン」のテーマの花壇です。アトリウム花壇は室内花壇ですので、天候に関係なく花がお楽しみいただけます。
【ボロニア ヘテロフィラ】 ミカン科 ボロニア属
オーストラリアの西部原産で、成長すると高さ・枝張りともに1mほどになる低木です。葉は細く、3cm程度の長さで、葉の付け根に釣鐘型の小さな花が咲きます。花は原種では桃色のため、今回アトリウムで見られる濃い色の花は園芸用に品種改良されたものと思われます。主に鉢植えで育てます。
入り口を入ってすぐの花壇で、マーガレットと一緒に見られます。
【デルフィニウム オーロラ】 キンポウゲ科 デルフィニウム属
デルフィニウムは、キンポウゲ科の宿根草で、夏の暑さや湿気に弱く、当館では屋外に植える場合も1年草として扱うことが多いです。この「オーロラ」は、デルフィニウムの中でも大型の園芸品種で、1mを超える草丈で、八重咲の花が特徴です。花色は、青、紫、空色などになります。
1輪の花の径は3cmほど、がくも花びらのようになります。白い部分は雄しべが弁化(べんか:はなびらのようになること)したものです。
【ベニミヤマカイドウ】 バラ科 マルス属
漢字で書くと「紅深山海棠」。濃い色の花と赤い葉が何ともシックな雰囲気のある花木です。カイドウやハナカイドウ、ヒメリンゴなどの、これと同じ属の植物は、日本でもよく観賞用として庭植えにしますが、西欧でも花や実を見る花木として品種改良されていて、この種類ももとはそのような交配種のひとつではないかと思われます。
アトリウム中央の花壇で見られます。近くではちょっと季節を先取りした、西洋アジサイの花もみられます。
[光庭]
[植物企画展]
植物企画展は、現在光庭でチューリップ展を開催しています。今年は、「原種系」と呼ばれる、小さなチューリップ30種類ほどの鉢植えを展示中です。種類によって花期が異なるため、もう終わってしまったものやまだ咲いていないものも一緒に展示していますが、どうぞ個性豊かな小さなチューリップの花々をお楽しみください。
写真は「ツリパ・クルシアナ」という原種をもとに作られた園芸品種たちで、これからが花の見ごろです。本日は雨で気温も低いため、花がぴったり閉じています。外側の花びらが赤いため、花が閉じていると赤く見えますが、花が開くと内側は黄色や白です。
[温室]
【キフゲットウ】 ショウガ科 アルピニア属
インド原産のゲットウ(月桃)という植物の斑入り品種です。大型の草本で、木にはなりませんが、高さ2~3mまで大きくなります。現在、花が咲き始めており、先端が赤く色づく白いつぼみや、開いた花の黄色い花弁が見られます。花序(花の集まり)の長さは30cm程度あります。
黄色い花びらは、内側に赤い模様があります。
温室に入ってすぐの滝の近くで咲いていて、温室2階の橋から見下ろしても花が見えます。
【コルムネア】 イワタバコ科 コルムネア属
コルムネアは中央アメリカ周辺を中心に100種ほどが分布する植物で、着生して小低木、またはつる性になります。栽培に15℃以上が必要で、通常は温室で栽培します。赤い筒状の花は長さが5cmほどあり、美しいです。
温室1階、通路沿いの岩に這っています。
通路沿いのキフゲットウが目隠しになっていますが、その後ろ側でみられます。
このほか、温室ではヒスイカズラがまだ開花中です。新しいつぼみも伸びています。
[キッチンガーデン]
【ヒメリンゴ】 バラ科 マルス属
ヒメリンゴは観賞用に交配されたリンゴの仲間で、白い花がきれいです。つぼみはピンク色、花と葉っぱが同時に出ます。サクラよりも少し硬く、張りのある新緑が花と一緒に芽吹くのがさわやかです。キッチンガーデンでは現在7分咲き程度。つぼみのピンクが見えるのがかわいらしく、花には香りもあります。
【ミツバアケビ】 アケビ科 アケビ属
北海道から九州までの日本国内の山野に自生するつる性の植物で、名前にあるように葉が3枚になるのが特徴の種類です。春に花が咲き、熟した実は食用になります。1本では実がつきづらい性質があり、栽培して実をつける場合は2本以上植えるか、アケビなど近縁の植物を植えると良いです。
花は雄花と雌花に分かれています。茶色で地味です。
屋上のキッチンガーデン。右側の木がヒメリンゴ、奥のアーチがミツバアケビです。
[前庭]
前庭では、キンギョソウ、ノースポール、スイートアリッサムやアイスランドポピー、モモイロタンポポなど春に咲く1年草の花壇がどんどんにぎやかになってきています。お天気が良ければ花もよく開きますので、花を見ながらのお散歩もおすすめです。
本数は多くないですが、ハナモモやサクラの花も見られます。
イースターのイベントは終わりましたが、4月の終わりごろまでは、館内の花壇のテーマは「エッグガーデン」。卵のオブジェや、絵画の描かれた大きな卵などが飾られた花壇をご覧いただけます。
館内では、今年は「原種系」のチューリップを集めた植物企画展、チューリップ展も行っておりますので、どうぞお立ち寄りください。
●外庭閉鎖区域のお知らせ
中庭の改修工事に伴い、工事用車両の通行などで安全確保が難しいため、脇庭からローズガーデンまでのエリアを閉鎖しております。ご通行の際は、海浜公園の園路をご利用ください。
当館にお越しの際は、前庭側の2か所の入り口が開いていますので、そちらをご利用ください。
中庭は、4月25日にオープンしますので、それに合わせて外の庭も見られるようになります。
[アトリウムフラワーガーデン]
アトリウムは卵のオブジェなどが置かれた「エッグガーデン」のテーマの花壇です。アトリウム花壇は室内花壇ですので、天候に関係なく花がお楽しみいただけます。
【ボロニア ヘテロフィラ】 ミカン科 ボロニア属
オーストラリアの西部原産で、成長すると高さ・枝張りともに1mほどになる低木です。葉は細く、3cm程度の長さで、葉の付け根に釣鐘型の小さな花が咲きます。花は原種では桃色のため、今回アトリウムで見られる濃い色の花は園芸用に品種改良されたものと思われます。主に鉢植えで育てます。
入り口を入ってすぐの花壇で、マーガレットと一緒に見られます。
【デルフィニウム オーロラ】 キンポウゲ科 デルフィニウム属
デルフィニウムは、キンポウゲ科の宿根草で、夏の暑さや湿気に弱く、当館では屋外に植える場合も1年草として扱うことが多いです。この「オーロラ」は、デルフィニウムの中でも大型の園芸品種で、1mを超える草丈で、八重咲の花が特徴です。花色は、青、紫、空色などになります。
1輪の花の径は3cmほど、がくも花びらのようになります。白い部分は雄しべが弁化(べんか:はなびらのようになること)したものです。
【ベニミヤマカイドウ】 バラ科 マルス属
漢字で書くと「紅深山海棠」。濃い色の花と赤い葉が何ともシックな雰囲気のある花木です。カイドウやハナカイドウ、ヒメリンゴなどの、これと同じ属の植物は、日本でもよく観賞用として庭植えにしますが、西欧でも花や実を見る花木として品種改良されていて、この種類ももとはそのような交配種のひとつではないかと思われます。
アトリウム中央の花壇で見られます。近くではちょっと季節を先取りした、西洋アジサイの花もみられます。
[光庭]
[植物企画展]
植物企画展は、現在光庭でチューリップ展を開催しています。今年は、「原種系」と呼ばれる、小さなチューリップ30種類ほどの鉢植えを展示中です。種類によって花期が異なるため、もう終わってしまったものやまだ咲いていないものも一緒に展示していますが、どうぞ個性豊かな小さなチューリップの花々をお楽しみください。
写真は「ツリパ・クルシアナ」という原種をもとに作られた園芸品種たちで、これからが花の見ごろです。本日は雨で気温も低いため、花がぴったり閉じています。外側の花びらが赤いため、花が閉じていると赤く見えますが、花が開くと内側は黄色や白です。
[温室]
【キフゲットウ】 ショウガ科 アルピニア属
インド原産のゲットウ(月桃)という植物の斑入り品種です。大型の草本で、木にはなりませんが、高さ2~3mまで大きくなります。現在、花が咲き始めており、先端が赤く色づく白いつぼみや、開いた花の黄色い花弁が見られます。花序(花の集まり)の長さは30cm程度あります。
黄色い花びらは、内側に赤い模様があります。
温室に入ってすぐの滝の近くで咲いていて、温室2階の橋から見下ろしても花が見えます。
【コルムネア】 イワタバコ科 コルムネア属
コルムネアは中央アメリカ周辺を中心に100種ほどが分布する植物で、着生して小低木、またはつる性になります。栽培に15℃以上が必要で、通常は温室で栽培します。赤い筒状の花は長さが5cmほどあり、美しいです。
温室1階、通路沿いの岩に這っています。
通路沿いのキフゲットウが目隠しになっていますが、その後ろ側でみられます。
このほか、温室ではヒスイカズラがまだ開花中です。新しいつぼみも伸びています。
[キッチンガーデン]
【ヒメリンゴ】 バラ科 マルス属
ヒメリンゴは観賞用に交配されたリンゴの仲間で、白い花がきれいです。つぼみはピンク色、花と葉っぱが同時に出ます。サクラよりも少し硬く、張りのある新緑が花と一緒に芽吹くのがさわやかです。キッチンガーデンでは現在7分咲き程度。つぼみのピンクが見えるのがかわいらしく、花には香りもあります。
【ミツバアケビ】 アケビ科 アケビ属
北海道から九州までの日本国内の山野に自生するつる性の植物で、名前にあるように葉が3枚になるのが特徴の種類です。春に花が咲き、熟した実は食用になります。1本では実がつきづらい性質があり、栽培して実をつける場合は2本以上植えるか、アケビなど近縁の植物を植えると良いです。
花は雄花と雌花に分かれています。茶色で地味です。
屋上のキッチンガーデン。右側の木がヒメリンゴ、奥のアーチがミツバアケビです。
[前庭]
前庭では、キンギョソウ、ノースポール、スイートアリッサムやアイスランドポピー、モモイロタンポポなど春に咲く1年草の花壇がどんどんにぎやかになってきています。お天気が良ければ花もよく開きますので、花を見ながらのお散歩もおすすめです。
本数は多くないですが、ハナモモやサクラの花も見られます。
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