三陽ミュージアムでは、現在「おもしろ植物フェア」を開催中です。植物企画展は、館内の光庭で「グリーンカーテンにできるおもしろ植物展」を開催しています。今週末からは、変化アサガオの展示も始まる予定になっています。
 
 夏休みも終わりに近づいてきて、外の花壇では、秋の草花が元気になってきました。季節の移り変わりを感じる三陽ミュージアムで、どうぞごゆっくりお過ごしください。



[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムでは、「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」のテーマの花壇展示が続いています。入り口と中央の小さな池からの水音が涼しいです。

【ブーゲンビレア】 オシロイバナ科 ブーゲンビレア属
 アトリウムの中庭側の花壇で、鮮やかな色が目をひきます。ブーゲンビレアは、南アメリカに分布する植物で、低木や高木になりますが、枝がつる状になりよく伸びます。園芸品種も多くつくられ、鉢物としてもよく流通します。色鮮やかな部分は苞で、花は内側にあって目立ちません。苞の色は、赤、橙、桃、白などがあります。
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 アトリウムの中庭側に、温室からエアープランツが出張してきました。
 エアープランツは、このブログでも花が咲くと紹介していますが、パイナップル科チランジア属の植物です。原産地では岩や木などに着生しているので、根が退化しており、葉から水分などを吸収しています。このために土に植える必要がなく、下の写真のように吊るした状態で育てることができます。垂れ下がるもの、芝のように葉の細いもの、大きな葉がねじれて長く伸びるものなど、色々な形のものがあり、おもしろいですよ!ぜひ近くで観察してみてください。
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 アトリウム内は緑あふれる静かな空間です。

 

[光庭]
[植物企画展]
 光庭では、「グリーンカーテンにできるおもしろつる植物展」を開催しています。育て方のポイントのポスターや、実際の植物を展示しています。
 
【クイーンネックレス “ホワイト”】 タデ科 アンティゴノン属
 和名は「アサヒカズラ」といい、「クイーンネックレス」は流通名です。メキシコ原産のつる植物で、地下にできるイモは食用になります。花の色のついている部分はがくで、色あせないので長い間花が楽しめます。白花のものは園芸品種ですが、元々の花は濃いピンク色で、日本には1917年に渡来しました。
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 花序の先が巻きひげになるのも特徴です。

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[温室]
【プルメリア オブツサ】 キョウチクトウ科 プルメリア属
 熱帯アメリカが原産のプルメリアは、熱帯各地で栽培され、ハワイではレイ(首飾り)に、東南アジアでは葬式用の花として利用します。「オブツサ」は原種のひとつで、つやがあって先が丸くなる大きな葉が特徴です。花は白く、内側が黄色になります。
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 少し見づらい場所ですが、温室一階の橋を渡ったところの左側で咲いています。

【オドントネマ】 キツネノマゴ科 オドントネマ属
 メキシコ、中央アメリカが原産で、草本性ですが、大きく育つと茎が木質化します。赤い花は、枝先に集まってつきます。3cmほどの細長い管の先が小さく開きます。つぼみの時から鮮やかな色をしていて美しいです。国内でも霜の降りない地域であれば、屋外で栽培できます。
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 温室2階、階段のすぐ上で見られます。

【サンタンカ】 アカネ科 イクソラ属
 中国とマレーシアが原産で、花木としてよく栽培されます。花は直径5~10cmほどの半球状にまとまってつき、橙色、白、桃、赤などの色があります。また、次々に花をつけるため、花期が長いです。日本には江戸時代の中期ごろ、沖縄を経由して渡来し、当時は「三段花」と呼ばれました。 
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【イクソラ “スーパーキング”】 アカネ科 イクソラ属
 上のサンタンカと同属でスマトラ原産の「イクソラ ダッフィー」種と、他種との交配からできたと考えられる園芸品種で、濃赤の大きな花をつけ、花序(花の集まり)も大きいのが特徴です。サンタンカが、花びらの部分に丸みがあるのに対し、こちらはとがっています。
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 2階の橋の脇で、なかよく並んで咲いています。



[キッチンガーデン]
【トウガラシ “伏見甘長”】 ナス科 トウガラシ属
 トウガラシ展としての、たくさんのトウガラシの展示は終了しましたが、キッチンガーデンでは夏野菜の中で、トウガラシがまだ見られます。この「伏見甘長」は、細長く真っ赤でいかにも辛そうな外見に対し、辛みのない甘とうです。香りがよく、赤く熟れたものは甘くおいしいです。
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[前庭]
【ユーパトリウム アトロプルプレウム】 キク科 ユーパトリウム属
 ユーパトリウムはキク科の多年草で、日本に自生する同属の植物には、フジバカマやヒヨドリバナがあります。
秋咲きで、茎の先端に広がるようにふわふわした花をつけます。この「アトロプルプレウム」は、北アメリカのミシシッピ川流域が原産の「マクラツム」種の園芸品種で、1.5mにもなる大型種です。前庭のものは、7月のはじめ頃に切り戻しているため、1mほどの高さで咲いています。
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[ローズガーデン]
【カラミンサ】 シソ科 カラミンサ属
 南ヨーロッパから地中海沿岸地方が原産。草丈が50cmほどになる多年草で、1cmに満たないほどのたくさんの小花をつけます。ふんわりと優しい印象で、葉や花にはハッカの香りがあります。主役になる花ではないのですが、花期が長く、花壇の脇役としてはこの上なく活躍してくれる植物です。
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 ローズガーデンで、バラの足元に植わっています。