2013年02月

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1302016 花の美術館 見頃の花(2月26日)

 花の美術館では、本日から「春色フェア」が始まりました。屋外花壇でハナナ(菜の花)が見ごろになっているほか、館内・アトリウムフラワーガーデンでは展示が変わり、「モネの庭より色彩のアトリウム花壇」というテーマになりました。春らしい、色とりどりの花をどうぞお楽しみください。
 また、植物企画展「クリスマスローズ展」が始まり、原種や交配種などのクリスマスローズ30種の展示を行っています。お越しの際は、ぜひ合わせてご覧ください。



[アトリウムフラワーガーデン]
【プリムラ オブコニカ “タッチミーブルー”】 サクラソウ科 プリムラ属
 原産地は中国西部からヒマラヤにかけてで、野生種のものは淡桃色か淡紫色です。花は10~20cmほど伸びた花茎の先に、3cmほどの花が球状に咲きます。園芸品種が多数あり、花色も様々です。
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【ディモルフォセカ】 キク科 ディモルフォセカ属
 南アフリカ原産の多年草です。キク科の「オステオスペルマム属」と非常に近縁で、以前には同じ属とされていたこともありました。明るい時間によく開き、夕方になったり曇りの日は閉じます。花の色は黄色、オレンジ色、白などがあり、上記の「オステオスペルマム」との交配種と思われる、ピンク色や赤紫色の花も、「ディモルフォセカ」の名前で流通します。 
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【ラナンキュラス】 キンポウゲ科 ラナンキュラス属
 ラナンキュラスはキンポウゲ科の球根植物です。2週間ほど前の「見頃の花」のブログでは、矮性(草丈の低い)ものを紹介しましが、今回は草丈の高いものが登場しました。40cmほどの茎に、10cmもあろうかという大きな花がつき、とても鮮やかです。 
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【西洋オダマキ】 キンポウゲ科 オダマキ属
 オダマキの仲間は北半球の温帯に50種ほどが知られる多年草で、日本にも野生種が数種類あります。交雑しやすく、いくつかの原種の交配から、たくさんの園芸品種が登場しています。 
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【ヒュウガミズキ】 マンサク科 トサミズキ属
 「ミズキ」という名前ですが、ミズキ科ではなくマンサク科の植物です。落葉低木で、半球形の美しい樹形を作ります。野生のものは福井、京都、兵庫にのみ分布します。公園木としてよく植え込みに利用され、早春の花のほかに秋の紅葉も美しいです。
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 アトリウム中央の花壇です。


[植物企画展]
 アトリウム内、光庭側の窓際で、「クリスマスローズ展」が始まりました。原種や交配種など、30鉢の展示と、ポスターによる解説を行っています。
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【ヘレボルス リヴィダス】 キンポウゲ科 ヘレボルス属 
 スペインのマジョルカ島に自生する原種です。「リヴィダス」とは、「鉛色、青みがかった灰色」を意味し、花の色にちなみます。花も葉も小さな種類ですが、何とも言えない色味が魅力です。
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[温室]
【ペトレア ウォルビリス】 クマツヅラ科 ペトレア属
 メキシコと中央アメリカに原産し、高さ12mになる常緑のつる植物です。長いものは30cmにもなる淡青色の花序(花の集まり)をつけます。花の周りのがくもさらに薄い青色で、こちらは花が落ちてからもしばらくついており、美しいです。
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 温室2階、階段から見て左側の花壇にあります。

 

[前庭]
 前庭ではもう少しの間、ハナナ(菜の花)が見られます。
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[通用路脇花壇]
 柵の付け替え工事に合わせ、前庭と柵を隔てた通用路の間に、新しく階段が設置されました。前庭のラベンダーの花壇の脇です。ぜひご利用ください。
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 (前庭側から見たところ)

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 (通用路側からみたところ)

 通用路脇花壇では、クリスマスローズのつぼみが上がってきているほか、冬から早春にかけて咲く低木類が元気です。その中から2つ、ご紹介しましょう。

【ギョリュウバイ】 フトモモ科 レプトスペルムム属
 ギョリュウバイはニュージーランドとタスマニアに分布する低木で、冬から春に開花します。原種は一重咲きですが、園芸品種で八重咲きのものが多く出回っています。花は径が1.5cmほどで小さいですが、かわいらしいです。花の美術館の屋外の庭に、赤花、桃花の品種が植栽されています。冬の間に見られる数少ない花木のひとつです。
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【ジャノメエリカ】 ツツジ科 エリカ属
 南アフリカのケープ地方が原産の低木です。和名は花の中の黒い葯が目立つところからきています。花は桃色、ひとつひとつの花は5mmほどでとても小さいのですが、枝先に群れて咲くので枝先全体が桃色がかって見えます。花は11月ごろから、春まで開花します。
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1302015 木版画展 花と自然

2月26日(火)より、花の美術館2階展示室では、版画を作る会の皆さんによる作品展示「木版画展 花と自然」を開催します。版画を作る会は、版画家の船崎光治郎氏の指導のもと1966年に発足した歴史ある同好会です。
千葉市と船橋市を拠点に、年2回の作品発表、手摺りのカレンダー制作、スケッチ散歩やそば打ち会など精力的に活動されてます。

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すばらしい作品の数々、どうぞお楽しみください。


花の美術館市民展示
木版画展 花と自然
展示:版画を作る会
会場:花の美術館2階市民展示室
期間:2月26日(火)~3月3日(日)

1302014 ジュエリーフラワー作品展示

2月26日(火)より、花の美術館1階展示室では、Choi`sジュエリーフラワースタジオの皆さんによる作品展を開催しております。ジュエリーフラワーは生花やプリザーブドフラワーを素材として、お花に特殊なコーティングを施し、アクセサリーや小物、日用品などを作ります。手作りの作品はどれも世界に一つだけのオリジナルです。
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期間中の週末には、簡単な体験教室も予定しております。
この機会にぜひ「ジュエリーフラワー」の世界に触れてみてください。

花の美術館企画展示
ジュエリーフラワー作品展示
期間:2月26日(火)~3月3日(日)
展示:Choi‘S(チョイズ)ジュエリーフラワースタジオ
会場:花の美術館1階多目的室

1302013 花と緑の写真展

2月19日(火)より、花の美術館2階展示室では、高浜六丁目写真クラブによる作品展示「第15回花と緑の写真展」を開催中です。高浜六丁目写真クラブは、町内の写真愛好者が集まり、写真家黒川千明さんご指導のもと勉強会や撮影会を実施し、写真技術の向上と会員相互の親睦を目的に写真ライフを楽しんでいるクラブです。

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花の美術館市民展示
第15回花と緑の写真展
高浜六丁目写真クラブ
期間:2月19日~2月24日
会場:花の美術館2階市民展示室

1302012 花の美術館 見頃の花(2月19日)

 今日はこの冬に入って数回目の雪になりました。外の花は少し寒そうですが、館内のアトリウムや温室は暖房が入り、植物たちも元気に咲いています。
 アトリウム花壇は、「モネの庭と作品を楽しむ」のテーマの展示が残すところあと一週間となりました。来週からの展示も楽しみなところですが、現在のチューリップ畑をイメージした花壇は春らしくとても素敵です。ご覧になりたい方は、ぜひ今週中にお越しください。
 外の庭では、ハナナ(菜の花)、ビオラ、パンジーなどがきれいです。

 なお、現在、花の美術館の前庭でトレリス(木製フェンス)の付け替え工事を行っています。通りにくくなっている部分や通行できなくなっている場合がありますが、どうぞご了承ください。
 また、ローズガーデンでは芝生の張り替え作業のため、作業の状況によってパルコース側の入り口が通行止めになっていたり、通路が狭くなっていることがあります。今週中は作業のためご迷惑をおかけすると思いますが、ご協力をお願いいたします。

[アトリウムフラワーガーデン]
 モネの家や庭、彼の作品をイメージした花壇で、ストックやプリムラ(サクラソウの仲間)、春咲きの球根類などを中心とした花々がご覧いただけます。

【ムスカリ】 ユリ科 ムスカリ属
 春咲きの球根植物で、原産は地中海地方から西南アジアにかけての地域です。円錐形に小花がまとまった形の花序に、鈴のような下向きの花をつけます。花の色は紫が多いですが、最近では白、青や水色などの園芸品種も登場しています。 
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【チューリップ “ファンシーフリル”】 ユリ科 チューリップ属
 かわいらしいピンク色のチューリップで、花弁のふちに細かい切れ込みが入ります。このような花弁のチューリップを、咲き方の分類で「フリンジ咲き」といいます。 
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【ハナカイドウ】 バラ科 マルス属
 分類ではリンゴに近い落葉低木で、原産地は不明です。中国で古くから園芸種として利用されており、日本には江戸時代(1700年代はじめごろ)に渡来しました。花柄が長く、枝垂れたように咲くのが特徴で、淡紅色の花が美しく、庭木や鉢植えとして人気があります。
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 アトリウム中央の花壇は、球根の花々やサイネリアなど、花でいっぱいです。

【サイネリア “ティア ブルー”】 キク科 ペリカリス属
 今まで多くあった「セネッティ」という品種に比べ、草丈の低い品種です。花は白地で、中央に薄く青い色が乗って、とても美しいです。
 写真の後ろ側に写っているのが「セネッティ」で、同じ高さに植わっています。草丈の違いが分かります。
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 写真奥の、柱に貼ってあるポスターの絵をイメージした花壇です。

 

[温室]
 管理作業のため、1週間ほどお休みをいただいた温室も見られるようになりました。
 
【ジャスティシア シャイドヴァイレリ】 キツネノマゴ科 ジャスティシア属
 属名は、和名でいうと「キツネノマゴ属」。日本の道端でよく見かける「キツネノマゴ」と同じ属の植物です。紅色の苞から飛び出す花は紫色、他の植物の陰でさほど目立ちませんが、よく見るととても面白い花です。
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 温室に入ってすぐ右側、大きなシダの葉の下で咲いています。

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 温室の1階、橋の先はベゴニアと蘭の花がきれいなコーナーになりました。


【チランジア ゲミニフロラ】 パイナップル科 チランジア属
 チランジアは葉から水分などを吸収する着生植物で、土が必要ないため「エアープランツ」と呼ばれる仲間の植物です。この「ゲミニフロラ」は、ブラジルからアルゼンチン北部にかけて分布し、花は濃いピンク色、葉は狭い三角形です。
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 いろいろなエアープランツが見られます。



[前庭]
 前庭では、ビオラやハナナの花が見られます。ハナナは満開です。
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 17日(日曜)のハナナの様子です。かなり草丈が伸びてきました。

【クロッカス】 アヤメ科 クロッカス属
 クロッカスは、主に地中海地方から小アジアにかけて分布する球根植物で、今までに80種が確認されています。種によって春咲き、秋咲のものがあります。春咲きの原種の交配などによっていろいろな園芸品種が生まれ、秋植えの球根としてよく流通します。色は紫、白、黄色などがあります。花の美術館の前庭で現在咲いているのは寒咲き系のクリーム色と白い花で、クリーム色が「クリームビューティー」、白が「アードシェンク」という品種です。草丈は5㎝ほどで、かなり小さいです。また、館内では紫色の花が見られます。
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 花の門を入って右側の斜面で見られます。暖かい日によく開きます。



[脇庭ボーダーガーデン]
【パンジー】 スミレ科 スミレ属
 「ビオラ トリコロル」というヨーロッパ、西アジアに広く分布するスミレの一種が親になって生まれた園芸品種で、1800年代からヨーロッパで盛んに交配や品種改良がおこなわれ、現在のような大きな花をつけるものになりました。「ビオラ」に比べると、花の数は少ないですが花がかなり大きく、存在感があります。
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 脇庭の他、敷地内や館内の色々なところで見られます。



[ローズガーデン]
 ローズガーデンでは、以前にご紹介したクリスマスローズの花の色が変化し、また違った姿をお楽しみいただけます。また、ほかの株でも花芽が上がってきました。

【クリスマスローズ】  キンポウゲ科 ヘレボルス属
 ローズガーデンでもとびぬけて早く開いた株で、咲きはじめは白い色をしていましたが、だんだんピンク色に変化してきました。クリスマスローズの花びらは、「がく」の変化したものなので、ほかの花に比べて花が長く楽しめる特徴があります。
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 1月22日のブログで紹介した時には、こんな色をしていました。同じ株とは思えないような、色変わりです。

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 来週には、館内でもクリスマスローズ展が始まります。どうぞお楽しみに!
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