館内アトリウムでは、「南の島のヒーリングガーデン」のテーマで、色とりどりの花や葉が美しい観葉植物類を中心に、いろいろな花がご覧いただけます。
光庭では、「さわって楽しむハーブ展」を開催中です。合わせてお楽しみください。
それでは今回は、前庭ラベンダー花壇の様子から、見ごろの花々をご紹介しようと思います。
[前庭]
前庭花壇では、ブルーサルビアやクレオメ、アジサイ“アナベル”などが見ごろになっています。ラベンダーも半分ほどの花が開き、クラフトを作るのにちょうどよい咲き具合です。
噴水のお隣の花壇の、白や紫の花はブルーサルビアです。
【ラベンダー “グロッソ”】 シソ科 ラヴァンドゥラ属
フランス原産の交配種で、花期はやや遅めです。高さ40~50cmになり、茎が太く、しっかりした花なので、クラフトに向いています。全草に強い香りがあります。当館のラベンダーの大部分がこの「グロッソ」種です。花の終わりにすべて花を摘み取り、夏越しに向けて剪定も行います。
花壇に近づくだけで良い香りが漂います。
[アトリウムフラワーガーデン]
館内花壇、南の島をテーマにした、カラフルな観葉植物の花壇です。
花壇にはお花を運ぶイルカがいたり、
女神さまの出てきそうな貝殻のステージがあります。ステージでは記念撮影もできますよ!
【アンスリウム “フィオリノ”】 サトイモ科 アンスリウム属
アンスリウムはサトイモ科の観葉植物で、よく見かけるものでは花の周りの仏炎苞(ぶつえんほう)の部分が赤く、中央の花は黄色いものが多いですが、苞や花が紫色や桃色になるものもあります。この品種は、仏炎苞と花が紫色になり、やや小型でほっそりとした花が特徴です。シックな魅力があります。
[中庭]
中庭では、春の1年草類に代わって、夏の宿根草が元気に茂り始めています。本日は植え替えで、夏に向けた草花が植わり、今後がまた楽しみです。
【ユリ “コンカドール”】 ユリ科 ユリ属
日本のヤマユリなどが交配親となった、「オリエンタルハイブリッド」と呼ばれる系統のユリです。黄色く大きな花が特徴で、隣に植えられたバーベナとの組み合わせも良いです。
中庭、温室側の花壇で見られます。
[光庭]
光庭では、「さわって楽しむハーブ展」を開催しております。ミントやタイムなど、香りの良い草花の香りを実際にさわってお試しいただけます。
[温室]
【アリストロキア ギガンテア】 ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
ブラジル原産のつる植物です。このブログでも開花するたびにはご紹介していますが、特に特徴的なのがその花で、茶色い丸い布を広げたような、やや肉厚の独特な花をつけます。花の大きさが、大人の手のひらほどあります。
美しい花ではありませんが、とても変わっています。
温室1階、分かれ道にある棚の、うしろの柱で咲いている花が見られます。
[ローズガーデン]
【カールドン】 キク科 チョウセンアザミ属
カールドンは、キク科の宿根草で、紀元前から地中海沿岸地域で栽培され、食用にされていました。アザミに似た大型の植物で、当館のものも草丈2mほどに育っています。近縁のアーティチョークに比べて花が小さめで、花の下側にあるうろこのような「総苞(そうほう)」の部分が細かくとがります。花は紫色です。
巨大に育ちます。
ローズガーデンの、温室の前の斜面「ハマナスの丘」でも、ラベンダーが見ごろになっています。
芝生にある花壇では、色とりどりのダリアやユリ、バラなどの花々が見られます。