三陽ミュージアムでは、現在「フローラルクリスマス」を開催中です。エントランスやアトリウムには、生の木を使ったクリスマスツリーが飾られ、館内の花壇はポインセチアなど、クリスマスを彩る花々でいっぱいです。
 外の庭では木々の紅葉やサルビアの花、皇帝ダリア、少しの秋バラなどが見られます。どうぞ、秋のひと時を、当館でお楽しみください。
 
 今週から、植物企画展「ポインセチア&クリスマスフラワー展」が始まりました。アトリウムのスロープ脇で行っている展示では、とてもたくさんのポインセチアとシクラメン、そのほかクリスマスにちなんだ花々を展示しております。お越しの際はぜひご覧ください。
 今回は、この植物企画展から、見ごろの花をご紹介していこうと思います。



[アトリウムフラワーガーデン]
[植物企画展]
【ポインセチア “プリメーロ レッド タペストリー”】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 この「プリメーロ レッド タペストリー」は、葉に斑の入る品種で、水彩で描いたような濃淡のある葉色がとても美しいです。色のついた苞の部分は様々な色や形になる種類がありますが、葉の方に斑が入る種類のポインセチアはあまり見かけません。どうぞこの機会にご覧ください。
 141126_01

【シクラメン “ローゼス”】 サクラソウ科 シクラメン属
 バラの花のように八重咲きでボリュームのある形の花をつけるシクラメンで、つぼみが星のような形でかわいらしいです。花の大きさはやや小さめです。魅力は花の形だけでなく、とても良い香りがあります。
 141126_02

 141126_03
 ポインセチアやシクラメンだけでなく、クリスマスにちなんだほかの花々も展示しております。



【ユリオプスデージー】 キク科 ユリオプス属
 南アフリカが原産の常緑低木で、葉や茎に軟毛が生えて灰白色になります。やや耐寒性に欠けますが、場所によっては戸外で越冬して大きな株に育っているものも見かけます。黄色くよく目立つ花をつけ、花の径は7cmほどです。
 141126_04

【マネッティア インフラータ】 アカネ科 マネッティア属
 南米のパラグアイ、ウルグアイが原産のつる植物で、和名を「アラゲカエンソウ」といいます。花に粗い毛が生えるのが名前の由来のようですが、近くでよく見ると本当に毛が生えてもこもことした質感です。筒状の花は基部が赤、先端は黄色です。長さ2cmほどの小さな花ですが、色が鮮やかでよく目立ちます。
 141126_05

 141126_06
 花壇にあるものはツリー仕立てになっています。花がイルミネーションのライトのようでかわいらしいです。

 141126_07
 入り口を入ってすぐの花壇で見られます。

 141126_08
 アトリウムの花壇は花やイルミネーションでとても華やか。上の通路から見てもきれいですよ!



[温室]
 温室では、この記事を書いた日には同じ名前(品種名)を持つふたつの植物が同時に見られたので、ぜひご紹介しようと思います。
【ドラセナ “ハワイアンフラッグ”】 リュウゼツラン科 ドラセナ属
 観葉植物としてよく流通するドラセナですが、この品種は緑の地に白やピンク色の斑が入るカラフルで大きな葉が特徴的で、切り花の葉ものとしても人気のようです。花がなくても葉色のおかげで、一気に周りの雰囲気が明るくなります。
 141126_09

 141126_10
 温室2階、エアープランツのコーナーのそばで見られます。

【ハイビスカス “ハワイアンフラッグ”】 アオイ科 ヒビスクス属
 さて、同じ品種名をもつ、こちらは花の「ハワイアンフラッグ」、ハイビスカスの一種です。変わった形なので、以前もブログで紹介したかと思いますが、再度登場です。切れ込みの入った細い花弁と、赤と白2色の縞模様のような花です。
 141126_11

 141126_12
 温室1階、ハイビスカスがたくさんあるコーナー(写真右側)で見られます。


 こんなふたつの植物の名前となった「ハワイアンフラッグ」、ハワイの州旗がこちら↓↓
 141126_13

 どうでしょう、似ていますか?
 ハイビスカスは花なので見られる時と見られない時がありますが、もし咲いていたら、2階のドラセナと一緒にお楽しみください。

 このほかにも、温室では花が見られます。

【ヘリコニア プシッタコルム】 バショウ科 ヘリコニア属
 西インド諸島や南アメリカに分布するやや小型のヘリコニアのひとつです。高さは60cmから90cmになり、苞が赤く、花は橙黄色で、花の先に黒いもようがつきます。種小名の「プシッタコルム」は、「オウムのような」の意味で、花の形がオウムのくちばしに似ていることにちなみます。
 141126_14

 141126_15
 温室、階段の途中のグァバの木の脇で咲いています。写真の中央あたりの花です。

 

[屋上日本庭園]
 市民展示室の脇から外に出た場所にある屋上日本庭園では、モミジが色づいて見ごろを迎えています。
 141126_16
 緑から赤へ移り変わる色合いが絶妙でとてもきれいです。



[前庭]
 前庭でも紅葉が楽しめます。現在きれいに色づいているのは、カワヅザクラです。花は3月ごろ。葉が散ると、しばらく休眠の季節になります。

 141126_17



[通用路脇花壇]
【皇帝ダリア】 キク科 ダリア属
 和名をコダチダリア(木立ダリア)といい、大きく育つと5mをこえるほどになる多年草です。当館ではここ数年、移植をしたことなどが要因なのか、それほど大きく育たないのですが、毎年晩秋の時期に美しい花が見られます。花の径は15cmほどで、ピンク色の一重咲きの花です。曇りや雨よりも、やはり青空の方が似合いますね。
 141126_18
 霜が降りる頃までが花の時期です。まだつぼみがたくさんあります。

 141126_19
 カワヅザクラの両脇にあります。丈は2mをこえますが、前庭のラベンダー花壇側から見ると、花が見やすいです。

 141126_20
 中庭にある皇帝ダリアは大きく育ち、脇庭側に向かって開いています。脇庭から花が見られますので通った際にはぜひご覧ください(この写真だけは11月21日撮影です)。