2013年06月

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1306008 花とリボンのフラワーカーニバル

6月25日(火)より、三陽ミュージアム1階多目的室では、AtelierFlaulii(アトリエ・フラウリィ)主催による作品展示「花とリボンのフラワーカーニバル」を開催しております。すてきなアレンジやリボンのクラフト、ハワイアンレイをどうぞお楽しみください。
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期間中、会場では随時体験教室も行っております。お気軽にご参加ください。

三陽ミュージアム企画展示
アトリエ・フラウリィ「花とリボンのフラワーカーニバル」
期間:6月25日(火)~6月30日(日)
会場:1階多目的室
アトリエ・フラウリィ

1306007 三陽ミュージアム 見頃の花(6月25日)

 三陽ミュージアムでは、現在「ラベンダーフェア」を開催中です。前庭のラベンダー花壇では、紫色の花が次々に開き、さわやかな香りが漂っています。30日の日曜日には、イベントも予定しております。詳しくは、当館ホームページをご覧いただくか、直接お問い合わせください。
 
 なお、ラベンダー花壇のラベンダーは、夏越しの準備のため、フェアが終わりますと花をすべて刈り取ります。花が見られるのは今週いっぱいです。ラベンダーの花をご覧になるようでしたら、今週中にお越しください。 

 館内、アトリウムでは「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」がテーマの花壇が、光庭では植物企画展の「香りを楽しむハーブ展」がご覧いただけます。
 温室では、ヒスイカズラ、ランタナ、ハイビスカス、コチョウランなどの熱帯・亜熱帯性の花々が見頃です。



[アトリウムフラワーガーデン]
【オオインコアナナス “バカンス”】 パイナップル科 フリーセア属
 オオインコアナナスは、パイナップル科フリーセア属の交配種で、形の似ているものを古くからこの名前で呼んでいます。美しく色のついてる部分は苞(ほう)で、花はその間から出ますが、それほど目立ちません。南国のリゾートのような、今回の展示にぴったりの品種名で、ピンク色が鮮やかです。
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 ヘゴの木の下で咲いています。


【ポトス “マーブルクイーン”】 サトイモ科 エピプレムヌム属
 ポトスは、家庭用の観葉植物として花屋さんなどで見かけることが多い植物ですが、元々はソロモン諸島が原産の多年草です。古い分類の属名より「ポトス」と呼ばれ、「オウゴンカズラ」の和名があります。葉の色がライム色になったり、斑の入り方が違う、いろいろな園芸品種があります。この「マーブルクイーン」は、白が基調で、緑色の斑が不規則に入る品種です。 
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[光庭]
[植物企画展]
 光庭では、引き続き「香りを楽しむハーブ展」を開催しています。ハーブに実際に触れて、様々な香りをお楽しみください。

【クリーピングタイム】 シソ科 ティムス属
 クリーピングタイムは、ヨーロッパに広く自生する、タイムの一種です。ほふく性があります。ほかの種類のタイムに比べるとやや香りが弱いですが、性質は強健で育てやすく、一面に広がるのでグラウンドカバーに向きます。花は枝の先端に、半球状に集まって咲き、径1mmほどの細かい花です。この種類に限らず、タイムの仲間は簡単に挿木で増やせます。興味のある方はぜひ栽培にチャレンジしてみてください。
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[中庭]
【ネジバナ】 ラン科 ネジバナ属
 栽培している園芸植物ではありませんが、今見ごろのネジバナをご紹介しましょう。
 ネジバナは、アジアからオーストラリアにかけて分布するランの一種です。地面から伸びた20cmほどの茎にらせん状に小さなピンク色の花をつけます。この時期、三陽ミュージアムの敷地に限らず、海浜公園内の色々な場所(芝生の中)で目にします。かわいらしい花です。
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 中庭の池の脇で、芝生の中からのびています。



[温室]
【タッカ シャントリエリ】 タシロイモ科 タッカ属
 花の形から「ブラックキャット」という名で呼ばれる植物です。去年のブログでご紹介しましたが、今年も開花しました。原産地は東南アジアの大陸部からマレー半島にかけて、このひげのように伸びた細い部分は、花にならなかった花柄です。とても変わった姿の花です。
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 温室2階、コチョウランのコーナーのお隣で、ひとつ開花しています。



[前庭]
【クレオメ】 フウチョウソウ科 クレオメ属
 三陽ミュージアムで、夏の一年草花壇の主役のひとつです。花は茎を取り囲むように、4枚の花弁の花が下から順に咲いていきます。ひとつひとつの花の中央から長い雄しべが伸び、蝶が舞う姿を連想させます。
 花弁が薄く、高温や強い日差しでしおれてしまうので、早朝や曇りの日に、美しく開いた姿が見られます。
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 優しいピンク色で、涼しげな姿です。

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 ラベンダー花壇の本日の様子です。花穂が大きく育ってきました。



[脇庭ボーダーガーデン]
 脇庭では、アジサイ、ドドネア、ソラナム、ノウゼンカズラなど、花木類を中心に花々が美しく咲いています。

【リシマキア キリアータ “ファイヤークラッカー”】 サクラソウ科 オカトラノオ属
 現在、脇庭の温室側で、花壇の後ろ側で咲いている植物で、銅葉の葉と黄色い花が美しく、草丈が80cmほどで背高です。花の径は3cmほどで、下向きに咲きます。同じ脇庭に、「ミッドナイトサン」という品種のリシマキアがありますが、そちらはほふく性で、花も小さく、同じ属とは思えないような姿をしています。
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 写真の中央あたり、背の高い「サルビア ガラニチカ」と一緒になって茂っています。


[ローズガーデン]
【アーティチョーク】 キク科 チョウセンアザミ属
 アーティチョークは地中海原産で、下で紹介する「カールドン」という植物からできたとされます。中世にイタリア、スペインで改良がおこなわれました。高さ1.5~2mになる多年草で、ヨーロッパなどで若いつぼみの部分を食用にします。「ハーブの小庭」のコーナーで現在開花しています。 130625_16

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 花の大きさは大人の手のひらほどはあります。


【カールドン】 キク科 チョウセンアザミ属
 カールドンは南ヨーロッパ原産の植物で、紀元前から地中海沿岸で栽培され、食用にされました。アーティチョークはつぼみの部分を食べますが、こちらは根元に盛土をして、軟白した葉柄の部分を食用にします。2mほどの高さで、10cmほどの径の花が咲いています。アーティチョークに比べると、花はひとまわり小ぶりです。
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 手前右がアーティチョーク、写真中央の奥にある背の高いものがカールドンです。


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 このほか、ローズガーデンではバラの2番花や宿根草の花々が見られます。ぜひお立ち寄りください!

1306006 三陽ミュージアム 見頃の花(6月18日)

 三陽ミュージアムでは、現在「ラベンダーフェア」を開催中です。前庭のラベンダー花壇では花が咲きすすみ、全体が薄紫色に色づいて、吹き抜ける風に香りが混じります。このほか、アジサイ「アナベル」やロシアンセージなどの宿根草、クレオメの花壇も見ごろになっています。
 館内アトリウムでは、観葉植物と流木を使い、南国のリゾートを連想するような花壇がご覧いただけます。また同じく館内アトリウムで、植物企画展「ベゴニア展」(6月23日まで)を、光庭でこちらも植物企画展の「香りを楽しむハーブ展」を開催しております。
 
 梅雨でなかなかお天気の日が少ないですが、花々が元気に咲く季節です。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 なお、6月23日と30日の日曜にはラベンダーを使った体験教室など、イベントの予定がございます。詳しくはお問い合わせいただくか、当館のホームページをご覧ください。



[前庭]
【ラベンダー “グロッソ”】 シソ科 ラバンドゥラ属
 当館前庭にあるラベンダーは、主に5つほどあるラベンダーの系統の中で「ラバンジン」というグループに分類される、フランスで生まれた交配種です。花茎が長く伸びるタイプのラベンダーで、香りも強いので、「ラベンダースティック」などのクラフトに向きます。比較的、高温に強いタイプの品種です。
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 ラベンダー花壇の様子です。少しずつ咲く性質から「●分咲き」という言い方が難しいのですが、現在見ごろを迎えています。

 
【サルビア ファリナセア】 シソ科 サルビア属
 サルビア属の仲間はとても多くあり、「ブルーサルビア」の名前で、夏花壇用によく売られているこの植物も、サルビア属のひとつです。青花や白花があり、涼しげな色が魅力です。原産地では多年草で、条件が合えば次の年も出てきます。当館前庭の宿根草園にも、目立ちませんが毎年出てくるものがあります。
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 夏の一年草花壇は、ブルーサルビアとマリーゴールドが主役です。

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 館内、屋上の展望デッキからは前庭が一望できます。この時期は宿根草類やラベンダーもきれいです。



[アトリウムフラワーガーデン]
【エンゼルストランペット】 ナス科 ダツラ属
 和名は「キダチチョウセンアサガオ」といい、ペルー原産の低木です。「ダチュラ」「ダツラ」など、属名でも呼ばれます。「エンゼルストランペット」(天使のラッパ)は英名で、花の形に由来します。ラッパ型の花は大きく、長さ15cm以上あります。垂直に下がって咲き、大株になると一度にたくさんの花をつけるのでみごとです。
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【ナンヨウサクラ】 トウダイグサ科 ヤトロファ属
 キューバ原産の熱帯植物で、学名を「ヤトロファ インテゲリマ」といいます。房状に咲く花が美しい種類です。花の径は2.5cmほどで、5~8個がまとまって咲きます。花の色はローズレッドです。日本には1965年に渡来しました。
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 中央の花壇は、噴水の水音が涼しいです。ごゆっくりお過ごしください。


[植物企画展]
 アトリウムでは、6月23日まで、「千葉ベゴニア会」の協力で「ベゴニア展」を開催しております。愛好家の方が育てた木立性ベゴニアなど、たくさんの種類、いろいろな大きさのベゴニアがご覧いただけます。
 21日(金)から23日(日)までは、販売もありますので、ぜひお立ち寄りください。

【ベゴニア センパフローレンス “ロト”】 シュウカイドウ科 ベゴニア属
 「ベゴニア センパフローレンス」は、「四季咲きベゴニア」とも呼ばれる、ベゴニアの交配種です。ブラジル原産の「ククラタ」種と、その近縁種との交配から生まれたとされ、交配の歴史は古いです。
 今回の「ロト」は、内側が白、外側に向かって薄く桃色に色づく優美な花で、とても大きな花です。
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 アトリウムで寄せ植えに使っているものと花の大きさを比べると、こんなに違います。

【ベゴニア “ディアレストマエ”】 シュウカイドウ科 ベゴニア属
 茎が立ち上がる木立性ベゴニアのひとつで、株元から数本の茎が伸びる「叢生(そうせい)型」と呼ばれるタイプのものです。花茎が赤、花は白で花弁が細く、優しい印象の小花です。去年の展示の際、販売した中では、いちばん人気があったということです。展示のものは草丈80cmほどです。
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 中庭側(スロープの下)の展示スペース


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 光庭側、窓際の展示スペース


[光庭]
[植物企画展]
 アトリウムから出入りできる光庭では、引き続き「香りを楽しむハーブ展」を開催中です。鉢植えのハーブ類には、直接触れて香りを楽しむことができます。
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 光庭では、アジサイも元気に咲いています。



[中庭]
【マルバデイゴ】 マメ科 エリスリナ属
 三陽ミュージアムの中庭で、この時期から秋にかけて赤い花を咲かせる樹木が、この「マルバデイゴ(デイコ)」です。ブラジルからアルゼンチンにかけて分布するアメリカデイゴの園芸品種で、日本国内では関東以西の暖地で栽培されます。三陽ミュージアムのものは、6月、8月、10月の年3回開花します。
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【グレヴィレア ゴーディーショーディー】 ヤマモガシ科 グレヴィレア属
 グレヴィレアはヤマモガシ科の植物で、約250種ある仲間のうち大部分がオーストラリアの原産です。本種もオーストラリアが原産で、2つの原種からの自然交雑種です。ほふく性がある低木で、地面を這って広がります。花はブラシ型、面白い形をしています。
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 グレヴィレアは池の脇、アトリウム側のヤシの根元で見られます。



[ローズガーデン]
 現在ローズガーデンでは、バラの2番花やユリ、ダリアなど大型の宿根草が楽しめます。

【バラ “クロード・モネ”】 バラ科 バラ属
 桃色とクリーム色のマーブル模様が独特なバラで、花によっての色の違いも楽しめます。ローズガーデンの「バラの美術館」のコーナーで咲いています。
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【アカンサス】 キツネノマゴ科 アカンサス属
 アカンサスのなかまは、地中海沿岸や熱帯アジア、熱帯アフリカなどに50種ほどが分布します。葉の形が美しく、古くから西洋建築の飾り物や、絵画のアカンサス模様のモデルになりました。大きな株に育ち、草丈も高く1mをこえるので、庭の中でもかなりの存在感になります。
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1306005 三陽ミュージアム 見頃の花(6月11日)

 三陽ミュージアムでは、本日より「ラベンダーフェア」が始まりました。前庭のラベンダー花壇は、花穂がたくさん上がって、薄く紫色に色づいています。咲き具合は3分咲きから5分咲きほど。株によって、開花の具合が違います。6月の後半、23日と30日には、当館のラベンダーを使った体験教室などのイベントも予定しています。
 
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 ラベンダー畑の様子です。花はこれから咲きそろいます。

 館内、アトリウムはがらりと模様替えをして、本日より「観葉植物と流木のトロピカルガーデン」というテーマの花壇になりました。南国のリゾートや、熱帯雨林を思わせるような花壇が見られます。

 皆様のお越しをお待ちしております。


[アトリウムフラワーガーデン]
【クルクマ “パールチューリップ”】 ショウガ科 クルクマ属
 クルクマは、熱帯アジアを中心に約50種が分布する大型の多年草です。同じ属の仲間に、古くから栽培される薬用植物の「ウコン」があります。矮性で草丈30㎝くらいのものから、1mをこえる高性の種類まで、いろいろな園芸品種があります。今回は、50cmほどの丈の、白花と赤花の品種が見られます。
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 ヒカゲヘゴと流木が入り、ジャングルのような印象の花壇になりました。

【カスミソウ】 ナデシコ科 ギプソフィラ属
 カスミソウは、ヨーロッパやアジアに広く分布する植物です。種類によって一年草、多年草、低木になるものなど、いろいろな種類があります。花茎が伸びる品種は、切り花にも良く使います。今回、アトリウムに入っているものは、「ムラリス」種の園芸品種だと思われます。草丈20cm程度、花の径が1cmほどと、かなり小さいです。
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 アトリウムの奥の花壇は、ジューンブライド(結婚式)をイメージし、白い花壇になりました。
 上のカスミソウは、ハンギングの鉢に使われています。


[光庭]
 光庭では、植物企画展「香りを楽しむハーブ展」を開催し、60鉢ほどのハーブを展示中です。それぞれ違いのある、ハーブの香りをお楽しみください。
【ヒペリカム カリキヌム】 オトギリソウ科 ヒペリカム属
 ブルガリア、トルコに分布する低木です。長く豪華な雄しべの、黄色い花が特徴です。先週ご紹介した実を見る種類に比べて花がかなり大きく、花の径は5cmほどあります。花茎を伸ばして地面に広がるので、世界中でグラウンドカバーとして使われる種類です。
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[植物企画展]
【ジンジャーミント】 シソ科 ハッカ属
 名前の通り、ジンジャー(ショウガ)に似た、とても爽やかな香りのあるミントです。赤紫色の茎が特徴です。今回の展示では、葉に直接触れることができます。ミントは葉の裏に香りの成分が集まっていますので、優しくさわってみてください。他のミントと香りを比べるのも楽しいですよ。
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[中庭]
【カシワバアジサイ “ハーモニー”】 ユキノシタ科 アジサイ属
 カシワバアジサイは、北アメリカが原産のアジサイの一種です。日本のアジサイが半球形なのに対して、円錐のような、長く伸びた花をつけます。この「ハーモニー」という品種は、花の部分がすべて装飾花になる品種で、花がもこもことしています。一般的なカシワバアジサイをご存知の方でも、あまり目にすることのない品種だと思います。
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[温室]
 温室では、紹介する花以外にも、アリストロキアやハイビスカス、ヒスイカズラ、睡蓮などの花が見られます。 
【チランジア “ブラキカウロス”】 パイナップル科 チランジア属
 温室にあるチランジア(エアープランツ)の仲間は、このブログでもたびたびご紹介していますが、今回また新しく花が咲いた種類があります。この 「ブラキカウロス」種は、メキシコ南部から中央アメリカに分布する種類で、葉によく似た苞の部分が赤くなるのが特徴です。花は紫色です。

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 エアープランツコーナーの右下にあります。


[キッチンガーデン]
 キッチンガーデンではトマトやナスなど夏野菜類、バジル、マリーゴールドなどが元気に育っています。
【ミニトマト “トスカーナバイオレット”】 ナス科 ナス属
 実が紫色になるタイプのミニトマトで、現在花と小さい実がついています。花は小さく径2㎝程度、よく見ると花茎の部分はかなり毛深いです。下に植わっているバジルは害虫をよけるなどの効果がある、トマトと相性の良い植物で、「コンパニオンプランツ」と呼ばれます。
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[前庭]
【ニューサイラン】 ユリ科 フォルミウム属
 ニュージーランド原産の植物で、原産地では古くから葉から繊維をとって織物や漁網にしたり、根から湿布剤作ったり、花から蜜をとったりした非常に有用な植物です。主に葉を見る種類の植物で、小型のもの、斑入りのものなど、園芸品種もたくさんあります。前庭のものは銅葉の品種です。現在花が咲いていて、草丈は2mほど、花茎は3mほどあります。
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【ハイドランジア “アナベル”】 ユキノシタ科 アジサイ属
 以前、5月28日のブログでアトリウムの花として「ピンクのアナベル」をご紹介しましたが、前庭の花壇で、白花の「アナベル」が現在見ごろです。北アメリカ原産のアジサイで、春に花芽ができるので、冬に短く刈り込んでも花をつけるという特徴があります。真っ白な花は、梅雨空にもよく似合います。
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【ロシアンセージ】 シソ科 ペロフスキア属
 アフガニスタン、パキスタン、ヒマラヤ西部などに分布し、実はロシアともセージ(サルビアの仲間)ともあまり関係のない植物です。葉や茎が銀色で美しく、藤色の花も広がってついて爽やかです。全草に強い香りがあります。
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 アナベルとロシアンセージは、この時期の前庭で特に目立つ植物です。


[ローズガーデン]
 ローズガーデンでは、大型のダリアやユリが、バラの2番花とともに見ごろになっています。とても華やかできれいな時期です。ご来館の際は、ぜひお立ち寄りください!
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1306004 バラの開花状況(6/6)

 三陽ミュージアムでは、ローズフェアを6月9日の日曜日まで開催しています。ローズガーデンのバラは、つるバラなど一部の種類では盛りを過ぎていますが、まだまだ美しい花が見られます。
 それでは、現在咲いているバラの花を中心に、ローズガーデンの様子をご紹介します。

【バラ “スペクトラム”】 バラ科  
 大きくカラフルな花が魅力のつるバラです。ローズガーデンのいちばん奥、パルコースに近いエリアのアーチで見られます。咲いているのが低い位置なので、花も見やすいです。
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[ハーブの小庭]
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 「ハーブの小庭」は、ローズガーデンの入り口の近く、温室の脇にある小さなハーブガーデンです。
 バラとたくさんの種類のハーブが見られます。

【アーティチョーク】 キク科
 「ハーブの小庭」の中で、つぼみが大きく育って目をひきます。つぼみの時期に、この「うろこ」ような部分を食用にします。花はアザミに似た巨大な花です。
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[バラの美術館]
 「バラの美術館」のコーナーでは、芸術家やその作品の名前が品種名になったバラの花々をご覧いただけます。

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【バラ “ミケランジェロ”】 バラ科
 やわらかな黄色の花が優しい印象のつるバラです。元気がよく、アーチの内側でも咲いています。
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[ハマナスの丘]
 「ハマナスの丘」は、「バラの美術館」のコーナーの後ろ側から温室に向かって小高くなった斜面で、ハマナス、イソギク、ハマギク、ハマヒルガオなど、海浜性の植物を集めてあります。
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【バラ “ザ・マッカートニー・ローズ”】 バラ科
 品種名は元ビートルズのメンバー、「ポール・マッカートニー」から。濃いピンク色の、大輪の花です。強健で育てやすく、国際コンクールでたくさんの受賞歴があります。
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【ブラシノキ】 フトモモ科
 ブラシノキはオーストラリア原産の樹木です。花の形がブラシに似ていることからこの名前になりました。
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[バラの海]
 バラの海のコーナーでは、ユリやホタルブクロなどの宿根草がバラとともに元気に咲いています。
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【バラ “ヨハン・シュトラウス”】 バラ科
 品種名は19世紀に活躍した作曲家からきています。外側は淡い桃色、内側はサーモンピンクの花です。
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【ホタルブクロ】 キキョウ科
 釣鐘型の花がかわいらしい、日本の山野にも自生する宿根草です。
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 ユリの花も色鮮やかで目をひきます。

【バラ “レディ・エマ・ハミルトン”】 バラ科
 橙色の花壇にあります。「イングリッシュローズ」のひとつで、やや赤みのある、やわらかな橙色をしています。
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 「バラの海」のコーナーの端、柵の脇にある鉢植えのバラは、ちょっと珍しい種類です。

【ローズ・ドール・ド・モントルー(モントルーの黄金色のバラ)】 バラ科
 千葉市の姉妹都市、スイスのモントルー市から、姉妹都市提携を記念していただいたバラです。大変デリケートなバラですが、名前の通り、黄金色に輝きます。
 
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