三陽ミュージアムでは、現在「おもしろ植物フェア」を開催中です。館内・アトリウムで、いろいろなエアープランツを、光庭ではつる植物を展示しています。
 
 9月に入り、前庭の花壇では、コスモスがすくすくと育っています。もう花が咲いていますが、これからさらに大きくなり、9月の中旬ごろから見ごろになると思います。どうぞ、お楽しみに!

 それでは、今回はローズガーデンで晩夏を彩る花々から、見ごろの花をご紹介しようと思います。




【スイフヨウ】 アオイ科 ヒビスクス属
 スイフヨウ(酔芙蓉)は、国内では四国や九州南部、琉球諸島に自生する「フヨウ」の、八重咲きの園芸品種です。「酔芙蓉」の名前は、朝は白い花が時間がたつにつれ、桃から紅色へと変化するところからきています。花は一日花です。
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 午前のスイフヨウ

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 午後のスイフヨウ(上の写真とは別の花です)
 

【香りアザミ】 キク科 ヴァーノニア属
 香りアザミは、アフリカの南部が原産で、紫色の花をつける「ヴァーノニア グラブラ」から生まれた園芸品種です。「桃色花火」の名前でも流通します。「香りアザミ」のなまえのとおり、花にうっすらと芳香があります。地植えにすると巨大化し、ローズガーデンのものは草丈が高いものでは150cmをこえています。花だけではなく、花茎も桃色を帯びてかわいらしいです。
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【ムクゲ】 アオイ科 ヒビスクス属
 ムクゲは上で紹介したスイフヨウや、ハイビスカスと同じアオイ科ヒビスクス属の植物で、夏に花を咲かせる落葉低木です。花は径が5、6cmほどの大きさで、花色は白、桃色、薄紫色などがあります。園芸品種も多く、一重咲きの他に半八重咲き、八重咲きになる品種があります。日本では江戸時代に、観賞用として栽培が流行した記録があります。ローズガーデンで咲いているものは、白の八重咲きです。
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 ウッディテラスの左奥側で咲いています。



[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムでは、引き続き「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」のテーマで、花壇の展示を行っています。

【クルクマ “アジアンピンク”】 ショウガ科 クルクマ属
 クルクマはショウガ科の多年草で、根茎を香辛料や着色料として利用する「ウコン」のなかまです。花が美しい園芸品種が多数あり、切り花や花壇用に使います。この「アジアンピンク」は、先がややとがり気味で、ほっそりとした桃色の苞が美しいです。草丈は60cmほどです。
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【クルクマ “エメラルドチョコゼブラ”】 ショウガ科 クルクマ属
 上でご紹介したのと同じクルクマですが、「アジアンピンク」は苞の上のほうに色がついてたのに対し、こちらの品種は苞の下側が茶色で、とてもユニークです。苞の間から、薄紫色の花が顔を出しています。全体にやや大柄で、草丈は80cmほどです。
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[光庭]
[植物企画展]
 光庭では、植物企画展の「グリーンカーテンにできるおもしろつる植物展」を開催中です。また、実が色づいてみて楽しいトウガラシも、いろいろな種類がご覧いただけます。
 
【西洋アサガオ “フライングソーサー”】 ヒルガオ科 イポメア属
 この「フライングソーサー」や、「ヘブンリーブルー」など、「西洋アサガオ」の名前で流通するアサガオは、中央アメリカから熱帯アメリカが原産のアサガオのなかまで、正式な和名は「ソライロアサガオ」といいます。名前の通り青い花が特徴で、「フライングソーサー」は花弁がまだら模様になるのが特徴です。日本のアサガオとは違い、昼間でも咲きつづけます。夏の終わりから秋にかけてが花の時期です。
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 「フライングソーサー」は、トウガラシが展示してある棚の後ろ側で見られます。



[温室]
 本日もハイビスカスをご紹介しますが、ハイビスカスが集まっているコーナーが花の多い時期を迎え、「アーノッティアヌス」「フラミンゴ」「ピンクバタフライ」「フウリンブッソウゲ」などなど、毎日いろいろな花が見られます。

【ハイビスカス  “流星”】 アオイ科 ヒビスクス属
 品種名が日本語であるところからもわかるように、日本生まれの園芸品種です。系統でいうと、「オールドタイプ」、「在来系」などと呼ばれるグループに入ります。一重咲きの淡いオレンジ色の花で、基部が濃い色になります。花が大きく、よく咲きます。
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[前庭]
 コスモスが咲きはじめ、オミナエシ、宿根サルビア類など、花々も秋らしくなってきました。
 
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 コスモス花壇の様子です。現在の草丈が30cm程度。株がしっかりしてきたので、これからが楽しみです。 

【サルビア ガラニチカ】 
 ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンが原産の宿根サルビアのひとつです。初夏から秋にかけて、濃青色の花をつけます。葉色は明るい緑色で、花との対比が美しいです。性質が強健で、挿芽で増やせます。前庭のほか、脇庭やローズガーデンでも見られます。
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 前庭の宿根草園では、宿根サルビア類が元気に咲いています。


 
[脇庭ボーダーガーデン] 
【ソラナム ラントネッティー】 ナス科 ソラナム属
 アルゼンチンからパラグアイが原産の低木で、ほぼ年中咲いていますが、夏は花が多くなります。花は紫色で径が2.5cmほど。ひとつひとつは小さいのですが、数が多いのではなやかです。脇庭のものは3mほどの高さで、枝先はやや枝垂れたようになります。
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