三陽ミュージアムでは、現在「ラベンダーフェア」を開催中です。前庭のラベンダー花壇では、紫色の花が次々に開き、さわやかな香りが漂っています。30日の日曜日には、イベントも予定しております。詳しくは、当館ホームページをご覧いただくか、直接お問い合わせください。
 
 なお、ラベンダー花壇のラベンダーは、夏越しの準備のため、フェアが終わりますと花をすべて刈り取ります。花が見られるのは今週いっぱいです。ラベンダーの花をご覧になるようでしたら、今週中にお越しください。 

 館内、アトリウムでは「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」がテーマの花壇が、光庭では植物企画展の「香りを楽しむハーブ展」がご覧いただけます。
 温室では、ヒスイカズラ、ランタナ、ハイビスカス、コチョウランなどの熱帯・亜熱帯性の花々が見頃です。



[アトリウムフラワーガーデン]
【オオインコアナナス “バカンス”】 パイナップル科 フリーセア属
 オオインコアナナスは、パイナップル科フリーセア属の交配種で、形の似ているものを古くからこの名前で呼んでいます。美しく色のついてる部分は苞(ほう)で、花はその間から出ますが、それほど目立ちません。南国のリゾートのような、今回の展示にぴったりの品種名で、ピンク色が鮮やかです。
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 ヘゴの木の下で咲いています。


【ポトス “マーブルクイーン”】 サトイモ科 エピプレムヌム属
 ポトスは、家庭用の観葉植物として花屋さんなどで見かけることが多い植物ですが、元々はソロモン諸島が原産の多年草です。古い分類の属名より「ポトス」と呼ばれ、「オウゴンカズラ」の和名があります。葉の色がライム色になったり、斑の入り方が違う、いろいろな園芸品種があります。この「マーブルクイーン」は、白が基調で、緑色の斑が不規則に入る品種です。 
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[光庭]
[植物企画展]
 光庭では、引き続き「香りを楽しむハーブ展」を開催しています。ハーブに実際に触れて、様々な香りをお楽しみください。

【クリーピングタイム】 シソ科 ティムス属
 クリーピングタイムは、ヨーロッパに広く自生する、タイムの一種です。ほふく性があります。ほかの種類のタイムに比べるとやや香りが弱いですが、性質は強健で育てやすく、一面に広がるのでグラウンドカバーに向きます。花は枝の先端に、半球状に集まって咲き、径1mmほどの細かい花です。この種類に限らず、タイムの仲間は簡単に挿木で増やせます。興味のある方はぜひ栽培にチャレンジしてみてください。
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[中庭]
【ネジバナ】 ラン科 ネジバナ属
 栽培している園芸植物ではありませんが、今見ごろのネジバナをご紹介しましょう。
 ネジバナは、アジアからオーストラリアにかけて分布するランの一種です。地面から伸びた20cmほどの茎にらせん状に小さなピンク色の花をつけます。この時期、三陽ミュージアムの敷地に限らず、海浜公園内の色々な場所(芝生の中)で目にします。かわいらしい花です。
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 中庭の池の脇で、芝生の中からのびています。



[温室]
【タッカ シャントリエリ】 タシロイモ科 タッカ属
 花の形から「ブラックキャット」という名で呼ばれる植物です。去年のブログでご紹介しましたが、今年も開花しました。原産地は東南アジアの大陸部からマレー半島にかけて、このひげのように伸びた細い部分は、花にならなかった花柄です。とても変わった姿の花です。
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 温室2階、コチョウランのコーナーのお隣で、ひとつ開花しています。



[前庭]
【クレオメ】 フウチョウソウ科 クレオメ属
 三陽ミュージアムで、夏の一年草花壇の主役のひとつです。花は茎を取り囲むように、4枚の花弁の花が下から順に咲いていきます。ひとつひとつの花の中央から長い雄しべが伸び、蝶が舞う姿を連想させます。
 花弁が薄く、高温や強い日差しでしおれてしまうので、早朝や曇りの日に、美しく開いた姿が見られます。
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 優しいピンク色で、涼しげな姿です。

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 ラベンダー花壇の本日の様子です。花穂が大きく育ってきました。



[脇庭ボーダーガーデン]
 脇庭では、アジサイ、ドドネア、ソラナム、ノウゼンカズラなど、花木類を中心に花々が美しく咲いています。

【リシマキア キリアータ “ファイヤークラッカー”】 サクラソウ科 オカトラノオ属
 現在、脇庭の温室側で、花壇の後ろ側で咲いている植物で、銅葉の葉と黄色い花が美しく、草丈が80cmほどで背高です。花の径は3cmほどで、下向きに咲きます。同じ脇庭に、「ミッドナイトサン」という品種のリシマキアがありますが、そちらはほふく性で、花も小さく、同じ属とは思えないような姿をしています。
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 写真の中央あたり、背の高い「サルビア ガラニチカ」と一緒になって茂っています。


[ローズガーデン]
【アーティチョーク】 キク科 チョウセンアザミ属
 アーティチョークは地中海原産で、下で紹介する「カールドン」という植物からできたとされます。中世にイタリア、スペインで改良がおこなわれました。高さ1.5~2mになる多年草で、ヨーロッパなどで若いつぼみの部分を食用にします。「ハーブの小庭」のコーナーで現在開花しています。 130625_16

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 花の大きさは大人の手のひらほどはあります。


【カールドン】 キク科 チョウセンアザミ属
 カールドンは南ヨーロッパ原産の植物で、紀元前から地中海沿岸で栽培され、食用にされました。アーティチョークはつぼみの部分を食べますが、こちらは根元に盛土をして、軟白した葉柄の部分を食用にします。2mほどの高さで、10cmほどの径の花が咲いています。アーティチョークに比べると、花はひとまわり小ぶりです。
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 手前右がアーティチョーク、写真中央の奥にある背の高いものがカールドンです。


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 このほか、ローズガーデンではバラの2番花や宿根草の花々が見られます。ぜひお立ち寄りください!