三陽ミュージアムでは、現在「ハーブフェア」を開催中です。前庭のラベンダー花壇では、ラベンダーの見ごろが続き、ハチが忙しく蜜を吸っています。ラベンダーは7月のはじめまでには、すべて花を刈ってしまうため、花の見ごろは今週いっぱいです。今週末には入館者対象の摘み取り体験も予定しています(雨天中止です)ので、どうぞお越しください。
花の色も、香りも爽やかです。
[アトリウムフラワーガーデン]
【ミルトニア “チェリーベール”】 ラン科 ミルトニア属
ミルトニアの仲間は、中央、南アメリカに分布するランのひとつで、花の大きな種類はアンデスの高所が原産です。花の形がパンジーに似ているため、「パンジー・オーキッド」(オーキッドはランのこと)の愛称があります。
この「チェリーベール」は、さくらんぼ色の色鮮やかな花が美しいです。花の径は5cmほどです。
イチゴの家の周りで見られます。
【ハイビスカス “ミセスユミ”】 アオイ科 ヒビスクス属
ハイビスカスの仲間は、アオイ科の低木で、色鮮やかで大きな花が付く園芸品種がたくさんあります。暖地の植物のため、越冬に10℃以上が必要です。国内でも沖縄などでは庭植えにもできますが、通常鉢植えで管理します。 「ミセスユミ」は、花色の鮮やかさが魅力の種類です。花色は、花弁の外側が黄色、内側が紅色でグラデーションのようになります。
【ムッサエンダ】 アカネ科 コンロンカ属
ムッサエンダ(コンロンカ)属の植物は、約200種ほどの種類があり、熱帯アジア、熱帯アフリカ、太平洋諸島に分布します。今回、アトリウムで展示しているのは、この中で、「ムッサエンダ ルテオラ(Mussaenda luteola)」という、アフリカのヌビアが原産の種類だと思われます。花は薄い黄色のラッパ型、その周りにつく「がく」が白く、よく目立ちます。「ハンカチの木」という名前で流通するようですが、「ハンカチノキ」という名前(和名)の植物とは全く別のものです。
イチゴのオーブンがある花壇で見られます。
【ゲンペイカズラ】 クマツヅラ科 クレロデンドルム属
熱帯アフリカに分布するつる性の低木で、正式な和名は「ゲンペイクサギ」といいます。白いがくの中から飛び出す花は赤色です。雄しべが長く伸び、よく目立ちます。紅白2色で咲く花を「源平咲き」と言いますが、この「ゲンペイカズラ(源平蔓)」も語源は一緒で、源平合戦で、源氏と平氏がそれぞれ白と赤の旗を掲げて戦ったことが元になっています。
[前庭]
【ハイドランジア “アナベル”】 ユキノシタ科 アジサイ属
アジサイ「アナベル」は、北アメリカ東部から東南部に分布する「アルボレスケンス」種の園芸品種のひとつで、白い繊細な花が人気の品種です。花色は白で、日本のアジサイとは違い、春に芽を出してから花芽を作るので、切り戻しができます。花序(花の集まり)は大きく、径が20cmをこえるほどの大きなものも見られます。
花が終わると緑色になりますが、それもまた悪くないです。
【ニューサイラン】 ユリ科 フォルミウム属
ニュージーランドに分布する植物で、ニュージーランドでは湿地帯に広く分布します。葉の高さは3mほどになり、その中から伸ばす花茎は、長いものでは5mに達します。ひとつひとつの花を見ると、上向きの花をいくつもつけ、花の色は濃い赤色。中からのびる雄しべは、オレンジ色です。当館前庭のニューサイランは、葉が濃い色の品種です。年々株が大きくなっているようです。
【チョコレートコスモス “チョコモカ”】 キク科 コスモス属
チョコレートコスモスは、メキシコ原産の多年草です。チョコレートのような香りのする花をつけるコスモスの仲間で、草丈はさほど高くならず、50cmほどです。花は茶色で、色もチョコレートのよう。花びらはベルベットのような質感があります。花の径は4cmほどです。
それぞれ、前庭の宿根草花壇で見られます。
[通用路脇花壇]
通用門から建物脇に至る通用路の脇にある花壇では、西洋アジサイやポーチュラカがかわいらしく咲いています。
【ポーチュラカ】 スベリヒユ科 ポーチュラカ属
夏を代表する一年草のひとつで、径が3cmほどのカップ型の花がたくさん咲くのが魅力です。這って伸びていきます。葉は多肉質で、暑さや乾燥に強いです。花は大体半日ほどでしぼみます。花色がたくさんあり、とても明るい色が多いので、1色でも、混ぜて植えてもかわいらしいです。通用路脇では、色とりどりの花がいっぺんに見られます。
花壇のふちどりに植わっています。
[ローズガーデン]
【カールドン】 キク科 チョウセンアザミ属
カールドンは南ヨーロッパ原産のキク科の植物で、地中海沿岸地域では、紀元前から食用に栽培されてきました。アザミに似ていますが、2mにもなる大きな植物です。同じ属に、つぼみを食用にする「アーティチョーク」があります。現在、「ハーブの小庭」で、カールドンとアーティチョーク両方が咲いています。
【ダブルフラワーカモミール】 キク科 アンテミス属
ダブルフラワーカモミールは、リンゴに似た香りのハーブ「ローマンカモミール」の八重咲きの品種です。茎は這うようにして伸び、カーペット状に広がります。現在、小さな花をたくさんつけ、かわいらしく花壇を彩っています。
【アカンサス】 キツネノマゴ科 アカンサス属
アカンサスは葉の形がアザミに似ていることから「ハアザミ」とも呼ばれる植物で、地中海沿岸や熱帯アジア、熱帯アフリカなどに約50種が分布します。葉の形が美しく、古くから図案や文様のモデルにされてきました。古代ギリシャの建築様式、コリント様式の柱の飾りが、このアカンサスの葉というのもよく知られます。
大きくつやのある葉も印象的ですが、この時期に見られる花もかなり目立ちます。
ローズガーデンの「バラの小径」で見られます。
花の色も、香りも爽やかです。
[アトリウムフラワーガーデン]
【ミルトニア “チェリーベール”】 ラン科 ミルトニア属
ミルトニアの仲間は、中央、南アメリカに分布するランのひとつで、花の大きな種類はアンデスの高所が原産です。花の形がパンジーに似ているため、「パンジー・オーキッド」(オーキッドはランのこと)の愛称があります。
この「チェリーベール」は、さくらんぼ色の色鮮やかな花が美しいです。花の径は5cmほどです。
イチゴの家の周りで見られます。
【ハイビスカス “ミセスユミ”】 アオイ科 ヒビスクス属
ハイビスカスの仲間は、アオイ科の低木で、色鮮やかで大きな花が付く園芸品種がたくさんあります。暖地の植物のため、越冬に10℃以上が必要です。国内でも沖縄などでは庭植えにもできますが、通常鉢植えで管理します。 「ミセスユミ」は、花色の鮮やかさが魅力の種類です。花色は、花弁の外側が黄色、内側が紅色でグラデーションのようになります。
【ムッサエンダ】 アカネ科 コンロンカ属
ムッサエンダ(コンロンカ)属の植物は、約200種ほどの種類があり、熱帯アジア、熱帯アフリカ、太平洋諸島に分布します。今回、アトリウムで展示しているのは、この中で、「ムッサエンダ ルテオラ(Mussaenda luteola)」という、アフリカのヌビアが原産の種類だと思われます。花は薄い黄色のラッパ型、その周りにつく「がく」が白く、よく目立ちます。「ハンカチの木」という名前で流通するようですが、「ハンカチノキ」という名前(和名)の植物とは全く別のものです。
イチゴのオーブンがある花壇で見られます。
【ゲンペイカズラ】 クマツヅラ科 クレロデンドルム属
熱帯アフリカに分布するつる性の低木で、正式な和名は「ゲンペイクサギ」といいます。白いがくの中から飛び出す花は赤色です。雄しべが長く伸び、よく目立ちます。紅白2色で咲く花を「源平咲き」と言いますが、この「ゲンペイカズラ(源平蔓)」も語源は一緒で、源平合戦で、源氏と平氏がそれぞれ白と赤の旗を掲げて戦ったことが元になっています。
[前庭]
【ハイドランジア “アナベル”】 ユキノシタ科 アジサイ属
アジサイ「アナベル」は、北アメリカ東部から東南部に分布する「アルボレスケンス」種の園芸品種のひとつで、白い繊細な花が人気の品種です。花色は白で、日本のアジサイとは違い、春に芽を出してから花芽を作るので、切り戻しができます。花序(花の集まり)は大きく、径が20cmをこえるほどの大きなものも見られます。
花が終わると緑色になりますが、それもまた悪くないです。
【ニューサイラン】 ユリ科 フォルミウム属
ニュージーランドに分布する植物で、ニュージーランドでは湿地帯に広く分布します。葉の高さは3mほどになり、その中から伸ばす花茎は、長いものでは5mに達します。ひとつひとつの花を見ると、上向きの花をいくつもつけ、花の色は濃い赤色。中からのびる雄しべは、オレンジ色です。当館前庭のニューサイランは、葉が濃い色の品種です。年々株が大きくなっているようです。
【チョコレートコスモス “チョコモカ”】 キク科 コスモス属
チョコレートコスモスは、メキシコ原産の多年草です。チョコレートのような香りのする花をつけるコスモスの仲間で、草丈はさほど高くならず、50cmほどです。花は茶色で、色もチョコレートのよう。花びらはベルベットのような質感があります。花の径は4cmほどです。
それぞれ、前庭の宿根草花壇で見られます。
[通用路脇花壇]
通用門から建物脇に至る通用路の脇にある花壇では、西洋アジサイやポーチュラカがかわいらしく咲いています。
【ポーチュラカ】 スベリヒユ科 ポーチュラカ属
夏を代表する一年草のひとつで、径が3cmほどのカップ型の花がたくさん咲くのが魅力です。這って伸びていきます。葉は多肉質で、暑さや乾燥に強いです。花は大体半日ほどでしぼみます。花色がたくさんあり、とても明るい色が多いので、1色でも、混ぜて植えてもかわいらしいです。通用路脇では、色とりどりの花がいっぺんに見られます。
花壇のふちどりに植わっています。
[ローズガーデン]
【カールドン】 キク科 チョウセンアザミ属
カールドンは南ヨーロッパ原産のキク科の植物で、地中海沿岸地域では、紀元前から食用に栽培されてきました。アザミに似ていますが、2mにもなる大きな植物です。同じ属に、つぼみを食用にする「アーティチョーク」があります。現在、「ハーブの小庭」で、カールドンとアーティチョーク両方が咲いています。
【ダブルフラワーカモミール】 キク科 アンテミス属
ダブルフラワーカモミールは、リンゴに似た香りのハーブ「ローマンカモミール」の八重咲きの品種です。茎は這うようにして伸び、カーペット状に広がります。現在、小さな花をたくさんつけ、かわいらしく花壇を彩っています。
【アカンサス】 キツネノマゴ科 アカンサス属
アカンサスは葉の形がアザミに似ていることから「ハアザミ」とも呼ばれる植物で、地中海沿岸や熱帯アジア、熱帯アフリカなどに約50種が分布します。葉の形が美しく、古くから図案や文様のモデルにされてきました。古代ギリシャの建築様式、コリント様式の柱の飾りが、このアカンサスの葉というのもよく知られます。
大きくつやのある葉も印象的ですが、この時期に見られる花もかなり目立ちます。
ローズガーデンの「バラの小径」で見られます。
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