屋外の花壇では、晩秋に咲く花々とともに、場所によってちょっとした紅葉も見られます。また、花壇には冬の花が植わり、季節の移ろいを感じます。
天気が良い日は散歩にもちょうどいい気候です。お越しの際はぜひ屋外の花壇にもお立ち寄りください!
エントランスもクリスマスの飾りつけになっています。園路沿いでは、サクラの木が紅葉してきており、きれいですよ!
[アトリウムフラワーガーデン]
【エリカ “クリスタルムーン”】 ツツジ科 エリカ属
エリカはツツジ科の植物で、原種のごく一部はヨーロッパに、大部分が南アフリカに分布します。冬に花が咲くものが、この時期になると鉢花でよく出回ります。
この「クリスタルムーン」は、花色は淡い緑色、葉や花に毛が生えており、柔らかい印象です。目立つ花ではありませんが、針葉樹のような葉も合わせ、花壇のアクセントになっています。
入口の花壇で見られます。
通路沿いの花壇は、キリスト生誕の夜のシーンです。青色のイルミネーションや、星型の飾りがポイントです。
中央の大きなクリスマスピラミッド。脇のベンチに座れます。
アトリウムの2階部分にも、クリスマスの撮影スポットが登場しました!
サンタクロースたちと一緒に記念撮影をお楽しみください。
[植物企画展]
アトリウムの中庭側で、「クリスマスフラワー展」が始りました。
カラフルな、色々な種類のポインセチアや、クリスマスの飾りつけに使う植物、名前にクリスマスとつく植物など、クリスマスにちなんだ展示です。
ポインセチアだけでも、苞の色、大きさ、形が様々です!
[中庭]
中庭では秋の花、冬の花が一緒に咲いています。
写真の花壇では、秋咲きのダリアやパイナップルセージ、冬から春にかけて咲くストック、ビオラ、キンセンカなどが見られます。
通路の先では、以前にご紹介した皇帝ダリアがまだまだ元気です。
[ローズガーデン]
ローズガーデンでは、まだ少しずつバラが咲き続けています。また、ハーブのコーナーでも花が見られます。
【レオノチスセージ】 シソ科 レオノチス属
南アフリカが原産。「セージ」と呼ばれますが、ハーブのセージの仲間ではありません。学名は「ライオンの耳」の意味で、英名も同じく「lion's ear」(ライオンの耳)。秋が深まってから咲き、オレンジ色の花が鮮やかです。耐寒性は強くないようですが、当館では庭で特に何もしなくても越冬しています。他の花がなくなってからも咲いているため、このブログでは毎年のようにご紹介しています。
ローズガーデン入口の「ハーブの小庭」で咲いています。前庭でも見られます。
アーチに絡んで咲く赤い花は「ルージュ ピエールドロンサール」
ピンクの小さい花が集まって咲く「バレリーナ」。実と一緒に見られるのは、この時期ならではの楽しみです。