梅雨が明け、三陽ミュージアムでも暑い日が続いています。毎日夏らしい、強い日差しが照りつけていますが、植物たちは元気に成長しています。
館内のアトリウムフラワーガーデンでは「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」のテーマの展示を行っています。
暑い日でも、館内は過ごしやすい気温になっています。受付より手前にトイレや授乳室もありますので、公園にお越しの方も、休憩などを兼ねてお気軽にお立ち寄りください。
今回は、ちょうど今日開いた温室の花からご紹介します。
[温室]
【ハイビスカス “フラミンゴ”】 アオイ科 ヒビスクス属
温室には、多くの種類のハイビスカスが植栽してありますが、この「フラミンゴ」は、その中でも変わった咲き方をする品種です。 雄しべの部分が弁化(花びらのようになる)して、花が2段になっているように見えます。ハイビスカスは1日花で、その日のうちにしぼんでしまうのですが、つぼみがたくさんありますので、お越しの際に咲いていたらじっくり観察してみてください。今日のように、2個並んで咲くのも珍しいです。
通路沿い、右側にあります。
[アトリウムフラワーガーデン]
【サンゴバナ】 キツネノマゴ科 ジャスティシア属
サンゴバナは南米原産の低木です。本来は夏咲きですが、周年開花性があり、鉢花に利用されます。アトリウムでは草丈50cmほどのものを植えています。温室にも植栽してありますが、温室のものはまだ咲いていません。
【カンナ】 カンナ科 カンナ属
カンナは熱帯アメリカに広く分布する多年草で、約50種あるうち、いくつかは観賞用、また根茎が食用になる種類もあります。夏咲きの花壇用球根として園芸品種が広く栽培されます。大きさ、葉色、花色の違うたくさんの品種があります。館内花壇では矮性の、赤花と黄花の品種を見ることができ、外花壇の草丈の高いものがまもなく開花の時期になります。
[光庭]
【グレヴィレア “ロビン・ゴードン”】 ヤマモガシ科 グレヴィレア属
グレヴィレアはオーストラリアやニューカレドニア、インドネシアなどに分布する常緑の植物で、這性のものを少し前のブログでご紹介しましたが、今回の「ロビン・ゴードン」は、低木性のグレヴィレアです。枝先に集まって咲く花は咲きはじめは橙に近く、咲きすすむにつれて赤色が濃くなります。花のひとつひとつを見ると、丸みのある面白い形をしています。
光庭の大きな寄せ植えの鉢で咲いています。
[中庭]
【ユーコミス】 ユリ科 エウコミス属
花の形から、英名を「パイナップルリリー」といいます。学名は「美しい髪」という意味のギリシア語で、こちらもパイナップルのような、花の上の緑色の苞から来ています。白い花と、みずみずしい緑の葉が魅力的な球根植物です。草丈は30cmほどです。
あずまやの脇の花壇で、ヤシの足元で咲いています。
[前庭]
【エキナセア “ダブルデッカー”】 キク科 エキナセア属
北アメリカ原産の多年草で、中央の丸く盛り上がった、大きなピンク色の花が特徴的です。薬用植物として、アメリカの先住民は根を咳止めなどに用いたそうです。この「ダブルデッカー」は、中央の盛り上がった部分からもう一段花が咲く、とてもユニークな姿をしています。
[ローズガーデン]
【フェンネル】 セリ科 ウイキョウ属
フェンネルは、成長すると草丈2mほどになる大型の多年草です。地中海沿岸が原産といわれ、日本には古く平安時代に導入され、江戸時代には栽培されていたそうです。枝や実に芳香があり、薬用、料理用のハーブとして知られます。葉は糸状に細く切れ込み、枝先に、黄色い小さな花が広がってつきます。
フェンネルには、セリ科につく昆虫が多く訪れます。写真のしましまの虫はそのひとつ、「アカスジカメムシ」です。同じセリ科のパセリの花でもよく見かけます。
【モナルダ】 シソ科 モナルダ属
北米原産の多年草で、花の形から「タイマツバナ」の和名があります。草丈は1mほど。ハーブとして「ベルガモット」の名前でも流通し、食用やポプリなどに利用します。元々は赤花ですが、白花、桃花など、園芸品種の花色がたくさんあります。ハーブの小庭では、白花が満開です。前庭など、他の場所で、赤花や桃花などの品種が見られます。
ハーブの小庭の、広い園路側(写真左奥)で見られます。
【フロックス】 ハナシノブ科 フロックス属
この時期に元気になる宿根草のひとつに、この「宿根フロックス」の仲間があります。北米原産の多年草で、高さが80cmほど、和名は「クサキョウチクトウ」といい、「オイランソウ(花魁草)」とも呼ばれます。枝先に円錐状に、径2~3cmほどの花をぎっしりとつけます。ローズガーデンに白、桃、赤色の品種があり、前庭でも見られます。
白花の品種
桃花(中心が桃色)の品種
ローズガーデンで元気に咲いています。
館内のアトリウムフラワーガーデンでは「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」のテーマの展示を行っています。
暑い日でも、館内は過ごしやすい気温になっています。受付より手前にトイレや授乳室もありますので、公園にお越しの方も、休憩などを兼ねてお気軽にお立ち寄りください。
今回は、ちょうど今日開いた温室の花からご紹介します。
[温室]
【ハイビスカス “フラミンゴ”】 アオイ科 ヒビスクス属
温室には、多くの種類のハイビスカスが植栽してありますが、この「フラミンゴ」は、その中でも変わった咲き方をする品種です。 雄しべの部分が弁化(花びらのようになる)して、花が2段になっているように見えます。ハイビスカスは1日花で、その日のうちにしぼんでしまうのですが、つぼみがたくさんありますので、お越しの際に咲いていたらじっくり観察してみてください。今日のように、2個並んで咲くのも珍しいです。
通路沿い、右側にあります。
[アトリウムフラワーガーデン]
【サンゴバナ】 キツネノマゴ科 ジャスティシア属
サンゴバナは南米原産の低木です。本来は夏咲きですが、周年開花性があり、鉢花に利用されます。アトリウムでは草丈50cmほどのものを植えています。温室にも植栽してありますが、温室のものはまだ咲いていません。
【カンナ】 カンナ科 カンナ属
カンナは熱帯アメリカに広く分布する多年草で、約50種あるうち、いくつかは観賞用、また根茎が食用になる種類もあります。夏咲きの花壇用球根として園芸品種が広く栽培されます。大きさ、葉色、花色の違うたくさんの品種があります。館内花壇では矮性の、赤花と黄花の品種を見ることができ、外花壇の草丈の高いものがまもなく開花の時期になります。
[光庭]
【グレヴィレア “ロビン・ゴードン”】 ヤマモガシ科 グレヴィレア属
グレヴィレアはオーストラリアやニューカレドニア、インドネシアなどに分布する常緑の植物で、這性のものを少し前のブログでご紹介しましたが、今回の「ロビン・ゴードン」は、低木性のグレヴィレアです。枝先に集まって咲く花は咲きはじめは橙に近く、咲きすすむにつれて赤色が濃くなります。花のひとつひとつを見ると、丸みのある面白い形をしています。
光庭の大きな寄せ植えの鉢で咲いています。
[中庭]
【ユーコミス】 ユリ科 エウコミス属
花の形から、英名を「パイナップルリリー」といいます。学名は「美しい髪」という意味のギリシア語で、こちらもパイナップルのような、花の上の緑色の苞から来ています。白い花と、みずみずしい緑の葉が魅力的な球根植物です。草丈は30cmほどです。
あずまやの脇の花壇で、ヤシの足元で咲いています。
[前庭]
【エキナセア “ダブルデッカー”】 キク科 エキナセア属
北アメリカ原産の多年草で、中央の丸く盛り上がった、大きなピンク色の花が特徴的です。薬用植物として、アメリカの先住民は根を咳止めなどに用いたそうです。この「ダブルデッカー」は、中央の盛り上がった部分からもう一段花が咲く、とてもユニークな姿をしています。
[ローズガーデン]
【フェンネル】 セリ科 ウイキョウ属
フェンネルは、成長すると草丈2mほどになる大型の多年草です。地中海沿岸が原産といわれ、日本には古く平安時代に導入され、江戸時代には栽培されていたそうです。枝や実に芳香があり、薬用、料理用のハーブとして知られます。葉は糸状に細く切れ込み、枝先に、黄色い小さな花が広がってつきます。
フェンネルには、セリ科につく昆虫が多く訪れます。写真のしましまの虫はそのひとつ、「アカスジカメムシ」です。同じセリ科のパセリの花でもよく見かけます。
【モナルダ】 シソ科 モナルダ属
北米原産の多年草で、花の形から「タイマツバナ」の和名があります。草丈は1mほど。ハーブとして「ベルガモット」の名前でも流通し、食用やポプリなどに利用します。元々は赤花ですが、白花、桃花など、園芸品種の花色がたくさんあります。ハーブの小庭では、白花が満開です。前庭など、他の場所で、赤花や桃花などの品種が見られます。
ハーブの小庭の、広い園路側(写真左奥)で見られます。
【フロックス】 ハナシノブ科 フロックス属
この時期に元気になる宿根草のひとつに、この「宿根フロックス」の仲間があります。北米原産の多年草で、高さが80cmほど、和名は「クサキョウチクトウ」といい、「オイランソウ(花魁草)」とも呼ばれます。枝先に円錐状に、径2~3cmほどの花をぎっしりとつけます。ローズガーデンに白、桃、赤色の品種があり、前庭でも見られます。
白花の品種
桃花(中心が桃色)の品種
ローズガーデンで元気に咲いています。
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