三陽ミュージアムでは、現在「フローラルクリスマス」を開催中です。クリスマスまで1か月を切り、いよいよ展示もにぎやかになってきています。アトリウムの花壇は、いろいろな角度から見ることができ、もみの木やイチゴの家も角度を変えて見てみると、また違った印象で面白いです。
 ぜひ、館内で暖かなクリスマスをお楽しみください。

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 今の季節、16時半頃にはかなり薄暗くなってきます。暗い時間はイルミネーションの明かりで、昼間とは違った表情の花壇がお楽しみいただけますよ!

 

[アトリウムフラワーガーデン]
【プリンセチア】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 プリンセチアは、ポインセチアの仲間で、苞の色がピンク色になる園芸品種です。花の少ない冬の時期に、このように大きく鮮やかな色のものが入ると、ぐっと花壇がはなやかになります。
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 今回の展示では、3色が見られます。

【シロタエギク “シルバーダスト”】 キク科 セネシオ属
 シロタエギクは、キク科の多年草で、細かい毛が生えたビロードのような質感の銀葉が美しいため、観葉植物として寄せ植えなどでほかの植物と合わせて使われることが多いです。花は、小さい黄色い花が集まって咲きますが、葉を美しく保つために、当館では花はつぼみのうちに摘み取ってしまうことが多いです。
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 今回は、ハボタンやビオラと一緒に植えています。

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 入り口を入ってすぐの花壇で見られます。

[植物企画展] 
 アトリウムでは、植物企画展の「ポインセチア&シクラメン展」を開催中です。
 中庭側でポインセチアを、光庭側でシクラメンを展示しています。

【ポインセチア “バイキングシナモン”】 トウダイグサ科 ユーフォルビア属
 苞の長さは20cmほどと大きめです。ピンク色に見えますが、よく見るとクリーム色の地に、赤い細かなまだら模様が入っています。葉脈が白く浮き出たように見えます。スパイシーな暖かい色が、これからの季節にピッタリです。
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 現在、展示では20種類ほどが見られます。 

【シクラメン “ハーレカイン”】 サクラソウ科 シクラメン属
 花弁の縞模様がユニークなシクラメンです。品種名は「道化師」の意味です。シクラメンに限らず、園芸植物で、花に縞模様が入っていたり、斑入り葉の品種のもので、同じ品種名がついているのを見かけますが、ピエロの縞模様の服をイメージしているのかもしれません。
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[温室]
 温室では、先週に引き続き、2階の花壇で面白い花が咲き始めましたのでご紹介します。

【タッカ シャントリエリ】 タシロイモ科 タッカ属
 猫の顔のような花の形から「ブラックキャット」とも呼ばれる植物で、猫のヒゲのような部分は、花になれなかった花柄です。花が黒いため、花壇の中ではそれほど目立たないのですが、咲いてる時にぜひご覧いただきたい面白い花のひとつです。現在3つほど咲いています。
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 下向きに垂れ下がった、これが花です。

【チランジア レクルビフォリア】 パイナップル科 チランジア属
 ブラジルなどが原産のチランジアの一種です。よく販売されていて、当館の温室でも開花中の「ストリクタ」に比べて、やや花序の形はほっそりとしていて、花がまばらです。苞はピンク色、花は白。清楚な魅力があります。
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 タッカ、チランジアとも温室2階、中央の花壇で見られます。

【ビヨウタコノキ】 タコノキ科 タコノキ属
 ビヨウタコノキはマダガスカル原産の高木です。「タコノキ」という和名は、幹の途中からたくさん気根を出すところからきています。雄雌があり、雌の木になる果実はパイナップルに似ています。当館に2本ある木は両方なぜか雄の木で、垂れ下がったふわふわした雄花が見られます。例年、今くらいの時期に咲くようです。
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 温室2階、橋のそばで見られます。



[キッチンガーデン]
【レタス】 ??科(クイズです。何科でしょう?答えは下↓に。) ラクツカ属
 キャベツ、白菜、など、結球する野菜は菜の花の咲く「アブラナ科」が多いのですが、実はレタスは「キク科」です。当館ではキッチンガーデンの野菜類を、花の咲くまで植えておきます。私事になりますが、ブログ担当がレタスの花を見たのは実はこれが初めてで、黄色い小さい花はまさにキク科!とても地味な花なのですがちょっと興奮しました。
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 キッチンガーデンでは、ほかにキャベツ、コールラビなど冬の野菜が見られます。



[前庭]
 ウィンターコスモスとナデシコがあった花壇「四季彩花壇」は、ハナナ(菜の花)の花壇になりました。1月頃から咲き始めます。建物寄りの「噴水花壇」は、ビオラやハボタンの花壇です。
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 写真は屋上庭園のデッキより。前庭では、通路沿いの紅葉も楽しめます。



[ローズガーデン]
【バラ “オウギュスト・ルノアール”】 バラ科 バラ属
 濃いピンク色で、大きな花をつけるバラで、花弁が多くボリュームがあります。つぼみの時も存在感があります。分類は大輪の「HT(ハイブリットティー)」。ローズガーデンでは、温室側、芸術家や作品の名前にちなんだ品種名のバラを集めた「バラの美術館」のエリアで見られます。
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【イソギク】 キク科 キク属
 関東南部から静岡県の御前崎のあたりまでの、海岸の崖に分布する在来のキクです。花は黄色、花びらのような「舌状花」はありません。葉の縁に白く線が入り、葉の裏は銀色。花のない時期でも鑑賞用にできます。夏ごろに一度切り戻すと、コンパクトにまとまります。
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 白い「ハマギク」、黄色い「イソギク」両方の花が見られます。