花の美術館では、本日から「春色フェア」が始まりました。屋外花壇でハナナ(菜の花)が見ごろになっているほか、館内・アトリウムフラワーガーデンでは展示が変わり、「モネの庭より色彩のアトリウム花壇」というテーマになりました。春らしい、色とりどりの花をどうぞお楽しみください。
また、植物企画展「クリスマスローズ展」が始まり、原種や交配種などのクリスマスローズ30種の展示を行っています。お越しの際は、ぜひ合わせてご覧ください。
[アトリウムフラワーガーデン]
【プリムラ オブコニカ “タッチミーブルー”】 サクラソウ科 プリムラ属
原産地は中国西部からヒマラヤにかけてで、野生種のものは淡桃色か淡紫色です。花は10~20cmほど伸びた花茎の先に、3cmほどの花が球状に咲きます。園芸品種が多数あり、花色も様々です。
【ディモルフォセカ】 キク科 ディモルフォセカ属
南アフリカ原産の多年草です。キク科の「オステオスペルマム属」と非常に近縁で、以前には同じ属とされていたこともありました。明るい時間によく開き、夕方になったり曇りの日は閉じます。花の色は黄色、オレンジ色、白などがあり、上記の「オステオスペルマム」との交配種と思われる、ピンク色や赤紫色の花も、「ディモルフォセカ」の名前で流通します。
【ラナンキュラス】 キンポウゲ科 ラナンキュラス属
ラナンキュラスはキンポウゲ科の球根植物です。2週間ほど前の「見頃の花」のブログでは、矮性(草丈の低い)ものを紹介しましが、今回は草丈の高いものが登場しました。40cmほどの茎に、10cmもあろうかという大きな花がつき、とても鮮やかです。
【西洋オダマキ】 キンポウゲ科 オダマキ属
オダマキの仲間は北半球の温帯に50種ほどが知られる多年草で、日本にも野生種が数種類あります。交雑しやすく、いくつかの原種の交配から、たくさんの園芸品種が登場しています。
【ヒュウガミズキ】 マンサク科 トサミズキ属
「ミズキ」という名前ですが、ミズキ科ではなくマンサク科の植物です。落葉低木で、半球形の美しい樹形を作ります。野生のものは福井、京都、兵庫にのみ分布します。公園木としてよく植え込みに利用され、早春の花のほかに秋の紅葉も美しいです。
アトリウム中央の花壇です。
[植物企画展]
アトリウム内、光庭側の窓際で、「クリスマスローズ展」が始まりました。原種や交配種など、30鉢の展示と、ポスターによる解説を行っています。
【ヘレボルス リヴィダス】 キンポウゲ科 ヘレボルス属
スペインのマジョルカ島に自生する原種です。「リヴィダス」とは、「鉛色、青みがかった灰色」を意味し、花の色にちなみます。花も葉も小さな種類ですが、何とも言えない色味が魅力です。
[温室]
【ペトレア ウォルビリス】 クマツヅラ科 ペトレア属
メキシコと中央アメリカに原産し、高さ12mになる常緑のつる植物です。長いものは30cmにもなる淡青色の花序(花の集まり)をつけます。花の周りのがくもさらに薄い青色で、こちらは花が落ちてからもしばらくついており、美しいです。
温室2階、階段から見て左側の花壇にあります。
[前庭]
前庭ではもう少しの間、ハナナ(菜の花)が見られます。
[通用路脇花壇]
柵の付け替え工事に合わせ、前庭と柵を隔てた通用路の間に、新しく階段が設置されました。前庭のラベンダーの花壇の脇です。ぜひご利用ください。
(前庭側から見たところ)
(通用路側からみたところ)
通用路脇花壇では、クリスマスローズのつぼみが上がってきているほか、冬から早春にかけて咲く低木類が元気です。その中から2つ、ご紹介しましょう。
【ギョリュウバイ】 フトモモ科 レプトスペルムム属
ギョリュウバイはニュージーランドとタスマニアに分布する低木で、冬から春に開花します。原種は一重咲きですが、園芸品種で八重咲きのものが多く出回っています。花は径が1.5cmほどで小さいですが、かわいらしいです。花の美術館の屋外の庭に、赤花、桃花の品種が植栽されています。冬の間に見られる数少ない花木のひとつです。
【ジャノメエリカ】 ツツジ科 エリカ属
南アフリカのケープ地方が原産の低木です。和名は花の中の黒い葯が目立つところからきています。花は桃色、ひとつひとつの花は5mmほどでとても小さいのですが、枝先に群れて咲くので枝先全体が桃色がかって見えます。花は11月ごろから、春まで開花します。
また、植物企画展「クリスマスローズ展」が始まり、原種や交配種などのクリスマスローズ30種の展示を行っています。お越しの際は、ぜひ合わせてご覧ください。
[アトリウムフラワーガーデン]
【プリムラ オブコニカ “タッチミーブルー”】 サクラソウ科 プリムラ属
原産地は中国西部からヒマラヤにかけてで、野生種のものは淡桃色か淡紫色です。花は10~20cmほど伸びた花茎の先に、3cmほどの花が球状に咲きます。園芸品種が多数あり、花色も様々です。
【ディモルフォセカ】 キク科 ディモルフォセカ属
南アフリカ原産の多年草です。キク科の「オステオスペルマム属」と非常に近縁で、以前には同じ属とされていたこともありました。明るい時間によく開き、夕方になったり曇りの日は閉じます。花の色は黄色、オレンジ色、白などがあり、上記の「オステオスペルマム」との交配種と思われる、ピンク色や赤紫色の花も、「ディモルフォセカ」の名前で流通します。
【ラナンキュラス】 キンポウゲ科 ラナンキュラス属
ラナンキュラスはキンポウゲ科の球根植物です。2週間ほど前の「見頃の花」のブログでは、矮性(草丈の低い)ものを紹介しましが、今回は草丈の高いものが登場しました。40cmほどの茎に、10cmもあろうかという大きな花がつき、とても鮮やかです。
【西洋オダマキ】 キンポウゲ科 オダマキ属
オダマキの仲間は北半球の温帯に50種ほどが知られる多年草で、日本にも野生種が数種類あります。交雑しやすく、いくつかの原種の交配から、たくさんの園芸品種が登場しています。
【ヒュウガミズキ】 マンサク科 トサミズキ属
「ミズキ」という名前ですが、ミズキ科ではなくマンサク科の植物です。落葉低木で、半球形の美しい樹形を作ります。野生のものは福井、京都、兵庫にのみ分布します。公園木としてよく植え込みに利用され、早春の花のほかに秋の紅葉も美しいです。
アトリウム中央の花壇です。
[植物企画展]
アトリウム内、光庭側の窓際で、「クリスマスローズ展」が始まりました。原種や交配種など、30鉢の展示と、ポスターによる解説を行っています。
【ヘレボルス リヴィダス】 キンポウゲ科 ヘレボルス属
スペインのマジョルカ島に自生する原種です。「リヴィダス」とは、「鉛色、青みがかった灰色」を意味し、花の色にちなみます。花も葉も小さな種類ですが、何とも言えない色味が魅力です。
[温室]
【ペトレア ウォルビリス】 クマツヅラ科 ペトレア属
メキシコと中央アメリカに原産し、高さ12mになる常緑のつる植物です。長いものは30cmにもなる淡青色の花序(花の集まり)をつけます。花の周りのがくもさらに薄い青色で、こちらは花が落ちてからもしばらくついており、美しいです。
温室2階、階段から見て左側の花壇にあります。
[前庭]
前庭ではもう少しの間、ハナナ(菜の花)が見られます。
[通用路脇花壇]
柵の付け替え工事に合わせ、前庭と柵を隔てた通用路の間に、新しく階段が設置されました。前庭のラベンダーの花壇の脇です。ぜひご利用ください。
(前庭側から見たところ)
(通用路側からみたところ)
通用路脇花壇では、クリスマスローズのつぼみが上がってきているほか、冬から早春にかけて咲く低木類が元気です。その中から2つ、ご紹介しましょう。
【ギョリュウバイ】 フトモモ科 レプトスペルムム属
ギョリュウバイはニュージーランドとタスマニアに分布する低木で、冬から春に開花します。原種は一重咲きですが、園芸品種で八重咲きのものが多く出回っています。花は径が1.5cmほどで小さいですが、かわいらしいです。花の美術館の屋外の庭に、赤花、桃花の品種が植栽されています。冬の間に見られる数少ない花木のひとつです。
【ジャノメエリカ】 ツツジ科 エリカ属
南アフリカのケープ地方が原産の低木です。和名は花の中の黒い葯が目立つところからきています。花は桃色、ひとつひとつの花は5mmほどでとても小さいのですが、枝先に群れて咲くので枝先全体が桃色がかって見えます。花は11月ごろから、春まで開花します。
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