三陽ミュージアムでは、8月3日までフェア「七夕まつり」を開催しています。これに合わせ、光庭では植物企画展「お星さまにちなんだ植物展」で、星にちなんだ品種名がついていたり、形が星に似ていたりする色々な植物を展示しています。
 また、同じく光庭では「グリーンカーテンにできるつる植物展」で、グリーンカーテンにするには定番のゴーヤやアサガオ類をはじめとした、30種類ほどのつる植物を展示しています。

 館内、アトリウムでは「イチゴ姫のベジタブルガーデン」のテーマで、観葉植物と野菜や果物の庭が、温室ではバナナやハイビスカス、ヘリコニアなど、熱帯地方に咲く花がご覧いただけますので、どうぞお越しください。

 前庭では、夏休みに合わせるようにやや草丈の低いヒマワリの花壇が見頃になってきました。たくさんのヒマワリの花がいっせいに咲く様子には、見ているこちらも元気をもらえるように感じます。
 元気な夏の花壇をぜひご覧ください。たくさんの皆様のお越しをお待ちしております。

 
 それでは、今週は前庭のヒマワリ花壇から見頃の花をご紹介しようと思います。

【ヒマワリ “モネパレット”】 キク科 ヘリアンサス属
 前庭花壇で、やや小さなヒマワリが見ごろになっています。例年、クレオメを8月まで植えていた花壇を、今年は7月からヒマワリ花壇にしたのですが、一面ヒマワリで、夏らしい風景がとてもいいです。
 今回のヒマワリは、いろいろな花が咲くミックスの品種で、「モネパレット」という名前の品種です。よく見ると色々な色、形の花があり、面白いです。
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 草丈は現在1mほどです。

【メランポジウム】 キク科 メランポジウム属
 小さなヒマワリのような橙色の花を株いっぱいにつけ、明るい色の葉と共にこんもりした株になるメランポジウムは、春に種をまいて、夏の間花を咲かせる1年草です。性質が強健で、育てやすいので夏の花壇にお勧めです。やや乾燥には弱く、水が足りなくなると葉が丸まってきます。
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 噴水花壇のお星さま型が、こんもりと盛り上がりました。

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 噴水花壇がもようになっているのは、6月21日のラベンダーの記事でご紹介しましたが、その時の写真と比べると、こんもりと盛り上がったのがよくわかります。1か月ほどで、かなりの成長です。



[アトリウムフラワーガーデン]
【サンユウカ “コットンホワイト”】 キョウチクトウ科 エルバタミア属
 サンユウカはインドが原産の低木で、高さ3mほどになります。花は白く、径が2cmほどのラッパ型です。テイカカズラや、セイロンライティアなど、このブログでも紹介しているキョウチクトウ科の花々によく似ています。花弁が少しねじれているのが特徴的です。夜に香ります。ちなみに当館温室では、八重咲きの園芸品種のサンユウカが見られます。
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【ゴクラクチョウカ】 バショウ科 ストレリチア属
 ゴクラクチョウカは、バショウ科の多年草です。切り花でも流通します。温室で毎年開花していますが、今年はアトリウムでも見られます。花が鳥が飛んでいる形に見えることからの名前で、横から見ると、青い部分が頭、オレンジ色の部分が羽や尾で、本当に鳥のようです。
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【アンスリウム “エンジェル”】 サトイモ科 アンスリウム属
 アンスリウムは、熱帯アメリカ、西インド諸島に600種ほどが分布するサトイモ科の植物で、主に流通する園芸品種は、コロンビアやエクアドルが原産の「オオベニウチワ」や、グアテマラやコスタリカが原産の「ベニウチワ」が元になったものが多いです。
 この「エンジェル」は、80cmほどの草丈になるかなり大型の品種で、つやのある仏炎苞(ぶつえんほう:花の周りにある、色のついた苞)が美しいです。
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 「イチゴ姫の家」の脇で、鉢植えで見られます。

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[光庭]
[植物企画展] 
 光庭では植物企画展の「お星さまにちなんだ植物展」と、「グリーンカーテンにできるつる植物展」を開催しています。
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【ニシキザサ】 イネ科 オプリスメヌス属
 ニシキザサはイネ科の多年草で、ほふく性の植物です。ササ(笹)ではなく、日本にも自生する「チヂミザサ」の仲間です。白と桃色の斑がしま模様になる美しい観葉植物で、吊り鉢にしたり、温室のグラウンドカバーなどとして利用します。
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 葉についたきらきらしたものは飾りです。

【ルコウソウ】 ヒルガオ科 クアモクリト属
 お星さまにちなんだ植物展と、つる植物展の両方に飾ってあるルコウソウは、星形の花がかわいらしいつる植物です。葉が羽毛状に細く切れ込むのが特徴で、緑のカーテンに使うととても繊細な雰囲気があります。
 花色は赤、桃、白などがあります。花の径は2cmほど。ラッパ型で、細い管の部分は4cmほどです。
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 つる植物展では、たくさんの鉢植えのつる植物が見られます。



[温室]
【サンタンカ “スーパーキング”】 アカネ科 イクソラ属
 温室の2階、橋の周辺で見られる半球形の大きな花が目を引く植物がこの「スーパーキング」です。スマトラが原産の低木「イクソラ・ダッフィー」が親になった園芸品種で、濃い赤の、ややとがった花弁の花とつやのある葉が特徴です。橋から滝の方を見ると赤い花がよく目立ちます。
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[ローズガーデン]
【カクトラノオ】 シソ科 フィソステギア属
 カクトラノオは別名「ハナトラノオ」ともいい、北アメリカが原産の宿根草です。高さは40cm~120cmほど、初夏に切り戻すとやや低めに抑えられます。日本には大正時代に渡来し、丈夫なのでよく庭植えなどで育てられます。花色は桃色や紅色、白があり、当館でも前庭では桃花のものが見られます。
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 花色が違うだけで、ずいぶん印象が変わります。

【ミソハギ】 ミソハギ科 ミソハギ属
 本州、四国、九州の湿地帯などに主に分布する宿根草で、毎年、今くらいの時期に開花します。とても丈夫で、地下茎でどんどん増えます。花壇のほか、切り花にも利用されます。この花が咲くと、夏だな、と実感します。
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 ローズガーデンはダリアや宿根草が元気な季節です。