今日はこの冬に入って数回目の雪になりました。外の花は少し寒そうですが、館内のアトリウムや温室は暖房が入り、植物たちも元気に咲いています。
 アトリウム花壇は、「モネの庭と作品を楽しむ」のテーマの展示が残すところあと一週間となりました。来週からの展示も楽しみなところですが、現在のチューリップ畑をイメージした花壇は春らしくとても素敵です。ご覧になりたい方は、ぜひ今週中にお越しください。
 外の庭では、ハナナ(菜の花)、ビオラ、パンジーなどがきれいです。

 なお、現在、花の美術館の前庭でトレリス(木製フェンス)の付け替え工事を行っています。通りにくくなっている部分や通行できなくなっている場合がありますが、どうぞご了承ください。
 また、ローズガーデンでは芝生の張り替え作業のため、作業の状況によってパルコース側の入り口が通行止めになっていたり、通路が狭くなっていることがあります。今週中は作業のためご迷惑をおかけすると思いますが、ご協力をお願いいたします。

[アトリウムフラワーガーデン]
 モネの家や庭、彼の作品をイメージした花壇で、ストックやプリムラ(サクラソウの仲間)、春咲きの球根類などを中心とした花々がご覧いただけます。

【ムスカリ】 ユリ科 ムスカリ属
 春咲きの球根植物で、原産は地中海地方から西南アジアにかけての地域です。円錐形に小花がまとまった形の花序に、鈴のような下向きの花をつけます。花の色は紫が多いですが、最近では白、青や水色などの園芸品種も登場しています。 
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【チューリップ “ファンシーフリル”】 ユリ科 チューリップ属
 かわいらしいピンク色のチューリップで、花弁のふちに細かい切れ込みが入ります。このような花弁のチューリップを、咲き方の分類で「フリンジ咲き」といいます。 
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【ハナカイドウ】 バラ科 マルス属
 分類ではリンゴに近い落葉低木で、原産地は不明です。中国で古くから園芸種として利用されており、日本には江戸時代(1700年代はじめごろ)に渡来しました。花柄が長く、枝垂れたように咲くのが特徴で、淡紅色の花が美しく、庭木や鉢植えとして人気があります。
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 アトリウム中央の花壇は、球根の花々やサイネリアなど、花でいっぱいです。

【サイネリア “ティア ブルー”】 キク科 ペリカリス属
 今まで多くあった「セネッティ」という品種に比べ、草丈の低い品種です。花は白地で、中央に薄く青い色が乗って、とても美しいです。
 写真の後ろ側に写っているのが「セネッティ」で、同じ高さに植わっています。草丈の違いが分かります。
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 写真奥の、柱に貼ってあるポスターの絵をイメージした花壇です。

 

[温室]
 管理作業のため、1週間ほどお休みをいただいた温室も見られるようになりました。
 
【ジャスティシア シャイドヴァイレリ】 キツネノマゴ科 ジャスティシア属
 属名は、和名でいうと「キツネノマゴ属」。日本の道端でよく見かける「キツネノマゴ」と同じ属の植物です。紅色の苞から飛び出す花は紫色、他の植物の陰でさほど目立ちませんが、よく見るととても面白い花です。
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 温室に入ってすぐ右側、大きなシダの葉の下で咲いています。

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 温室の1階、橋の先はベゴニアと蘭の花がきれいなコーナーになりました。


【チランジア ゲミニフロラ】 パイナップル科 チランジア属
 チランジアは葉から水分などを吸収する着生植物で、土が必要ないため「エアープランツ」と呼ばれる仲間の植物です。この「ゲミニフロラ」は、ブラジルからアルゼンチン北部にかけて分布し、花は濃いピンク色、葉は狭い三角形です。
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 いろいろなエアープランツが見られます。



[前庭]
 前庭では、ビオラやハナナの花が見られます。ハナナは満開です。
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 17日(日曜)のハナナの様子です。かなり草丈が伸びてきました。

【クロッカス】 アヤメ科 クロッカス属
 クロッカスは、主に地中海地方から小アジアにかけて分布する球根植物で、今までに80種が確認されています。種によって春咲き、秋咲のものがあります。春咲きの原種の交配などによっていろいろな園芸品種が生まれ、秋植えの球根としてよく流通します。色は紫、白、黄色などがあります。花の美術館の前庭で現在咲いているのは寒咲き系のクリーム色と白い花で、クリーム色が「クリームビューティー」、白が「アードシェンク」という品種です。草丈は5㎝ほどで、かなり小さいです。また、館内では紫色の花が見られます。
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 花の門を入って右側の斜面で見られます。暖かい日によく開きます。



[脇庭ボーダーガーデン]
【パンジー】 スミレ科 スミレ属
 「ビオラ トリコロル」というヨーロッパ、西アジアに広く分布するスミレの一種が親になって生まれた園芸品種で、1800年代からヨーロッパで盛んに交配や品種改良がおこなわれ、現在のような大きな花をつけるものになりました。「ビオラ」に比べると、花の数は少ないですが花がかなり大きく、存在感があります。
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 脇庭の他、敷地内や館内の色々なところで見られます。



[ローズガーデン]
 ローズガーデンでは、以前にご紹介したクリスマスローズの花の色が変化し、また違った姿をお楽しみいただけます。また、ほかの株でも花芽が上がってきました。

【クリスマスローズ】  キンポウゲ科 ヘレボルス属
 ローズガーデンでもとびぬけて早く開いた株で、咲きはじめは白い色をしていましたが、だんだんピンク色に変化してきました。クリスマスローズの花びらは、「がく」の変化したものなので、ほかの花に比べて花が長く楽しめる特徴があります。
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 1月22日のブログで紹介した時には、こんな色をしていました。同じ株とは思えないような、色変わりです。

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 来週には、館内でもクリスマスローズ展が始まります。どうぞお楽しみに!