三陽ミュージアムでは、本日より、「秋色フェア」が始まりました。植物企画展として、館内の光庭で「コスモス展」、屋上ベランダガーデンで「コリウス展」を開催しています。
 朝晩がとても涼しくなり、花や葉の色が色鮮やかになる季節がやってきました。
 前庭のコスモス花壇も、見ごろを迎えています。ぜひ秋の花々を楽しみにおご来館ください!皆様のお越しを、心よりお待ちしています。



[植物企画展]
[光庭]
 光庭では、本日より「コスモス展」が始まりました。八重咲きだったり、色のつき方が特徴的なコスモスなど、変わった種類のコスモスを15種類ほど展示しています。

【コスモス “ハッピーリング”】 キク科 コスモス属
 コスモスは、メキシコ原産の一年草です。日本では「秋桜」の名前があるように、秋に美しい花を咲かせます。
以前は、日長が短くなると花芽をつける「短日植物」として有名でしたが、品種改良が進み、現在では日長に関係なく花をつける種類が多くなりました。
 この「ハッピーリング」は、花弁に濃いピンク色のリングもようが入り、外側に向かって色が淡くなる品種です。
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【キバナコスモス “サニー”】 キク科 コスモス属
 キバナコスモスは、コスモスと同じくメキシコ原産の植物で、コスモスに比べて葉の切れ込みが浅く、幅広です。
また、短日性がより弱く、夏から開花する種類が多いです。花の色は黄、橙、赤などがあります。夏の暑さにも強い、優れた園芸植物です。
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[ベランダガーデン]
 屋上のベランダガーデンでは、「コリウス展」が始まりました。カラフルな葉が、にぎやかにベランダガーデンを彩っています。
 
【コリウス “ムーンライト”】 シソ科 コリウス属
 コリウスは和名を「ニシキジソ(錦紫蘇)」「キンランジソ(金襴紫蘇)」などといい、名前のとおり、シソに似て色とりどりの美しい葉をもつ観葉植物です。交配種が夏から秋に出回り、特に「栄養系」と呼ばれるグループのものは、性質が強健でとても育てやすいです。
 「ムーンライト」は、やや赤みのある黄色い葉が特徴の品種です。ほかの種類のコリウスと組み合わせても、とても美しいです。
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【コリウス “ワサビ”】 シソ科 コリウス属
 フレッシュな黄緑色の葉が美しい品種です。葉の鋸歯(ふちのギザギザ)は深く、青ジソによく似ていますが、やや葉に厚みがあります。とてもよく成長します。
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 コリウス展では、35種類ほどのコリウスをご覧いただけます。



[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムは本日より、菊やダリア、モミジなど、秋の草花や樹木を使った、新しいテーマの花壇がご覧いただけます。今回のテーマは「秋の草花と和モダンガーデン」です。和と洋を組み合わせた、おしゃれな庭をお楽しみください。
 
【ポットマム “エクセレントマム ピコ”】 キク科 キク属
 ポットマムは、1950年ごろ、アメリカで育成された草丈の低いキクが始まりで、日本へは1960年ごろ導入され、広く普及しました。現在では、鑑賞菊を除いた鉢植えのキク類全般が、こう呼ばれます。
「エクセレントマム ピコ」は、花の径は4cmほどと小型ですが、多花性で、とてもかわいらし花です。花色は桃のほかに、赤もあります。他の花ともよく合います。
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 色々な大きさの花の組み合わせが魅力的な花壇です。

【リンドウ “いわて乙女”】 リンドウ科 リンドウ属
 「エゾオヤマリンドウ」という原種の交配で、岩手県で生まれたリンドウで、矮性で花壇向きです。濃青の花が美しく、花は完全に開きません。
 秋の花として知られるリンドウは、園芸種がたくさんあり、高性の種類は切り花用、矮性の種類は花壇用に利用されます。花色は、青、白、桃などがあります。
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【リンドウ “ももこりん”】 リンドウ科 リンドウ属
 こちらも岩手生まれのリンドウの園芸品種ですが、「ササリンドウ系」と呼ばれる系統の交配から生まれた品種で、こちらは花が開きます。花色が桃色で、かわいらしいです。
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 アトリウム中央の花壇には大きな木が入り、奥行きのあるデザインです。

【シロバナマンジュシャゲ】 ヒガンバナ科 リコリス属
 中国に分布するヒガンバナ(リコリス プミラ)と、近縁種のショウキズイセン(日本南部から中国、ビルマにかけて分布し、黄色い花)の交雑種とされています。ヒガンバナによく似ていますが、花色は白で、桃色が混じるものもあります。
 当館では、温室の2階出入り口の近くで、窓越しに見ることができます。群生していて、とてもきれいです。
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[前庭]
 前庭では、毎週ご案内しているコスモスのほか、宿根草園の宿根サルビア類、一年草花壇の千日紅や、サルビア類など、秋の花が見ごろになっています。
 
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 館内、屋上の展望デッキからの風景です。赤やピンクの花が多いです。

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 コスモスは、台風でもさほど被害がなく、元気に咲いています。草丈は80cmほどになりました。


【センニンソウ】 キンポウゲ科 センニンソウ属
 センニンソウは、日本国内に自生するクレマチスのなかまで、夏咲きで白い花を枝先にたくさんつけます。ひとつひとつの花は径が3cmほどで、花びらに見えるがくの部分は4枚です。たくさんの花が一度に開くので、広い範囲が白色で覆われ、美しいです。三陽ミュージアムでは、花の門を入って左側、通路沿いのトレリスで見られます。
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 写真の左側、通路沿いのトレリス(柵)にからんでいます。

 
 
[ローズガーデン]
【ヒガンバナ】 ヒガンバナ科 リコリス属
 秋の花の代表のひとつ、ヒガンバナが今年も咲き始めました。お彼岸に近づくと咲き始め、本当にすごいと毎年思います。
 ヒガンバナは日本では岩手、秋田以南に分布する球根植物で、長く伸びる茎の先端を取り囲むように、外向きの赤い花をつけます。花の時期には葉はなく、あとで出てきます。
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 ローズガーデンのパルコース側、フヨウの木の下で見られます。