三陽ミュージアムでは、現在「フローラルクリスマス」を開催中です。館内はクリスマス一色で、もみの木やポインセチアといったクリスマスの木や草花、ビオラやアリッサムなど、冬から春の花々で彩られた花壇をご覧いただけます。
 館内アトリウムで、引き続き「ポインセチア&シクラメン展」を開催中です。色も形もよく見ると様々なポインセチアや、冬の窓辺にぴったりの、たくさんの種類のシクラメンを展示しています。
 21日(土)から24日(月・祝)までは、開館時間を延長し、18時まで開館します。照明を落としてやや暗くなったり、ろうそくがついたりと、いつもとは違う表情の花壇をどうぞお楽しみください。
 
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 12月14日、キャンドルナイトのアトリウムの様子です。

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 同じ花壇の、昼と夜の様子です。印象がかなり違います。



[アトリウムフラワーガーデン]
【ヘデラ ヘリックス "ゴールデンコリブリ"】 ウコギ科 ヘデラ属
 ヘデラ ヘリックスは、和名をセイヨウキヅタ(西洋木蔦)といい、ヨーロッパ地方などが原産の常緑のつる植物です。英語の「アイビー」という呼び方もよく知られています。古代エジプトや古代ギリシアの時代から、神聖なものとして用いられており、現在でもイギリスなどで、ヒイラギと合わせてクリスマスの飾りに使います。
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 花壇のふち、流れ落ちるように植えてあります。

   
【ラベンダー “アラルディー”】 シソ科 ラヴァンドゥラ属
 6月ごろの花の時期以外、あまり目にすることのないラベンダーが、現在アトリウムで観葉植物として使われています。この「アラルディー」は、香りのかなり強い交配種で、クラフト用ではなく、庭植え用に向く品種です。
 銀葉で、こんもりとした形が素敵です。植えてある近くでは、ほのかに香りもします。
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【ビオラ】 スミレ科 スミレ属
 冬から春に咲くスミレの仲間の一年草で、主に花の大きさが小さく、多花性の種類を「ビオラ」、花の大きいものを「パンジー」と園芸上で呼んでいます。赤、橙、黄、桃、紫、白などなど本当にたくさんの色の品種があり、また近年では交配で花びらがフリルのように波打つ種類もあります。
 今回は、アトリウムにあるビオラの中から4種類、品種名をご紹介します。

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 濃い紫色が「キャラメルマリンブルー」、薄紫色と白の花が「ペニーラベンダーブラッシュ」という品種です。入り口を入ってすぐの花壇で見られます。

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 明るいオレンジ色の「ビビクリアオレンジ」。トナカイのいる花壇で見られます。

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 深い赤色が魅力の「ペニーレッドブロッチ」。イチゴ姫の家のある花壇で見られます。


[植物企画展]
 引き続き、「ポインセチア&シクラメン展」を開催中です。中庭側の窓際でポインセチアを、光庭側の窓際でシクラメンを展示しております。

【ポインセチア “ジェスターレッド”】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 赤い苞が細長く、縁が丸まってふんわりとした印象になる種類のポインセチアです。今回の展示では、同じ「ジェスター」シリーズの「ジェスターホワイト」もすぐ隣に展示しています。今回は展示していませんが、同じシリーズにピンクやマーブルの花もあります。 
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【シクラメン “ビクトリア”】 サクラソウ科 シクラメン属
 花は白で、花の中心部と花びらの縁取りだけ濃いピンク色が乗ります。また、色のついた花びらのふちが縮れて波打ち、ボリュームがあります。とてもかわいらしい花で、人気品種だというのもうなずけます。
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[温室]
【チランジア テヌイフォリア】 パイナップル科 チランジア属
 エアープランツという名前で流通するチランジアの仲間のひとつで、葉は「ストリクタ」というよく流通する種類に似ていて、やや葉が短い印象です。花も当館にあるものは苞がピンク色で花が紫色、色はストリクタと一緒ですが、ぎっしりと集まり丸みを帯びるストリクタに比べ、かなりほっそりしてまばらな花です。花色や葉の様子の違う園芸品種が数多く存在するようです。
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 温室2階、チランジアコーナーの左の方で見られます。

【ポインセチア “アイスパンチ”】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 温室の中でも、実はポインセチアが見られます。これは昨年以前のクリスマスシーズンに展示したものを、温室の花壇に移植したもので、株によっては1mほどに育っている品種もあります。ポインセチアは短日植物という、日長が短くなると花芽をつけ、苞も色づくのですが、何もせずに自然の光で育てると、写真のように今の時期に数枚がやっと色づく状態です。同じ品種がアトリウムで見られますので、ぜひ見比べてお楽しみください。
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 温室2階の花壇の一角で見られます。



[キッチンガーデン]
【コールラビ】 アブラナ科 アブラナ属
 種としては「Brassica oleracea(ブラシカ オレラケア)」といい、原種はヨーロッパ西・南部の海岸地帯に産します。ケール、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜も、元々は同じ親からできた兄弟です。見た目がとてもユニークなこの「コールラビ」は、カブのように太く丸くなる茎の部分を食用にします。スライスしてバター炒めにするとおいしいそうです。
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 キッチンガーデンは、現在冬野菜の花壇になっています。