花の美術館市民展示
フォトフラワークラブ写真展「花彩々」
会場:花の美術館2階市民展示室
期間:3月26日(火)~3月31日(日)
3月26日(火)より花の美術館1階多目的室では、てがみ絵・はがき絵「楽」による作品展示「四季折々の花々と風景を描く」を開催中です。「楽」を主宰する柴田信子さんは、千葉市美術協会会員で、カルチャーセンター等での講師の他、水彩色鉛筆に関する本も出されております。「楽」は、イオン文化ホールで水彩・油彩・色鉛筆・パステル・デザイン等での、絵画制作を行っておられます。
期間中は、簡単な絵てがみの体験教室も随時実施しております。(はがき大 100円)
この機会にぜひご参加ください。
てがみ絵・はがき絵「楽」作品展「四季折々の花々と風景を描く」
会場:花の美術館1階多目的室
期間:3月26日(火)~3月31日(日)
花の美術館では、館内も外の庭でも色々な春の花がお楽しみいただけます。外庭ではチューリップが開き始めたほか、ポピーの花畑やスイセン類などが見ごろになりました。館内アトリウムは、「モネの庭より 色彩のアトリウム花壇」のテーマで、マーガレットやクレマチス、ルピナス、デルフィニウムなど、春から初夏に咲く花を使用した花壇を展示しています。
ぜひ、春らんまんの花の美術館をお楽しみください。
[アトリウムフラワーガーデン]
【アルメリア】 イソマツ科 アルメリア属
アルメリアはイソマツ科の植物で、「ハマカンザシ」とも呼ばれます。北半球を中心に広く50種ほどが分布します。草丈は低い種類が多く、この園芸品種として出回る「アルメリア」も、草丈は20cmに満たないほどです。茎の先端に、小花が半球状にまとまった形の花をつけます。乾燥を好み、ロックガーデンや石垣の上など、乾きやすい環境に向きます。
「モネの家」の脇で、花壇の縁取りに利用しています。
【ルピナス】 マメ科 ルピナス属
品種名不明ですが、「カサバルピナス」という種類だと思われます。青い花で、それほど背の高くならないルピナスで、青い花が美しいです。草丈は40~50cmほど、花つきはややまばらです。
【リナム】 アマ科 アマ属
リナムはアマ科の植物で、温帯および亜熱帯地方に90種が分布します。アマは漢字では「亜麻」で、茎から繊維をとるほか、花の美しいものは花壇や切り花用に、そのほか薬用、食用にも利用します。今回のアトリウムのものはピンク、赤、サーモンピンクの花で、背が高く、細い茎が繊細な印象です。
[温室]
温室では、現在ヒスイカズラやテンニンカの花が見ごろです。ランの花もたくさんあり、とても華やかです。
池にかかる橋の手前に、食虫植物がまとめて見られるコーナーができました。現在はウツボカズラの仲間が見られます。
1階の橋からは「ヒスイカズラ」の青い花が見られます。これからもどんどん開きそうです。
「ヒスイカズラ」の説明は、3月12日の「見頃の花」のブログ(リンクはこちら http://sanyo-museum.doorblog.jp/archives/25525074.html )をご覧ください。
[キッチンガーデン]
【カリフラワー “オレンジブーケ”】 アブラナ科 アブラナ属
キッチンガーデンでは、アブラナ科の野菜が花盛りになっています。今、特に珍しいと思われるのがこのカリフラワーです。
育ってきてわかりましたが、ブロッコリーに比べてかなり若い花蕾(つぼみ)を食用にしているようで、食べている状態からは想像がつかないような、径が1~2㎝ほどの花がつきました。花は薄い黄色で、ブロッコリーやハボタンの花によく似ています。
【ミツバアケビ】 アケビ科 アケビ属
国内の山野に自生するつる性の植物です。通常4月~5月に開花するのですが、今年は気候のせいか、とりわけ早く花がつきました。ひとつの木に、雄花と雌花を別々につけます。写真の開いて見える大きいものが雌花です。実が食用になりますが、1本では実をつけづらい性質(自家不和合性)があります。
[前庭]
【バルボコジューム】 ヒガンバナ科 スイセン属
バルボコジュームは、スペイン、ポルトガル、アルジェリア、モロッコなど、地中海沿岸の西側に自生するスイセン属の植物です。副花冠(内側の花弁)が大きく目立ちます。草丈は10~20cmほどで、葉は細いです。
【ラナンキュラス フィカリア】 キンポウゲ科 ラナンキュラス属
ヨーロッパから西アジア、北アフリカにかけて広く分布する多年草です。「ヒメリュウキンカ(姫立金花)」という名前でも流通しますが、「リュウキンカ(立金花)」とは別属の植物です。草丈は低く、径が3cmほどの黄色い花をつけます。葉や花弁には光沢があります。八重咲きや白花の園芸品種もあります。
花壇のふちで咲き始めました。とてもかわいらしい花です。
【ソメイヨシノ】 バラ科 サクラ属
ソメイヨシノはサクラの園芸品種の代表種ともいえる、国内でも数多く植えられている品種です。江戸時代に、エドヒガン系のサクラとオオシマザクラの交配から誕生したといわれています。去年開花し、見頃になったのは4月10日のあたり、今年は2週間ほども早くに見頃をむかえました。花は開いた時はほぼ白で、咲きすすむにつれて色が濃くなります。
花の門から入ってすぐの左側に、ソメイヨシノが1本だけあります。前庭ではチューリップも咲き始めました。
[通用路脇花壇]
【ハナモモ“照手桃”】 バラ科 サクラ属
ふるさとの道の建物側では、ハナモモの木が花をつけいています。ハナモモはモモの中で花を観賞用にする品種の総称で、この「照手桃(テルテモモ)」は、ほうき型の樹形が特徴です。このほか、近くに同じハナモモでも花がピンク色と白のまだらになる「源平(げんぺい)」という品種が植わっています。
[ローズガーデン]
【スノーフレーク】 ヒガンバナ科 レウコユム属
オーストリア、ハンガリー、南部ヨーロッパが原産の球根植物です。草姿や形状がスイセンに、花がスズランに似ていることから「スズランズイセン(鈴蘭水仙)」とも呼ばれます。長い茎の先に、1~4個のベル型の花をつけます。花弁のふちに緑色の斑点があり、それがまたかわいらしいです。
ローズガーデンでは、スイセン、チューリップなども見ごろになってきました。