三陽ミュージアムでは、館内アトリウム花壇の模様替えを行いました。新しいテーマは、「初夏の草花に囲まれた光のトピアリーガーデン」です。ホスタ(ギボウシ)やヒューケラなどの彩りの鮮やかな葉ものや、斑入りの明るい色の庭木を使って、初夏のさわやかな庭がご覧いただけます。
 
 三陽ミュージアム全体でも、「スプリングフェア」が始まりました。期間中、土日やゴールデンウィークの連休中などに、コンサート、体験教室などのイベントを予定しています。イベント等については、詳しくはホームページ(http://www.floral-museum.jp/index.html)の「イベント情報」をご覧いただくか、施設までお問い合わせください。

 前庭では、キンギョソウやノースポールなどの一年草花壇、アイスランドポピーがきれいに見ごろを迎えています。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムは模様替えで、アジサイやバラ、デルフィニウム、ダリアなどの花壇になりました。ガラスなどを使って透明感のある、さわやかな庭をお楽しみください。
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【ハイドランジア “きらきら星”】 ユキノシタ科 アジサイ属
 ハイドランジアは「セイヨウアジサイ」というアジサイの品種の別名で、1700年代の終わりごろ、中国からイギリスに渡ったものが始まりの園芸品種で、日本には明治の頃に導入されました。現在でも品種改良が多く行われ、ガクアジサイ、ヤマアジサイなどとも交配されます。
 この「きらきら星」はガクアジサイの特徴がよく出ている花で、花びら(本当は「がく」です。)の部分が八重になってふちには切れ込みが入り、ふちに沿って白い模様が出る、もりだくさんな特徴の花です。
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 花壇にはクリスタルストーンもたくさん敷いてあって、きらきらと光ってきれいです。

  
 
[光庭]
【ナスタチウム】 ノウゼンハレン科 ノウゼンハレン属
 アトリウムから右側にでたところの「光庭」では、ナスタチウムのハンギングバスケットがよく茂ってきれいです。ナスタチウムは「キンレンカ(金蓮花)」の別名もある植物で、ハーブのひとつとしても知られます。這い性で、石垣の上からなど、垂らして楽しめる花です。花や葉が食用になり、ピリッとしたわさびのような風味があります。花は黄色、オレンジがあります。
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 先週までの「チューリップ展」で展示していたチューリップで、花のきれいなものがまだ見られます。



[温室]
【キフゲットウ】 ショウガ科 アルピニア属
 ゲットウ(月桃)は、インド原産の植物でベトナム、中国、国内だと沖縄や九州に自生します。キフゲットウは、このゲットウの園芸品種で、葉脈に沿うように黄色の斑(ふ)が入ります。この時期には花も楽しめます。房のようにつく花は基部から咲いていき、つぼみだけでも端が紅色に色づいてかわいらしいです。咲くと黄色い花弁が見えてきます。
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 温室に入ってすぐのあずまやの右わきで咲いています。


 たびたびご紹介していますが、「ヒスイカズラ」もまだまだ見頃です。

【ヒスイカズラ】 マメ科 ストロンギロドン属
 宝石のヒスイ(翡翠)の色をした花がなんとも魅力的です。
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[ベランダガーデン]
 ベランダガーデンでは、マンションのベランダなど、少ないスペースを生かすような、寄せ植えを使った花壇の提案をしています。花の組み合わせや鉢の合わせ方など、ぜひご参考になさってみてください。

【コデマリ】 バラ科 シモツケ属
 コデマリは日本に自生する落葉低木で、古くから栽培される植物です。元は「スズカケ」と呼ばれていたものが、江戸時代のはじめごろから「コデマリ」と呼ばれるようになったそうです。ユキヤナギにも似ていますが、こちらは細かい花が半球状にまとまってつきます。花期は4月下旬~5月ごろです。ふつう庭木に使いますが、ベランダガーデンでは寄せ植えに利用しています。
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[キッチンガーデン]
 ベランダガーデンからさらに階段を上がったところにあるキッチンガーデンでは、ハーブ類や野菜を植栽しています。中央の畑のほうは夏野菜が植わり、これからが楽しみです。ローズマリーや、カモミール、ボリジなどのハーブ類の花が咲いています。

【ボリジ】 ムラサキ科 ボラゴ属
 ボリジは南ヨーロッパに広く分布する一年草で、星形の青い花が特徴です。ハーブとして、花を砂糖漬けにしてお菓子の飾りに使います。ベランダガーデンには、白花のものも咲いていて、今見ごろを迎えています。草全体にふわふわの白い毛が生え、属名の「ボラゴ」も「剛毛」からきています。
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 畑のふちどりのマリーゴールドが元気に咲いています。



[屋上庭園]
【ホオベニエニシダ】 マメ科 エニシダ属
 エニシダはヨーロッパ原産の低木で、大きくなると樹高が3mほどになります。このホオベニエニシダは、ふつう黄色のエニシダの花が黄色との赤の2色になる品種です。茎や葉が濃い緑色をしているので、花が良く目立ちます。
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 屋上庭園は、いちばん奥が見晴し台のウッドテラスになっています。

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 テラスからは前庭が一望できます。じゅうたんのように広がる花壇がきれいです。



[脇庭ボーダーガーデン]
【斑入りアマドコロ】 ユリ科 アマドコロ属
 アマドコロは日本の山野にも自生する宿根草です。ひとつの茎に10枚ほどの葉を互い違いにつけ(互生)、春にそれぞれの葉の付け根から淡い緑色の筒状の花が1個~2個、垂れ下がって咲きます。切り花としては、「鳴子ラン」とも呼ばれます。耐陰性があり、日陰でもよく増えます。
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[ローズガーデン]
 ローズガーデンでは、まだまだ小さいですが、バラのつぼみがつきはじめました。見ごろは5月の中旬ごろになるかと思います。

【セラスチウム】 ナデシコ科 セラスチウム属
 イタリアが原産の宿根草です。和名はシロミミナグサといい、葉も花も白く可愛らしいです。花壇のふちで、こんもりと茂っています。日当たりのよい乾燥地を好みます。 
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 ローズガーデンでは、桜のうしろにある木立に、フジの花がからんで咲き、とても見事です。