三陽ミュージアムでは、現在「コスモスまつり」を開催中です。前庭のコスモス花壇は、2000株ほどのコスモスが満開で、たくさんの花が見られます。今年はコスモスが開いてから、お天気に恵まれているので、とても状態が良いです。ぜひ、たくさんの皆様にご覧いただければと思います。
館内、アトリウムでは、「ハーベストフェスティバル」のテーマで、カボチャの馬車やハロウィンの飾り付け、また収穫物と秋の花々の花壇がご覧いただけます。
館内の光庭とベランダガーデンでは、それぞれ「コスモス展」と「コリウス展」を開催していますので、合わせてどうぞお楽しみください。
それでは、今回はコスモス展とコリウス展から、見ごろの植物をご紹介しましょう。
[植物企画展]
[光庭]
光庭では、「コスモス展」を開催中です。遅咲きの花も、徐々に咲き始めています。
【コスモス “レッドイリュージョン”】 キク科 コスモス属
花びらの縁取りの部分が、赤色になり、花の内側に小さな花びらのつく「コラレット咲き」という咲き方のコスモスです。早咲きで中輪の品種で、株によって花色に濃淡の違いが出ることもあります。とても上品できれいな花です。
品種や育て方なども、鉢のうしろのポスターで解説しています。
[ベランダガーデン]
【コリウス “ドクターウー”】 シソ科 コリウス属
茶色ともピンク色ともつかない微妙な色合いの葉が、何ともいえない味わいのある品種です。他の品種では見られない独特な色で、寄せ植えにして他の植物と組み合わせても面白そうです。
コリウスは大きく育つとボリュームが出て、とても見ごたえのある姿になります。
[アトリウムフラワーガーデン]
【イワシャジン】 キキョウ科 アデノフォラ属
日本の中部地方の岩石地に生え、30~40cmほどの草丈になります。細く長く伸びる茎は弓なりになり、垂れ下がるように長さ2cmほどの釣鐘型の花が咲きます。基本の花色は青紫色ですが、園芸品種の白花もあります。 とても和風な花ですが、お化けやカボチャの飾りとも不思議となじみます。
アトリウム中央のカボチャの馬車には、収穫物がこぼれるように乗っています。
【コルチカム】 ユリ科 コルキクム属
ヒガンバナが咲き終わり、例年入れ替わるように見ごろを迎えるのがこの「コルチカム」です。クロッカスを大型にしたような花を咲かせ、和名は「イヌサフラン」。交雑種を元にした園芸品種が多く、品種によって色が違ったり、八重咲きになったりします。
アトリウム2階、温室の出入り口近くで、窓越しに見られます。
[温室]
【ヒメノウゼンカズラ】 ノウゼンカズラ科 テコマリア属
南アフリカ原産のつる植物で、枝先にまとまって咲く紅橙色の花が美しいです。当館では、例年10月のはじめ頃に花が見ごろになっています。通常は温室内で育てますが、露地でも5月ごろに植え付けると秋に花が楽しめます。
温室2階の、橋の脇で咲いています。
[丸花壇]
建物の目の前、エントランスの一角にある丸花壇でも、花々がきれいに咲きそろっています。
【トウガラシ】 ナス科 トウガラシ属
つやつやの黒い実はトウガラシらしくなく丸いので、よく名前を聞かれるのですが、これもまた観賞用のトウガラシの品種のひとつです。詳細な品種名は不明ですが、「ブラックパール」という品種にとてもよく似ています。実は1cmほどで、なりはじめは黒く、だんだん赤く色づきます。葉や茎は真っ黒、花は紫色です。
丸花壇では、他にジニアやブルーサルビアが咲いています。
[前庭]
【サルビア マドレンシス “イエローマジェスティー”】 シソ科 サルビア属
当館の敷地内では、たくさんの種類の宿根サルビアが見られますが、青や紫系の花の多いサルビアの中で、ひときわ目を引く花色なのがこの「イエローマジェスティー」です。原産地はメキシコで、苞や花の黄色がとても鮮やかです。本来、育つと2mほどになりますが、夏前に切り戻したので、見やすい位置で咲いています。
他の宿根サルビア類も見頃となっています。
[脇庭ボーダーガーデン]
【ミズヒキ】 タデ科
ミズヒキは、日本各地の林縁などでふつうに見られる、草丈80cmほどになる植物です。秋に、長く伸びる花穂にまばらに小さな花をつけます。花は上が赤、下が白で、種になるころまでがくの赤い色が残ります。観賞用に庭植えにしたり、活け花の材料にしたりして、古くから親しまれてきました。
タデ属、イヌタデ属、ミズヒキ属など、分類が文献によって違うため、今回は科名までのご紹介です。
「ミズヒキ」の名前は、お祝いの品などにかける紅白の飾りひもの「水引」からきています。
[ローズガーデン]
【ユーパトリウム “チョコレート”】 キク科 ユーパトリウム属
日本のフジバカマと同じ属の植物で、北アメリカの東側に分布します。この「チョコレート」は葉の色が名前のとおりチョコレート色をした品種で、花のない時期にはカラーリーフとして、白い花が咲くとまた変わった印象で楽しめます。春の芽が出たころからそのままにしておくと、150cmにもなるので、初夏の頃に切り戻しておくとこんもりとした、良い大きさに育ちます。
ローズガーデンのところどころで咲いています。
2014年09月
三陽ミュージアムでは、フェア「コスモスまつり」を開催しています。前庭花壇のコスモスやサルビアなど、秋の花々は見ごろを迎え、鮮やかに花壇を彩っています。
館内ではハロウィンの飾り付けの花壇がお楽しみいただけます。魔女などの仮装が楽しめるコーナーもありますので、どうぞご利用ください。
変身して、カボチャの馬車で記念撮影はいかがでしょうか♪(中に入れます。)
館内・展示室での展示は、1階、2階とも、写真展を行っています。
[1階 多目的室]
館内1階の多目的室では、高浜写真同好会による写真展「第14回 写真展」を開催しております。
色鮮やかな花々の写真の中には、当館で撮影された写真もたくさんあります。
秋らしく、コスモスのミニコーナーも設けられています。
[2階 市民展示室]
市民展示室では、フォトクラブみはまによる写真展「花の写真展」を開催しております。
花々や風景、花を訪れる昆虫など、たくさんの作品がご覧いただけます。
[コンサート]
10月4日、5日に、コンサートを予定しています。
10月4日(土) オカリナコンサート 14:00~ 演奏:オカリナデュオ・フレグランス
10月5日(日) クラリネットアンサンブル 14:00~ 演奏:ブレス・クラッツ
会場:三陽ミュージアム1階 モネサロン前
※コンサートは、特別なチケットなどはいらず、入館していただければどなたでもご覧いただけます。
今週の三陽ミュージアム売店のおすすめ商品をご紹介します
【スプレーマム/キク科】 500円
大きいサイズのスプレーマムが入荷しました
ボリュームがあって、一鉢で存在感があります
よく日に当てましょう
真夏は半日陰の風通しの良いところで管理します
土が乾いたら、水を与えます
夏場と開花中は水切れしないように気をつけましょう
(入口ちかくにて販売中)
【デコポン/ミカン科】 1200円
実つきのデコポンが入荷しました!
デコポンの正式名称は「不知火(シラヌヒ)」といいます
香りがよく、果汁も多く、果肉もやわらかく人気の柑橘類です
日当たりで管理します
乾燥を嫌うので、水切れには注意しましょう
植えつけの適期は5月頃 根鉢はくずさずに行います
(入口ちかくにて販売中)
【球根ベゴニア“フォーチュンベゴニア”/シュウカイドウ科】 300円
「秋の花壇の女王」と呼ばれ、非常に豪華な美しい大輪花が咲く球根ベゴニアです
コンパクトで丈夫で雨や風にも強く、花壇やコンテナで簡単に育ちます
春から楽しめますが、特に秋におすすめです
よく日の当たるところで管理します
高温に弱いので、夏は風通しの良い涼しいところに置きます
花を長持ちさせるために、花がらは早めに摘みましょう
(売店入口右手にて販売中)
【オキザリス“ボービー”/カタバミ科】 200円
和名は「ハナカタバミ」といい、夏から秋にかけて開花します
花はきれいなピンクに中心が黄色の可愛らしい姿です
よく日の当たるところで管理し、冬は霜に当てないようにします
乾燥に強いので、過湿にしすぎないように注意しましょう
夏に休眠します 葉が枯れてきたら水やりの回数を減らしていき、休眠したら水やりをストップします
(売店入口右手にて販売中)
【おもちゃカボチャ】 200円
アトリウム内も「ハーベストフェスティバル」をテーマに、ハロウィンの装飾もされてにぎやかになっています
可愛らしいおもちゃカボチャをお部屋に飾って、ハロウィン気分を楽しみませんか?
様々な形があります
ご購入いただいた方にシールをさしあげています
かぼちゃに顔をつけて遊びましょう
(売店入口左手にて販売中)
【おすわり妖精】 600円
おもちゃカボチャとの相性抜群!
かぼちゃの近くに座らせるととても可愛いです
(売店入口にて販売中)
続いて新商品の紹介です
【ノーティーアニマルマスコット】 270円
クマ・ハリネズミ・イヌ・ネコの4種類のかわいい置物です
早くも人気商品となっています
室内の小さな鉢の近くに置くとかわいい空間が出来上がりますよ
(売店入って右手にて販売中)
商品は全て税込価格表示となっております
いずれも売り切れの際はご了承ください
掲載中の商品に関しましてはお気軽に売店スタッフにおたずねください
ご来店をお待ちしております
三陽ミュージアムでは、現在「コスモスまつり」を開催中です。前庭のコスモス花壇はサルビアなど、ほかの秋の花々とともに見頃を迎えています。館内では、外の花壇とはまた一味違い、八重咲きや色違いなど、さまざまな種類のコスモスが見られる植物企画展「コスモス展」を開催中。このほかにも、館内ではアトリウム花壇がハロウィンの飾りつけでいっぱいになっており、植物企画展の「コリウス展」をベランダガーデンで開催しています。
秋らしく、にぎやかな展示の三陽ミュージアムで、どうぞ楽しくお過ごしください。
[植物企画展]
[光庭]
光庭では「コスモス展」を開催しています。遅咲きの品種も、だんだん花芽が増えてきました。
【コスモス “ピコティ”】 キク科 コスモス属
「ピコティ」とは、花の色の表現で、「ふちどり」になるもののこと。日本語では「覆輪(ふくりん)」ともいいます。名前のとおり、どの花もふちどりの部分に色がつき、とてもかわいらしいコスモスの品種です。ふちどりの太さや色が花によって違い、それもまた魅力になっています。
[ベランダガーデン]
2階のベランダガーデンでは、「コリウス展」を開催中。カラフルなコリウスがよく茂っています。
【コリウス “ムーンシェイカー”】 シソ科 コレウス属
いろいろな色があるコリウスの中でも特徴的な色味の品種で、茎や葉の縁は赤色、葉は黄色が基調で、赤色の細かい模様が入ります。一株でも、他の種類と寄せ植えになっていても存在感があります。
[アトリウムフラワーガーデン]
アトリウムは、現在「ハーベストフェスティバル」のテーマで、秋の収穫祭や、ハロウィンをイメージした花壇を展示しています。
【シンフォリカルポス】 スイカズラ科 シンフォリカルポス属
シンフォリカルポスの仲間は、主に北アメリカからメキシコにかけて分布する低木で、白い実のなる「セッコウボク」や、交配種が園芸用としてよく流通します。アトリウムのものは、薄紫色のなる交配種で、丸い実がまとまって実り、かわいらしいです。
【ミツバハマゴウ “プルプレア”】 クマツヅラ科 ウィテクス属
ミツバハマゴウは、アジアからオーストラリアにかけて分布する半耐寒性の常緑低木です。同じ属の「ニンジンボク」や「西洋ニンジンボク」と同じく、この種類も庭木に利用されます。花はとても小さく、枝先に円錐状にたくさん集まって咲きます。この「プルプレア」は、葉も茎も淡く紫色を帯びるのが特徴の園芸品種です。
【ポットマム “ファインシリーズ”】 キク科 キク属
アメリカで1950年代に品種改良された草丈の低いキクが「ポットマム」という名で販売され、現在でも同じように鉢植え菊の総称として、「ポットマム」という呼び名が使われています。園芸品種はたくさんあり、花の咲き方、大きさ、色などがさまざまです。
この「ファインシリーズ」は、ひとつの茎からいくつか花をつけるスプレー咲きの品種で、径が4cmほどのやや大きめな花で、花びらが丸まり、ボリュームがあります。
かぼちゃの馬車の前は、収穫物とお花でいっぱいです。
このほかにも、アトリウム内はところどころにお化けや魔女の飾り付けが。
[前庭]
前庭では秋の花々を使った花壇が見頃になっています。
【サルビア レプタンス】 シソ科 サルビア属
サルビアの仲間でも宿根性のある「宿根サルビア」のひとつで、花の色から「コバルトセージ」とも呼ばれます。茎、葉とも細く、風にそよぐ様子は爽やかです。芽が出てからそのまま育てていると、大変大きく育ちますが、当館では今年は7月の中ごろに一度切り戻しをしたところ、120cmほどの大きさで茂っています。
[脇庭ボーダーガーデン]
【セダム “ミスターグッドバッド”】 ベンケイソウ科 セダム属
セダムの仲間は、北半球の各地に広く400種ほどが分布する大きなグループで、観賞用や緑化材料など、いろいろな用途で活躍する植物です。どの種類も星形の花を咲かせますが、現在脇庭で見られるセダムはいずれも宿根草として出回り、庭植えに向く種類です。
この「ミスターグッドバッド」は、濃いピンク色の花が魅力的な品種です。花がぎっしりとまとまって咲き、その周り一面がピンク色になっています。
【セダム “フロスティーモーン”】 ベンケイソウ科 セダム属
こちらも大きさは上の「ミスターグッドバッド」と同じ程度ですが、葉に斑の入る品種で、花の色は白。花の中心部だけピンク色になる、優しい色合いの品種です。
脇庭入り口付近、トレリスに沿いで見られます。
[ローズガーデン]
【サルビア アズレア】 シソ科 サルビア属
宿根サルビアからもう一つ、ローズガーデンできれいに咲いている種類をご紹介します。この「アズレア」も、前庭で見ごろの「レプタンス」と同じく、宿根サルビアのひとつです。花の色は空色で、「スカイブルーセージ」の別名があります。とてもきれいな色の花ですが、切り戻しても茎が暴れやすく、株の形が崩れやすいのだけは玉にきずです。
【シュウメイギク】 キンポウゲ科 アネモネ属
シュウメイギクは「キク」と名前につきますが、キクの仲間ではなく、「アネモネ」や「イチリンソウ」に近縁の、アネモネ属のひとつです。秋咲きの花の中でも、当館では人気のある花のひとつで、10月中ごろに見ごろになることが多いのですが、今年はもう花が見られ、例年に比べて咲きはじめが早いように感じます。
ローズガーデンの「バラの小径」の周辺で見られます。
三陽ミュージアムでは、フェア「コスモスまつり」を開催しています。前庭花壇のコスモスはちょうど見ごろ。そのほか、サルビア類など秋の花々も大変きれいに咲いていますので、どうぞ秋の散策をお楽しみください。
館内ではハロウィンの飾り付けや、秋の花々の花壇がお楽しみいただけます。魔女などの仮装が楽しめるコーナーもありますので、どうぞご利用ください。
変身して、記念撮影はいかがでしょうか♪
館内・展示室での展示は、1階多目的室が粘土クラフトの展示を、2階展示室は水彩画展を行っています。
[1階 多目的室]
館内1階の多目的室では、クレイサロンM&Mによる粘土クラフトの展示「粘土クラフトの世界 フラワー&スイーツ」を開催しております。
粘土でできた繊細な花がいっぱいです。
本物と見紛う、おいしそうなタルトやケーキも。
[2階 市民展示室]
市民展示室では、彩による水彩画展「花・風景・静物」を開催しております。
[コンサート]
9月23日、27日、28日に、コンサートを予定しています。
9月23日(火・祝) ガールズポップコンサート
13:00~ 演奏:門西 恋
14:00~ 演奏:小野亜里沙
15:00~ 演奏:上村 叶恵
9月27日(土) 大正琴コンサート
14:00~ 演奏:アンサンブル・ベリーブルーム
9月28日(日) ギターコンサート
14:00~ 演奏:アンサンブル・ベリーブルーム
会場:三陽ミュージアム1階 モネサロン前
※コンサートは、特別なチケットなどはいらず、入館していただければどなたでもご覧いただけます。