三陽ミュージアムでは、現在フェア「フローラルクリスマス」を開催しております。もみの木のクリスマスツリーや、ポインセチアなどの花でいっぱいの館内アトリウム花壇は、「小さな森のクリスマス」のテーマの花壇をご覧いただけます。
 アトリウムでは植物企画展「ポインセチア&クリスマスフラワー展」も開催中です。どうぞお楽しみください。

 12月20日には、21時までの開館延長「クリスマスキャンドルナイト」があります。夜の温室や、照明を落とし、キャンドルの灯った、いつもとは違った雰囲気のアトリウム花壇がご覧いただけます。

 それでは今回も、クリスマスのアトリウム花壇からご紹介を始めようと思います。



[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムでは、植物企画展でポインセチアやクリスマスの植物をたくさん展示していますが、花壇の中にもポインセチアはいっぱいです。
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【ポインセチア “モネアーリー”】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 苞の部分は丸みのある形で、ふんわりとしています。花壇のものは草丈30cmほどです。砂目模様のように、細かい赤い点の模様が入り、遠目で見るとピンク色のように見えます。
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【ポインセチア “レモンスノー”】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 名前のとおり、レモン色の苞の品種です。黄色がかっていても、クリーム色のような暖かい色のものが多いポインセチアの中で、この「レモンスノー」は、かなりクールな色味です。 
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 トナカイの近くで見られます。

【プリムラ ジュリアン】 サクラソウ科 プリムラ属
 サクラソウの仲間の交配種で、秋から春にかけて開花する種類です。草丈低く、花の径は4cmほどです。寒さに比較的強いので、当館ではアトリウムだけでなく、屋外の寄せ植えに使うことも多いです。花色がとてもカラフルで、香りがあるものもあります。主観になりますが、なぜか黄色花のものはよく香るようです。
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【プリムラ オブコニカ】 サクラソウ科 プリムラ属
 中国西部からヒマラヤにかけて分布し、和名はトキワザクラといいます。日本のサクラソウのように、長く伸びた茎を取り巻くように花を咲かせますが、ひとつずつの花は径が大きく、3cmほどあります。園芸品種も多くあり、色はアプリコット色やピンク、赤、青などがあります。草丈(花茎の長さ)は20cmほどです。
 葉から「プリミン」という物質を出すことがあり、人によってはかぶれることがあります。
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 両方の種類とも、キャンドルのツリーの足元で見られます。



[植物企画展]
 植物企画展はアトリウムのスロープ脇で開催中です。
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【ヒメヒイラギ】 モチノキ科 モチノキ属
 ヨーロッパのヒイラギ(クリスマスホーリー)と同じく、モチノキ科の低木で、奄美地方に自生します。和名は「アマミヒイラギモチ」といいます。とげがあるのは若いころだけで、成木になると葉のとげはなくなります。以前は盆栽用などに、「アマミヒイラギ」という名前で流通することが多かったようですが、現在は園芸上では「ヒメヒイラギ」と呼ばれる方が多いようです。雌雄異株で、雌の木には赤い実がなります。
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 普段は棚に載せていますが、見やすいように、別の場所に移動して撮影しています。


 
[温室]
【トラフアナナス】 パイナップル科 フリーセア属
 南米大陸の北部、ベネズエラなどが原産の植物で、和名は葉に黒色の縞模様が入ることにちなみます。鳥の羽のような、光沢のある苞が美しく、苞の間から黄色い筒型の花が飛び出して咲きます。苞の色は、3か月以上も美しいままで、長い間観賞できます。
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 飛び出した黄色い部分が花です。花にもつやがあります。

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 温室2階で見られます。



[キッチンガーデン]
【ブロッコリー】 アブラナ科 アブラナ属
 ブロッコリーはアブラナ科の野菜で、花蕾(つぼみ)の部分を食用にします。例年、当館では、春ごろに花が咲くことが多いのですが、今年は植えつけた時期か気候のせいか、今、花が咲いています。花は淡い黄色です。下のほうから開き、たくさん開くと1株でもブーケのようです。
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【カリフラワー】 アブラナ科 アブラナ属
 カリフラワーもブロッコリーと同じく、アブラナ科の野菜です。あまり知られていない和名は「ハナヤサイ(花椰菜)」といいます。こちらはまだ固いつぼみで、食べごろには見えますが、花が咲く気配はありません。日光にあたると黄色くなるため、白いままにするためには、葉で花蕾をくるんで遮光して育てます。
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 キッチンガーデンでは、冬野菜の花壇が見られます。



[前庭]
【ウィンターパンジー “F1ナチュレ フロスティローズ”】 スミレ科 スミレ属
 パンジーとビオラの特性を併せ持つ交配種で、4cmほどの大きさの花が冬でもよく咲き、性質は丈夫です。花色は上が淡く、下が濃いローズ色です。花弁のふちがやや波打ち、優美な印象の花です。噴水花壇で見られます。
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 噴水花壇はビオラとハボタンの波型模様になっています。

 
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 菜の花が咲き始めた四季彩花壇の一角には、来年の干支・羊が登場しました。
 近づいてよく見るとなかなか渋い置物ですが、新年のごあいさつの写真撮影にいかがでしょうか?



[ローズガーデン]
【サザンカ】 ツバキ科 ツバキ属
 日本の冬を代表する花のひとつ、サザンカがローズガーデンで見頃です。江戸時代から品種改良や栽培がさかんに行われたサザンカは、現在でも300ほどの品種があります。原種は本州では山口県、四国の西南部から九州、沖縄にかけて分布し、原種の花色は白ですが、園芸品種では紅色、桃色、各色のしぼり模様が入るものなど、たくさんの花色があります。
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写真では右側の奥、黄色く見える木の左隣にあります。ローズガーデンのパルコース寄りの場所です。