2017年08月

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1708009 三陽ミュージアム 見頃の花(8月31日)

 三陽ミュージアムでは、9月10日までフェア「トロピカルパラダイス」を開催しています。アトリウムの花壇は冒険をテーマにしており、カラフルな観葉植物の花壇がもう少しの間お楽しみいただけます。
 8月の終わりは雨となりました。前回の記事でご紹介したブルーサルビアやメランポジウムも雨にぬれて、少し頭が重そうです。ヒマワリの花壇の植え替えに続き、9月に入ると噴水花壇も秋の花々に模様替えです。リニューアル後の花壇もどうぞお楽しみに!
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 今週は、秋バラのシーズンに向けて、職員で夏の剪定を行いました。そのときに切った部分の花々を建物入り口の受付カウンターで飾っています。秋の開花は10月中旬頃かと思いますが、そちらもお楽しみに!
 

 雨降りのため、今回は館内にたくさんある観葉植物や温室の花の中から、いくつかご案内しようと思います。

[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムでは、「フラワーアドベンチャーガーデン」というテーマの花壇を展示中です。南の島で冒険するような気分でお楽しみください。
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【カラジウム】 サトイモ科 カラジウム属
 南アメリカの熱帯地方が自生地のサトイモ科の植物で、葉色の美しさからたくさんの園芸品種があります。高温を好むため、観葉植物の中でも夏によく出回ります。一年草として扱いますが、越冬させたい場合は秋になって温度が下がりだす頃、葉が黄色くなってきたら水やりを控え、休眠させます。暖かい場所に置き、乾燥した状態にしておきます。
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 花が少ない時期でも、カラフルな葉が目を楽しませてくれます。

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 アトリウム中央の花壇。石の洞窟がポイントです。中に入ることができます。

【ディジゴテカ "グリーン エレガンス"】 ウコギ科 ディジゴテカ属
 南太平洋諸島原産、大きく育つと10mにもなる植物です。細く切れ込んだ葉が独特で、面白い形です。室内植物としてよく流通し、旧属名が元になった「アラレア」という名前で扱われることも多いです。室内で育てる場合には、カイガラムシがつきやすいので注意します。
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【ピレア "ムーンバレー"】 イラクサ科 ピレア属
 ピレアの仲間は熱帯から亜熱帯にかけて多く分布し、世界に400種ほどがあります。葉の形や模様、大きさなどがさまざまで、園芸植物として栽培されるものがいくつもあります。
 この「ムーンバレー」は遠目にはミントのようにも見ますが、葉の表面はちりめん状の凹凸があり、さわると厚みがあります。葉色は黄緑色ですが、葉脈は褐色です。寒さには弱いですが、育てやすい植物です。
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 目立ちませんが、花をつけているようです。

 
 このほか、アトリウムの一番奥、小さい花壇もご紹介しましょう。
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 火鉢に落ちる水の音が涼しい花壇。本来は大きな石があるのですが、植物が茂ってきて見えなくなってしまいました。

 こちらでおすすめしたいのが、斑入りのクワズイモとモンステラです。
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 水彩絵の具で色をつけたように、美しい斑入り葉のクワズイモ(上)、モンステラ(下)。実は、6月頃にアトリウム中央の花壇(テーマはジューンブライド)に植栽していたものですが、その頃は草丈30cmほどでひょろひょろとしていました。夏になり、ぐっと大きく成長して美しい姿になりました。ちなみに温室には斑のないクワズイモやモンステラがありますので、比べてみると色の違いが面白いです。


 
[温室]
 温室では、ヤシやヒカゲヘゴなど大型の熱帯植物や、ハイビスカスやプルメリアなどの花々が見られます。
 今回は2階部分から、いくつかご紹介します。
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【オドントネマ】 キツネノマゴ科 オドントネマ属
 メキシコ、中央アメリカが原産の植物で、2mほどの大きさになります。花は赤く、茎の先端に円錐状の花序をつけます。ひとつひとつの花は細長いラッパ型で、筒の部分が長さ3cmほど。すべてが一度には開かず、いくつかずつ咲きます。当館では毎年8月頃に開花しています。
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【ヒコウキソウ】 マメ科 クリスティア属
 中国南部、インドシナ半島南部に分布します。グライダーのような三角の葉が面白い形です。葉脈に沿って、赤く色がつき、縞模様になります。寒さに弱いため、通常は一年草として扱われます。日本では飛行機ですが、中国名は「蝙蝠草」、コウモリに例えるようです。
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 同じく温室2階の橋のそばで、きれいな花が見られます。

【サンタンカ】 アカネ科 イクソラ属
 中国、マレーシアに自生のある常緑低木です。日本には江戸中期に、琉球を経て渡来しました。小さな花が集まってアジサイのような半球形の10cmほどの花序を作り、開花は夏ごろです。花は赤みのある橙色で、ひとつひとつは細長い筒状で、先が4つに分かれます。「花びら」に当たる部分は丸みがあります。
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【イクソラ "スーパーキング"】 アカネ科 イクソラ属
 サンタンカと同じ属で、スマトラ原産の「ダッフィー」種(Ixora duffii)と他種の雑種と考えられる種類で、大きな赤い花が特徴です。ほぼ周年開花します。サンタンカに比べて、花のひとつひとつが大きく、花びらの部分はとがった形をしています。
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 橋から滝のほうを見ると、咲いている花が見られます。

1708008 三陽ミュージアム 今週の展示・イベント (8月29日)

皆様、こんにちは。三陽ミュージアムの8月29日~9月3日の予定をご案内します。

 三陽ミュージアムでは、フェア「トロピカルパラダイス」を開催中です。「フローラルアドベンチャーガーデン」というテーマでアトリウム花壇の展示を行っています。
 観葉植物や多肉植物を使用し、冒険をしている気分になるような花壇をお楽しみいただけます。

 
 また、8月31日までの夏休み期間は館内で植物を探すゲーム「フラワーハンター」を開催中です!この機会に、花の名前を覚えて花博士になってみませんか?
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 館内の展示室の展示は、1階の多目的室が絵と詩の作品展、2階の市民展示室は押し花の作品展を行っています。

【お知らせ:交通のご案内】
 海浜公園プール開園期間のため、駐車場が混みあう場合があります。お越しの際は、公共交通機関のご利用をお勧めします。

 
[1階 多目的室]
 館内1階、多目的室では、加藤ふみえさんによる作品展「ふみの絵と詩展~花と話して~」を開催しております。
 身近な植物などを題材にした独特な作品は、見る人の心に訴えかけるものがあります。
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 絵と詩、書など、たくさんの作品を展示しておりますので、どうぞごゆっくりご覧ください。
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[2階 市民展示室]
 市民展示室では、斉藤多香子さんによる押し花作品展「押し花ガーデン」を開催中です。
 絵画と押し花を組み合わせた、美しい作品です。
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1708007 三陽ミュージアム 今週の展示・イベント (8月22日)

 皆様、こんにちは。三陽ミュージアムの8月22日~8月27日の予定をご案内します。

 三陽ミュージアムでは、フェア「トロピカルパラダイス」を開催中です。「フローラルアドベンチャーガーデン」というテーマでアトリウム花壇の展示を行っています。
 観葉植物や多肉植物を使用し、冒険をしている気分になるような花壇をお楽しみいただけます。

 現在、夏休みの特別企画で、開館日の9時半から16時までに入館した小学生に、プール入場券のプレゼントがあります!たくさんのお越しをお待ちしております。

 また、夏休み期間は館内で植物を探すゲーム「フラワーハンター」を開催中です!この機会に、花の名前を覚えて花博士になってみませんか?
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 館内の展示室の展示は、1階の多目的室がフラワーアレンジメントの作品展、2階の市民展示室では星座(星空)の写真展を行っています。

【お知らせ:交通のご案内】
 海浜公園プール開園期間のため、駐車場が混みあう場合があります(特に天気のよい土・日は朝のうちに満車になることが多いです)。お越しの際は、公共交通機関のご利用をお勧めします。

 
[1階 多目的室]
 館内1階、多目的室では、ヨーロピアンフラワーデザイン連盟による「笑顔集まれ!花フェス47加盟サークル合同作品展」を開催しております。
 
 展示室内では、プリザーブドフラワーを使ったたくさんのフラワーアレンジメントの作品をご覧いただけます。

 27日には、コサージュ作りの体験教室の予定があります。詳しくは展示室でお聞きください。   
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[2階 市民展示室]
 市民展示室では、君津天文同好会による「夏の星座写真展」を開催中です。肉眼ではなかなか見えない星々や、広く夜空を写した写真など、どうぞごゆっくりお楽しみください。
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[花壇植え替えのお知らせ]
 当館の前庭にあるヒマワリとジニアの花壇ですが、秋の植物への植え替えがあるため、たくさんのヒマワリが見られるのは今週いっぱい(8月27日・日曜日まで)となります。ご覧になる場合はお早めにどうぞ!
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1708006 三陽ミュージアム 見頃の花(8月19日)

 三陽ミュージアムでは、現在フェア「トロピカルパラダイス」を開催中です。
 花壇では夏の花々が見ごろとなっていますので、今回は屋外の花壇の花を中心に、ご紹介しましょう!
 
 それでは、カラフルな夏の花々やヒマワリがにぎやかに咲き競う前庭からスタートです。


[前庭]
 噴水のそばにある噴水花壇では、夏の一年草がとても色鮮やかです!
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 この花壇では、季節ごとに植え替えを行っています。夏は暑さや乾燥に強い花々が中心です。

【サルビア ファリナセア】 シソ科 サルビア属
 ブルーサルビアという別名がよく知られます。花色は青、白があり、白い苞に青い花が咲く品種もあります。夏から秋にかけてよく育ち、さわやかな色が特徴です。草丈40cm程度、もともとは多年草なので越冬させることもできますが、寒さに弱いため、園芸上では一年草として扱います。
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【マリーゴールド】 キク科 タゲテス属
 メキシコなど、中央アメリカが原産の植物で、夏花壇の花として日本でもおなじみです。草丈80cm、花の径が10cmほどになるアフリカンマリーゴールド(和名センジュギク)、小型で径6cmほどのたくさんの花をつけるフレンチマリーゴールド(和名クジャクソウ)、それらの交配種もあります。
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 こちらはアフリカンマリーゴールドで、花が大きく丸いこと、草丈が大きいのが特徴です。

【メランポジウム】 キク科 メランポジウム属
 北アメリカ南部から南アメリカ北部にかけての地域が原産の植物で、明るい色の葉がこんもりと茂り、黄色や橙色の小さな花がたくさん咲きます。ヒマワリをごく小さくしたような花がかわいらしく、大きく茂ることから、当館では夏花壇でよく使います。
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【ジニア "プロフュージョン"】 キク科 ジニア属
 ヒャクニチソウともいわれるジニアの園芸品種のひとつです。この「プロフュージョン」シリーズには一重咲き、八重咲きがありますが、前庭のものは八重咲きタイプです。 品種改良で、新しい色や咲き方のものがどんどん登場しています。育てやすく、カラフルできれいな花が長く楽しめるので、花壇にオススメの花のひとつです。
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 このほか、噴水花壇のお隣の四季彩(しきさい)花壇では、ヒマワリの見ごろが続いています。現在の草丈は大きいもので150cm程度。次の日曜(8月27日)まで楽しめます。
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 さて、花壇の花ではありませんが、前庭からはもうひとつ、見ごろの花をご紹介します。
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 こちらのトレリス(木の柵)沿いに咲いている花です。

 【ボタンヅル】 キンポウゲ科 センニンソウ属
 日本国内に自生するクレマチスの仲間のひとつで、夏期は8月から9月です。枝先に、径2cmくらいの白い花が房になって咲きます。成育旺盛でつるがよく延び、年々株が大きくなるようです。花が少ない夏の時期に活躍します。
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[アトリウムフラワーガーデン]
 アトリウムでは、引き続き「フローラルアドベンチャーガーデン」ということで、冒険心をくすぐられるような花壇の展示を行っています。南国の花々や面白い形の観葉植物をお楽しみください。
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 入り口では宝箱がお出迎え。でも中身は…宝物ではないようです。

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 館内も花や観葉植物でいっぱいです。船や洞窟に入ることもできますよ!



[温室]
 年間を通じて15℃以上になっている温室では、ヤシやヒカゲヘゴなどの大型の植物、ハイビスカス、アナナス類、洋ランなどの花々が楽しめます。
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 館内で行っている夏休みのゲーム、「フラワーハンター」。温室からの出題もありますので、ぜひアトリウムとあわせて、お楽しみください。



[光庭]
 アトリウムから出入りできる光庭や中庭でも、夏の花々が元気に育っています。
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 植物企画展のグリーンカーテンも、光庭と中庭で展示中です。

【インパチェンス】 ツリフネソウ科 インパチェンス属
 夏の一年草としてよく流通しているインパチェンスは、熱帯アフリカが原産のウォレリアナ種(Impatiens walleriana)を品種改良したもので、和名をアフリカホウセンカといいます。高温を好み、日向から半日陰で育ちます。花色は赤、桃、白などがあります。
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【アメリカンブルー】 ヒルガオ科 エボルブルス属
 本来は多年草ですが、夏の一年草として扱われます。中央アメリカ原産。ほふく性で、茎を伸ばすため、花壇の縁取りや寄せ植えの鉢の外側などに植えると効果的です。初夏から秋まで、青い花が楽しめます。のびすぎたときは、切り戻しをすると良いです。
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[中庭]
 葉がよく茂る時期で、全体に緑が色濃く見えますが、花々も元気に咲いています。
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 まずはこちらの段になった花壇から。

【ニチニチソウ "ミニナツ"】 キョウチクトウ科 カタランツス属
 とても小さい花をたくさん咲かせる品種のニチニチソウで、とてもキュートです。中庭の花壇のふちや、花壇に植わっています。夏になってこんもりと茂りました。同じシリーズの中に、色や形が違う花が4種類ほどあります。
 写真の奥側の白い花も同じシリーズ。花の径は2cmほどで、普通のニチニチソウの半分くらいの大きさです。
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 中庭にはあちこちにちょっとした見どころがあります。散策してお楽しみください。
 
【ポーチュラカ】 スベリヒユ科 ポーチュラカ属
 別名「ハナスベリヒユ」。近縁に、葉の細い「マツバボタン」があります。現在では、夏の花壇でよく見かける花ですが、わりあい新しい園芸植物で、日本では1990年代になってよく栽培されるようになりました。
 来歴がはっきりしませんが、このように大きな花を咲かせる園芸品種は、1982年にアメリカで発売された記録があります。花色がカラフルで、初夏から秋に花が咲きます。日光を好むので、晴れの日の午前中が特にたくさん開いてきれいです。夏の間は挿し木で増やすことができます。
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 八重咲きの品種もあります。こちらも中庭で見られます。

1708005 三陽ミュージアム 今週の展示・イベント (8月15日)

 皆様、こんにちは。三陽ミュージアムの8月15日~8月20日の予定をご案内します。

 三陽ミュージアムでは、フェア「トロピカルパラダイス」を開催中です。「フローラルアドベンチャーガーデン」というテーマでアトリウム花壇の展示を行っています。
 観葉植物や多肉植物を使用し、冒険をしている気分になるような花壇をお楽しみいただけます。

 現在、夏休みの特別企画で、開館日の9時半から16時までに入館した小学生に、プール入場券のプレゼントがあります!たくさんのお越しをお待ちしております。

 また、夏休み期間は館内で植物を探すゲーム「フラワーハンター」を開催中です!この機会に、花の名前を覚えて花博士になってみませんか?
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 館内の展示室の展示は、1階の多目的室が手作り工作の部屋になっており、2階の市民展示室では押し花絵とカリグラフィーを組み合わせた作品の展示を行っています。

【お知らせ:交通のご案内】
 海浜公園プール開園期間のため、駐車場が混みあう場合があります(特に天気のよい土・日は朝のうちに満車になることが多いです)。お越しの際は、公共交通機関のご利用をお勧めします。

 
[1階 多目的室]
 館内1階、多目的室では、夏休みの特別企画「夏休み工作広場」を開催しております。
 ドライフラワーや木の実、貝殻などを使って、自由に創作ができる空間です。
 どなた様でも作っていただけますが、室内にはさみや木の枝などがあるため、小さいお子様が利用する場合は保護者の方が目を離さぬようお願いいたします。

 お一人様ひとつ作っていただけます。作った作品はお持ち帰りください。
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 室内に工作用の材料が置いてあります。好きなものを選んでお使いください。

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 ちょっとした見本作品も置いてありますので、参考にどうぞ!
 
  
 
[2階 市民展示室]
 市民展示室では、「津野泉EXHIBITION ~押し花絵とカリグラフィー~」を開催中です。
 押し花絵の中にカリグラフィーの文字を配置した素敵な作品をご覧いただけます。
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 絵画のような作品、絵本のような作品、どれも魅力的です。
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